M’Cheyne Bible Reading Plan
弟子の心を慰めるイエス
14 イエスが言った。「何があっても、あわてるな!俺を信頼し、神に任せろ! 2 お父さんの家にはたくさんの部屋がある!それが嘘なら俺はこんなことは言わない。俺はそこへ・・・お前たちの居場所を用意するためにその場所へ行くんだ! 3 用意ができたら迎えに来る!俺が住む場所で共に住むためだ! 4 お前たちはすでに、俺が行く場所への道を知っている」
5 トマスが言った。「師匠の行き先もわからないのに、どうやってその道がわかるって言うんだい?」
6 イエスが答えた。「俺は道であり、真理であり、いのちだ!お父さんのもとに行く唯一の道は俺を通してだけだ! 7 俺を知ったからにはお父さんを知った。今、お前はお父さんを知っているのだ。お父さんを目にしているのだから」
8 ピリポが彼に言った。「師匠!お父さんを俺らに見せてください!俺たちはそれだけで十分だ!」
9 イエスが答えた。「俺は、自分の仲間であるお前たちと、こんなにも長く時間を共に過ごした。だから、ピリポ!お前は俺が誰だか知っているだろ。俺を見た者は、お父さんを見たからだ!それなのにお父さんを見せてくれって!なんでそんなことを言うんだ? 10 お父さんの中に俺がいて、俺の中にお父さんがいることを信じられないのか?いいか、俺が教えたことは、俺が考えだしたわけじゃない。俺の中に住むお父さんが、俺をとおして働いているのだ! 11 お父さんの中に俺がいて、俺の中にお父さんがいると俺が言うのだから、それを信じろ!これで物足りないなら、俺が見せた奇跡を思えば信じられるはずだ。
12 確実にこう言える!俺を信じる者は誰でも、俺と同じ奇跡を行なうばかりか、それ以上の奇跡さえ行う!俺がお父さんのもとに行くからだ。 13 俺の名によって願い求めるものはなんでも叶えよう!子をとおしてお父さんは称賛の的となる。 14 叶えてやろう!俺の名によって願うのなら、何でもだ!
聖霊の約束
15 お前がもし俺を愛するなら、俺の意志を継ぐだろう。 16 俺がお父さんに頼み、お父さんはもう1人の助け主を送ってくれる。彼はお前たちから決して離れず、永遠の助け主となる! 17 その助け主とは、全ての真理へと導いてくれる霊のことだ。この世に属する人は、彼を見たことがなければ、知りもしないため、彼を認めようとしない。だが、お前たちは彼を知っている。彼はお前たちと共に住んでおり、お前たちの内に住んでくれるからだ。
18 俺はお前たちを見捨てたり、孤児のように1人にはしない。必ずお前たちのもとへ帰ってくる。 19 少しの間、この世の者は俺を見ることはできない。だが、お前たちは俺を見だろう。そしてお前たちは生きるだろう。それは俺が生きているからだ。 20 俺が復活する時、お父さんの中に俺がいて、俺の中にお前たちがいて、お前ちの中に俺がいることがお前たちにも分かるようになる! 21 俺のことを上辺なんかではなく、真に愛する者は、俺のことばを知っているだけでなく、俺のことばに従う者たちだ。そんな人を俺のお父さんは愛し、俺も愛す。そして、俺は俺の存在を彼らに現わそう」
22 それから、ユダ(イスカリオテのユダではないユダ)が言った。「師匠、世の人間には姿を現さず、どうやって俺たちだけに姿を現わすっていうんだ?」
23 イエスは答えた。「俺を愛する人は、俺の教えに従う。俺のお父さんは、彼らを愛す。そんな人のところに俺と俺のお父さんは来て、共に生きる。 24 だが、俺を愛さない人は、俺の教えには従わない。お前が俺から聞いたこの教えは、俺から来たものではない。俺を遣わしたお父さんのものだ。
25 俺はお前たちと一緒にいる間、これら全てのことを話した。 26 だが、助け主が全てのことをお前たちに教えると、その助け主は俺が話したことをお前たちに思い出させてくれる。この助け主は、お父さんが俺の仕事をするために送る聖霊だ!
27 俺はお前たちに平安な心を残そう。俺が持つ平安をお前たちに与える。俺が与える平安は、この世が与える方法とは違う。だから心配するな!恐れるな! 28 『俺は去るが、お前たちのもとに戻ってくる』と言ったのを聞いただろう。もし、お前たちが俺を愛しているなら、俺がお父さんのもとに戻ることを喜んでくれるだろう。なぜなら、お父さんは俺よりも偉大だからだ。 29 それが現実に起こる前に、俺は今、お前たちにこれを話した。それが起きた後、お前たちはそれを信じることになる。
30 俺はお前たちとこれ以上、話はしない。この世の支配者がもうすぐ来る。彼には俺を抑え込む力はない。 31 だが、この世は俺がお父さんを愛していることを知らないといけない。だから、俺はお父さんが言ったことをただ実行に移すのみだ。
さぁ、来なさい!行こう!」
各器官の結集ー教会ー
4 そう!王であるイエスの囚人となった私が、あなた達にお願いする。どうか、神の人々として、神が選んだ人々として、それにふさわしい生き方をしてほしい! 2 いつも謙遜な心であふれ、紳士的かつ優しい心を保ってほしい!愛を持って、忍耐を使って、お互いを認め合ってほしいのだ。 3 聖霊によって心を1つにし、平安と共にお互いが結ばれたままでいられるよう、一人一人が最善を尽くすべきだ! 4 体はひとつ、聖霊はひとつ、神に召された希望がひとつだ! 5 王であるイエスは1人、信仰はひとつ、洗礼はひとつ! 6 そしてこれら全ての上に私たちの父である神が1人!神は私たちを通して働き、私たちの中で働いてくれるのだ。
7 救い主は私たち一人一人に特別な贈り物を与えてくれた。イエスの思いのままに全ての人は特別なものを受け取る。 8 だからこそ、聖書ではこの様に言っている。
「♪救い主は最も高い場所へ上った。
彼は、囚人を連れて上がり、
人類に贈り物を降り注いだ」——【詩篇68:18より引用】
9 ここで「救い主が最も高い場所へ上がった」とあるが、これはイエスが地に降りて来たことも同時に意味している。 10 そう!地上に下ってきた方こそイエスであり、また一番高い天まで上がって行った方もイエスだ。こうすることでイエスは全てのものを満たしたのだ。 11 そして、この救い主がこれらの能力を私たちに贈ってくれたのだ。ある人は救い主の代弁者としての使命をもった使徒。ある人は神に与えられたことばを伝える預言者。ある人は最高な知らせを広める伝道者。ある人は教会の人たちを世話する牧師。ある人は教会の人たちを指導する教師。 12 救い主は神の聖なる人々が神の使命に歩めるようにと彼らを整え、トレーニングし、教会である救い主の体をより強いものとするために人々にこの様な神の贈り物を与えたのだ。 13 この働きは私たちが信じることによって、また私たちが神の息子を知ることによって全ての人がイエスの1つの体に上手く繋がり、一つになるまで続けられなければならない。その目的はただ一つ、それは教会のためである。人々が成長し、成熟し、キリストのようになるためである。
14 そうなれば私たちはもう赤ん坊のようではないということだ。海の上に浮かぶ船のように、波や風にもてあそばれ、沈んだり、上がったり、傾いたりすることがなくなるのだ。私たちを混乱させようとする新しい教えにだって私たちは影響を受けず、振り回されることがなくなるのだ。そういう連中は緻密に計画をし、いかなる手を使っても私たちを陥れて間違った教えに従わせようとする。 15 その一方、私たちは愛を持って真理を語ることで成長し、全ての面で救い主のようになることが出来るのだ。イエスは私たちの 頭 であり、 16 体の全てのパーツはイエスが中心なのだ。体全体がみごとに組み合わされ、各器官はそれぞれ特別な方法で他を支え合う。そうすることで体全体が健康になり、成長し、愛の中でより力づけられるのだ。
これこそ、持つべき生き方
17 ここで神があなた達のために語ってくれたいくつかのことを話そう。これはあなた達にとっていくつかの警告だ。もうこれ以上神を信じていない人たちの生活習慣を真似てはいけない!彼らの考えに何の価値もないはずだ! 18 そういう連中は神の教えにいっさい耳を貸さず、人生の目的について何もわかっていない。残念ながら神が与える最高な人生を歩めずにいるのだ。 19 もはや彼らは自分の間違いや行動など気にも留めず、恥も抱かない。不潔な生き方に自身を捧げ、悪だくみと分別のない欲望の虜となり、自制というものを失ってしまっている。 20 その生き方は、あなた達が救い主と関係を始めたときに学んだものとは全く違う。 21 あなた達は救い主について聞いて、救い主のうちで真理を教わった。そう、真理はイエスの中にあると! 22 あなた達は古い自分を捨てるようにと教わった。要するに、以前のような自分中心の生き方をやめるということだ。昔の自分は悪くなる一方だった。人は自己中な欲望にあざむかれるからだ。 23 今や、あなた達の心と、あなた達の考えを全て良い方向へと転換させて新しくされなければならないのだ。 24 神のようになるために、神に喜ばれる本当に正しい人・・・そう!まったく新しい人間へと生まれ変わりなさい! 25 だから今、あなた達がついているその嘘を止めなければならない!「いつでも、お互いに真実を語り合うべきなのだ」。なぜなら、私たちみんな、全て1つの同じ体、イエスに繋がっているからだ。——【ゼカリヤ書8:16より引用】 26 「イライラするような時があっても、その怒りに身を任せ、過ちを犯してはいけない!」——【詩篇4:4より引用】一日中カリカリして怒りにコントロールされてはいけないのだ。 27 怒りを手放せずにいれば、自ら悪魔にボコボコに痛めつけられるその機会を差し出しているようなものだ! 28 誰でも盗みを働いていた者は、直ぐにでも止めなさい!まともに働くのだ!人の役に立つことのためにエネルギーを使いなさい!そうすれば財政的に困っている人を助けることが出来る。
29 人を引き下げるような悪いことを言うのは止めなさい!ただ相手のためになり、相手が引き上げられることだけを口にしなさい。そうして相手にとって祝福となるようなものを彼らに聞かせなさい。 30 聖霊を悲しませることがないように。神はあなた達に神の霊を与えてくれたのだ。それは、あなた達が神に繋がっているということを証明し、神はあなた達を完全に自由にするまであなた達を守ってくれるはずだ。
31 人に対する苦味や怒りを振るい落としなさい。怒りを爆発させるようなことがないように。大声で怒鳴ったり、暴言を吐いたりと他人を傷つけるようなことは避けなさい! 32 相手に対しての心遣いを忘れず、お互いに愛し合いなさい!救い主をとおして、神が私たちを赦してくれたように、私たちもお互いに赦し合うのだ。
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