M’Cheyne Bible Reading Plan
賛美の捧げ物
13 血の繋がった兄弟、姉妹たちのようにお互いを愛し続けよう! 2 自分たちの家に招き、いつだって人々を迎え入れて助けてあげることを忘れずに!ある人はまた、迎え入れた人が天使だと気付かずにもてなしていることもある。 3 牢屋で生活している人々のことも忘れずに。自分が牢屋にいる気持ちで、彼らのことを思い浮かべなさい。苦しみを受けている人たちのことも同時に考えてあげなさい。彼らの苦しみを感じながら彼らを覚えなさい!
4 結婚はすべての人によって尊重されるべきものだ!そして、全ての結婚では夫と妻との間で汚れのない純粋さを保つ必要がある。神は性的な過ち、また不倫や不道徳に生きる者たちを有罪とする。 5 お金を愛するという思いから自由を得なさい!今あるもので満足して生きるのだ!神はこう言う。「わたしはあなたから決して離れない!決してだ!」——【申命記31:6より引用】 6 それを聞き、私たちはこう思った。
「王である神は私の助け主だ!
私は何も恐れず、
誰も私に手をかける者はいないのだ!」——【詩篇118:6より引用】
7 あなたのリーダー達に敬意を示しなさい!彼らはあなた達に神のメッセージを伝えてくれた。彼らがどのように生き、どのように死んでいったのか、覚えているか?彼らの信仰をそのまま受け継ごうじゃないか!
8 イエス・キリストは昨日も今日も、そして永遠に変わらない!同じなんだ! 9 全ての教えを受け入れて、変な教えで悪い方向に導かれないように注意しなさい!頼るのは神の恵みのみ!それだけだ!神の恵みは霊的に力を与える。どんなものを食べるかといったルールから力をもらわなくても良いのだ!そんなルールに従ったところで、誰一人助けられない!
10 私たちには祭壇がある。——【祭壇とはイエス・キリストのこと】
聖なる幕屋の内側で奉仕する祭司たちは、私たちが持っている生贄を共有し合うことが出来ない。 11 大祭司は動物の血を持って最も聖なる場所に入り、人間の過ちのためにその血を神に捧げる。しかし、その動物の肉はそのテントを張ったキャンプ地の外で完全に焼かれるのだ。 12 だからこそ、イエスもまた街の外で苦しみを受け、死に、その血によって彼の国民を聖くした。 13 そう!こうして私たちはキャンプ地の外にいるイエスの元に行き、イエスが受けたその恥じらいを同じように受け取る必要がある。 14 私たちはこの地上に永遠の都を持っているのではない。むしろこれから来る将来の都を待ち望んでいるのだ。 15 イエスを通して神への生贄を捧げ続けるべきだ。そして、その生贄とは神の名を讃え、神への感謝を捧げること。 16 正しいことをし続けなさい!持っているものを他の人と分かち合いなさい。このような犠牲は神を本当に喜ばすからだ。 17 あなたのリーダー達の指示に従いなさい!喜んで彼らが言ったことをするのだ。彼らリーダー達は、神への責任がある。その責任とは、あなた達の霊的な健康面についてだ。だからこそ、リーダー達はあなた達を守ろうと、目を光らせているのだ。彼らリーダー達に従いなさい!そうすれば彼らの仕事に悲しみを生むのではなく、喜びを生むことが出来る。彼らリーダー達に問題ばかり持って行ったところで、あなた達の助けにはならないはずだ!
18 私たちのために祈り続けなさい!私たちはいつだってベストを尽くすことに幸せを感じている。なぜなら、正しいことをしたいと思っているからだ。 19 だから、あなた達に強くお願いをする。祈ってくれ!神が私を出来るだけ早くその場所に送り返してくれるようにと、祈ってほしいのだ。私はどんなことよりもそうしたいと願っている。
20-21 私はあなた達が必要としている全ての良いことが、神の平安によって与えられるようにと祈っている。そうすることで、あなた達は神の望んでいる通りのことが出来るようになる。神こそ死からよみがえった私たちの王であるイエスだ。そして素晴らしい羊飼いでもある。イエスが流した血によって、神はイエスをよみがえらせた。決して終わりのない新しい契約を運んで来てくれたということだ。私は、神がイエス・キリストを通して働き、あなた達がイエス・キリストを喜ばせることができるようにと祈っている。キリストの栄光が永遠にあるように。アーメン!
22 私の兄弟、姉妹よ!あなた達がこのメッセージを励ましとして受け取り、忍耐力を失わないようにと願っている。私は出来るだけ簡潔に話したつもりだ。
23 私の兄弟であるテモテが現在、牢屋から解放されたということを知っておいてほしい。もし近々、私の元に彼が来るというのなら、あなた達のところにも彼を連れて行き、もう一度みんなで集まりたいと思っている。
24 ぜひ、あなたのリーダー達と神の人々によろしくと伝えてくれ。イタリアから来た人々もあなた達によろしくと挨拶をしている。
25 あぁ、神の恵みがあなた達すべての人々の上にあるようにと私は祈っている。
イエスの誕生
(マタイ1:18-25)
2 アウグストゥス・カイザルがローマの支配下にある国の全ての人に命令を出したのは、イエスが誕生する頃とちょうど同じ時期のことだった・・・その命令とは、その地域に住む全ての人の名前をあげ、税金者リストをつくることだった。 2 この住民登録はキリニウスがシリア州の総督であった時に行われ、初めての全住民国勢調査であった。 3 そして、自分の名前をリストに登録するために、全ての人は自分の故郷へと帰って行ったのだ。
4 そこでヨセフはガリラヤ地方にある町のナザレ村を出ると、ユダヤにあるベツレヘムの町に行った。その町はダビデの町として知られていた。ヨセフはダビデの家系から来ていたのでその町に行ったのだ。 5 こうして、ヨセフと婚約していたマリアも一緒に住民登録を済ませた。(その時、彼女は妊娠していた) 6 う゛っ・・・ヨセフとマリアがベツレヘムの町にいる時、マリアの陣痛が始まった。 7 そして彼女は長男を出産した。マリアはその子を布で包み、牛の餌を入れる箱に寝かせた。宿がどこもいっぱいだったため、彼女はその子をそこに寝かしたのだ。
羊飼いがイエスについて聞く
8 その夜、ベツレヘムの町外れにある野原では、羊飼いたちが羊の面倒を見ていた。 9 ピッカーーーン!王である神の天使が彼らの前に現れ、神の栄光が彼らの周りで輝いていた。羊飼いたちはおびえていた。 10 天使が彼らに言った。「恐れなくていい!神の国民みんなが喜ぶ、とっても素晴らしい最高な知らせをあなた達に持ってきた! 11 今日、ダビデの町であなた達の救い主がお生れになった!彼はメシヤであり、王である! 12 その子がメシヤであると分からせてくれる目印はこの通りだ・・・その子は布きれで包まれ、家畜の餌箱の上で寝かされている。あなた達はその子を探し当てるだろう!」
13 1人の天使がそう言うと、ヴオ゛オ゛オ゛オ゛オ゛ーーーその天使に続いて天から天使の大軍が加わった。そして、みんな神を讃えて歌い始めた!
14 「♪~天の神を讃えよ
地上で彼を喜ばせる人たちに平安があるように♫~」
15 天使たちは羊飼いから離れて天に戻っていった。羊飼いたちはお互いに言った。「行こう!見に行こうぜ!ベツレヘムだよな!王である神が俺たちに最高な出来事を伝えてくれたんだ!」
16 そこで彼らは走って行き、マリアとヨセフが泊まる牧舎を見つけた。すると、餌箱の上には横になっている赤ん坊がいた。 17 羊飼いたちは赤ん坊を見て、天使がこの子について何を話されたのかをみんなに聞かせた。 18 彼らが言ったことを聞いた全ての者は驚いた。 19 マリアはこれらのことに思いを巡らし、一生懸命に理解しようとしていた。 20 羊飼いたちは羊のもとに戻ると、神を讃えながら全ての聞いたこと、見たことを神に感謝した。それは全て天使が彼らに伝えた通りのことだった。
21 生後8日経つと、その子は割礼を受け、イエスと名付けられた。この名前は、マリアが妊娠する前から天使によって命名された名前だった。
イエスを神殿に
22 夫婦であるマリアとヨセフは、神を賛美するにあたって、妻・マリアが十分に清いとされる時が来るまで、礼拝することを待たなければならなかった。これはモーセの掟にあるように、出産後に子を産んだ女性に求められていることだった。【掟では出産40日後に神殿で賛美することが許されている】この期間が経過した後、彼らはイエスをエルサレムに連れてきて、神の前に差し出した。 23 これは王である神の掟に書かれている。「母親の最初の赤ちゃんが男の子の場合、その子は天の王のものである」 24 また、神の掟には、人々は犠牲を払わなければならないとある。それは、「2匹のハトを犠牲にしなければならない」ということで、ヨセフとマリアはそれを行うために、エルサレム入りしたのだ。
イエスに会うシメオン
25 神に献身的で善良な人であるシメオンという男性がエルサレムに住んでいた。彼は神がイスラエルを助けに来る、その時を待っていたのだ。聖霊が彼の元に来ると、 26 彼にこう伝えた。「神からの救い主を見る前にお前は死ぬことはない」 27 こうしてその日、神の霊はシメオンを神殿に導いた。マリアとヨセフが掟で言われていることを行うために赤ちゃんのイエスを連れてきた時、シメオンはその場にいた。 28 そして、シメオンは赤ちゃんを抱きしめて、神に感謝した!
29 「王である神、あなたは約束を守ってくださった!
これであなたのしもべは、安心して死ねます。
30 あなたがどのように神の国民を救うのか、
この目で私は見ることがでました!
31 これであなたの計画を誰でも見ることができる!
32 彼は全ての国々をあなたへ導く光、
彼はイスラエルの人々に敬意をもたらす!」
33 イエスの父親と母親はシメオンが言ったことを聞いて驚かされた。 34 それからシメオンは彼らを祝福し、マリアに言った。「多くのユダヤ人が倒れ、多くがこの男の子のために立ち上がる。彼は、ある者たちには受け入れない神からのしるしとなる。 35 こうして、多くの人の秘密の思いが明らかにされる。彼に起こることはあなたにとって苦しく痛いことだろう。まるで、剣があなたの心を突き刺すようなものだ」
イエスに会うアンナ
36 その時、アンナという預言者も神殿にいた。彼女はアセル族のパヌエルの家系からの出身だった。彼女はとても歳をとっていた。彼女は若いときに結婚したが、夫とは7年しか一緒に住んでいなかった。 37 夫が亡くなる直前の7年間を一緒に過ごしたのだ。現在、アンナは84歳だが、彼女は神殿を離れることは決してなかった。昼も夜もそこにいて、断食と祈りによって神を讃えていた。
38 ヨセフとマリアが神殿に来た時、アンナはそこにいた。アンナは神を讃え、神がエルサレムを解放してくれることを待ち望む全ての人に、イエスのことについて語った。
家に帰るヨセフとマリア
39 さて、神の掟どおりに手続きや儀式を終え、3人はガリラヤ地方のナザレ村に帰っていった。 40 小さな男の子のイエスは成長し、力強くなり、知恵に満たされていた。神が彼を祝福していたのだ。
少年イエス
41 イエスの両親は毎年、過越祭のためにエルサレムを訪れた。 42 これはイエスが12歳の時のこと・・・彼らはいつものように祭りに出かけて行った。 43 祭りが終わると、彼らは家に向かったが、イエスだけはエルサレムに残ったのだ。彼の両親はこのことに気付いていなかった。 44 彼らは一日中旅を続け、イエスがグループの中に一緒にいると思っていたのだ。イエスがいないことに気付いた彼らは、家族や親しい友人の中から彼を探し始めた。 45 しかし、彼を見つけられなかったので、彼らはイエスを探しにエルサレムへと戻っていった。
46 3日後・・・彼らはイエスを発見した。イエスは神殿の近くで宗教の教師たちの中に座り、教えを聞いたり、質問をしたりしていた。 47 彼から聞いた人はみんな、彼の理解と賢い答えに驚かされていた。 48 イエスの両親が彼を見た時、その光景はとても信じられなかった。そして、イエスの母親が言った。「イエス、何でこんなことをしたの?お父さんもお母さんも、あなたのことをすごく心配したのよ?ずっとあなたを探してたの!」
49 すると、イエスが言った。「なんで僕を探す必要があったの?僕がお父さんの家にいなくちゃいけないのは知ってたはずでしょ」 50 しかし、彼らはイエスが言っていることの意味が理解できなかった。
51 イエスは彼らと一緒にナザレ村へ帰り、彼ら両親に従った。しかし、彼の母親はこれらのことがずっと頭から離れなかった。 52 イエスは歳をとるにつれ、更に知恵を増し加えていった。神は彼を喜び、彼を知っている者も喜んだ。
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