M’Cheyne Bible Reading Plan
イエスの模範を示してこう!
12 私たちは今、模範とすべき素晴らしい人々が周りにいる環境にある。彼らの生き様を見ていると、信仰とはどういうことなのかを教えてもらえる。そう!だから私たちも彼らと同じように、信仰のレースを走ろうじゃないか!私たちの目の前にあるそのレースを諦めずに走り続けるのだ!行く手を阻むものは振り払い、私たちにつまずきを与えるその過ちを振るい落そうではないか! 2 足を止めることはせず、ひたすらイエスを見るのだ!イエスこそ私たちのリーダー、信仰のリーダーだ!イエスによって私たちの信仰が完全なものとされる!イエスは十字架で苦しみ抜いたが、まるでそれを感じさせないようにその恥を受け止めた。それは十字架上でこれから来る素晴らしい光景を感じ取っていたからこそ、彼は喜んでいたのだ。そして今、イエスは神の右の王座に座っている。 3 イエスのことを考えろ!彼は忍耐強く耐え抜き、過ちをおかしている人々からのバッシング、怒り、侮辱を真正面から受け止めた!イエスのことを考えろ!そうすれば、自分が今やっていることに対しても諦めず、踏ん張り、自信をなくさずにいられるはずだ!
父親の思い
4 あなた達は罪、過ちに対して葛藤している。だからといって今まで、あなた達は自分の人生を犠牲にする必要はなかった!(イエス・キリストが十字架にかかったからだ) 5 あなた達は神の子供たちだ!神はあなた達に既に励ましのことばを送っている。このことばを忘れたのか?
「わたしの子供よ!父である神がお前たちに指導を与えるなら、
よく聞きなさい!諦めないで!
6 父である神は、自分が愛している全ての人を正す!
神は自分の子供として迎え入れた者全員に罰を与える!」——【箴言3:11-12より引用】
7 だから、父親がおくった躾だと思って苦しみを受け取りなさい!神がなぜそうするか分かるだろう!?父親が子供を躾することと同じことだ!分かるだろう!子供だったら父親に必ず間違いを正される! 8 そう!だから・・・誰もが受ける子供としての躾を、もし今まで一度も受けていないのであれば、あなたは真の子どもではないということだ!本当の意味で神にちゃんと繋がっていないということ! 9 この地上ではどんな人であれ必ず正してくれる父親がいる。私たちはその言葉をありがたく受け取る必要がある。だからそれができるなら、霊の父からくる指導をもっと重要に扱うべきだ!そうすれば私たちにいのちが訪れる! 10 この地上にいる私たちの父親だって短い間だけではあっても、彼らのベストだと思ったものを教えて正してくれる。しかし、神からの指導は神のような聖なる者になることを助けてくれる最も優れたものである。 11 叱る側のことだって考えてくれ!私たちだって楽しくて叱っている訳ではない!心苦しいんだ!でも、その後に来るあの喜びのために・・・私たちの言葉をレッスンとして受け止め、正しいことをする。そして、そこからくるあの平安・・・あぁ~それはまさに最高だ!
神経をとがらせて神に従う
12 弱さを感じた時、再び自分自身を強く奮い立たせなさい! 13 正しく生きるんだ!そうすれば救われる。そうすれば、あなた達の弱さが原因で、神を見失うことはないはずだ。
14 あなた達の人生の目標は、他の人と平和に暮らすこと。 しかし、何よりもあなた達は聖なる生活を送るべきだ。 誰でも人生が聖くなければ、王である神を見ることはできない。 15 誰一人として神の恵みからこぼれ落ちないように、気を付けなさい!誰一人として自分の信仰を捨て、苦い麦のようにならないように気を付けなさい!そのような人はグループ全体を腐らせてしまうから。 16 目を光らせなさい!性的な過ちにふける人、またエサウの様に神を敬わない人が出てこないよう、気を付けなさい!長男であったエサウは、一食分の食事のために相続財産すべてを売り、祝福を手放してしまった。 17 覚えてるか?その後のエサウを・・・彼は父親の元に行って父の祝福をもらおうと泣きついた。しかし、父はエサウへの祝福を拒んだのだ。なぜなら、エサウがしたその行為を取り戻すことが出来なかったからだ。
18 あなた達はイスラエルの人々の様な神の人々だ!あのシナイ山に行ったイスラエルの人々の様だ。しかし、あなた達が来たのは、触れることのできる物理的な山ではない。それは、彼らが見た、火で燃え、闇と暗黒と嵐に覆われた山とは違うのだ。 19 トランペットの音はなく、彼らが聞いたその様な声もない。彼らがその声を聞いた時、彼らはもうこれ以上言わないでくれ!と思うほど震え上がり、恐怖を抱いた。 20 彼らはこんな命令を聞きたくなかったのだ。「もし誰でも、たとえ動物でも、もしこの山に触れるなら、石打の刑で殺されなければならない」——【出エジプト記19:12-13より引用】 21 彼らが見たその場の光景は、とても恐ろしいものだった。モーセはこう言っている。「お・お・恐ろしさで・・・あ・あ・足が、足が動かない!!」——【申命記9:19より引用】
22 しかし!!あなた達が来たその山はシオンの山だ!神が住んでいるその町にあるあの天のエルサレムにある山だ。あなた達はそこに来て、何千もの天使と一緒に神を讃え、歌うのだ。 23 その場所は神の子供たち、最初に産まれた長男たちが集まる場所である。彼らの名前は天に刻まれており、あなた達は人類を裁く神の前に来るのだ。こうして神によって完全にされた良い人々の霊のもとに加わる。——【ユダヤ人の中では、長男が家族の中で一番大切にされていた】
24 あなた達はイエスのところに来るのだ。神と人々の間に交わされた新しい契約を運んできたイエスの元にだ。あなた達はそこに来ると、アベルの流した血よりも優れたことを語っているイエスの血を吹き付けられるのだ。——【アベル:この世界に生まれた2番目の子供であり、神に従った最初の子供。神を信じて喜ばれる捧げものをしたが、嫉妬した兄のカインによって殺されてしまう】
25 神が口を開いた時は、よく聞いてくれ!拒まずに、その声を聞きなさい!イエスがこの地上にいた時、彼は人々に警告をし、注意をしたが、それを聞こうとしなかった者たちの最後は刑罰だった。それを逃れることが出来なかったのだ。そして今、神は地上ではなく天から語っている。だからこそ、その声を聞かない者にはもっと最悪なことが起こるのは言うまでもないだろう! 26 神が以前話した時、その声で全地が揺れ動いた。しかし今、神はこう宣言する。「もう一度再び、わたしは地上を揺れ動かす。そして天もまた揺れ動かす!」 27 この言葉の「もう一度」とは、明確に私たちにその意味を示してる。それは神によって造られたもの全てが壊されるということだ。これが揺れ動かすということだ。そして揺れ動かされないものだけが残り続けるのだ!
28 だからこそ、私たちは感謝をするべきなんだ!なぜなら、私たちの王国は決して揺れ動かないからだ!そう!神に感謝して神に賛美して神を喜ぶのだ。私たちは神に対しての敬意と神の凄さに圧倒されながら賛美をするのだ。 29 なぜなら私たちの「神は、火の炎のようで私たちを破壊するほどの力があるからだ!」——【申命記4:24より引用】
マリアがエリサベツを訪問
39 マリアは立ち上がり、すぐにユダの丘にある田舎町に向かった。 40 彼女はザカリヤの家に入ると、エリサベツにあいさつをした。 41 エリサベツがマリアからのあいさつを聞いた時、彼女のお腹にいた赤ちゃんが飛び上がり、エリサベツは聖霊に満たされた。
42 エリサベツは大声でマリアに言った。「神は他のどの女性よりもあなたを祝福している。そして、あなたが持つ赤ん坊も神は祝福している! 43 あなたはわたしの王の母親!そんなあなたが私に会いにきてくれた!どうしてこんな私に、ここまで素晴らしいことばかり起きるのかしら! 44 あなたの声を聞いたと同時に、お腹の子が喜んで踊ったの! 45 王である神があなたに告げたことが必ず起きるとあなたが信じたから、素晴らしい祝福を授かったわ!あなたが信じたからこそよ!」
マリアは神を讃える
46 それからマリアが言った。
「♪~心よ、讃えよ
心の底から王である神を
47 神のおかげで幸せ者に
救い主のおかげで最高に♫~
48 ♪~たかが、召使いの私を
彼が私をいたわる
たかが、召使いの私を
世は私を未来永劫に知ることとなる
たかが、召使いの私を
神の祝福で、世界一の幸せ者とする♫~
49 ♪~たかが、召使いの私に
絶大なあなたから、素晴らしいことが
たかが、召使いの私を・・・
彼の名は、聖い♫~
50 ♪~あなたへ賛美を送る者に
あなたは情けを注いでくれる♫~
51 ♪~手を伸ばし、その剛腕で
思い上がった者たちを蹴散らした♫~
52 ♪~支配者たちは
王座から引きずり降ろされ
昇進させたのは謙遜である者たち♫~
53 ♪~飢えた者を良いもので満たし、
肥えた者を手ぶらで追い払う♫~
54 ♪~選ばれたしもべ、イスラエルを救い
55 アブラハムと子孫に注ぐ永遠の情けを忘れない
全てが約束どおり♫~」
56 マリアはエリサベツのところに約3ヵ月間滞在すると、それから家へ帰っていった。
洗礼者ヨハネの誕生
57 エリサベツが出産をする時が来た。オギャー、オギャー、オギャー・・・彼女には男の子が産まれた。 58 親戚や近所の人たちは、王である神がエリサベツにどれほど良くしてくれているかを耳にし、彼らは彼女と一緒に喜んだ。
59 生後8日目になった時、彼らはその子に割礼を施した。その子の父親の名がザカリヤだったため、彼らはその子にもザカリヤという名前を付けたかった。 60 しかし、その子の母親が言った。「いいえ、この子の名前はヨハネですわ!」
61 人々はエリサベツに言った。「だが、あんたらの親戚にそんな名前を持った人はいないぞ!」 62 すると、彼らはその子の父親にジェスチャーを使って聞いた。「じゃ、ザカリヤはどんな名前にしたいんだ?」
63 祭司ザカリヤは手振りで書くものを求めたので、手渡すと・・・カリカリカリ・・・「この子の名前はヨハネ」だと書いた。みんなは驚いた。 64 ・・・ぷはぁー!その時、ザカリヤの口は開き再び話せるようになった。そこで、彼は神を讃え始めた。 65 近所の人々を怖れさせたこの日の出来事は大きな話題となり、ユダヤ地方の山地にまで広まっていった。 66 起きたことを聞いた誰もがそのことについてこう思った・・・「この子はいったいどんな人になるんだろう・・・?」彼らは王である神がこの子と共にいることが分かった。
ザカリヤは神を讃えた
67 ブオンッ、すると父親であるザカリヤが聖霊に満たされ、神からのメッセージを語り始めた。
68 「わしらの王を褒め讃えよ。
神はやって来てわしらを救い、自由にした。
69 召使いであるダビデの子孫から、
最も力強い救い主を与えてくれた。
70 聖なる者として区別された数々の預言者の言葉を通し、
古より伝えられた約束のとおり、
71 わしらの敵、わしらを憎む者から
救い主がわしらを救い出してくれる!
72 神はわしらの先祖に情けをかけ、
結んでくれた聖なる約束を守ってくれるのじゃ!
73 これは神がわしらの父アブラハムに立てられた誓いじゃ!
74 敵の支配下から自由にされるのじゃ!
恐れなく天の王に仕えるため!
75 神様の前にて聖く、正しく、命尽きるまで!
76 むすこ~!お前はいと高き神様の預言者と呼ばれる!
お前が王である神の先を行き、救い主の道を整える!
77 お前は彼の国民を悟らせる・・・過ちが赦され、救われることを!
78 神からの愛と恵みによって、
夜は明け、天がわしらを照らすのじゃ!
79 その光は、暗闇の中、死を持つだけの人々を照らし、
わしらを幸せいっぱいの人生へと導くのじゃ!」
80 そして、小さな男の子ヨハネは成長し、霊の中で強くなった。公の場でイスラエルの人々に神のことばを伝えるまでは、彼は荒野に住んでいた。
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