M’Cheyne Bible Reading Plan
イエスは私たちの助け主
2 我が息子、娘たちよ!あなた達には、過ちを犯し続ける闇の人生を送って欲しくはない!だから私はこの手紙をあなた達に書いている。だが、仮に間違えて道を踏み外しても、イエス・キリストが助けの手を差し伸べてくれる。考えや言動もひっくるめて正しいイエスだからこそ、このイエスが私たちを父のもとに連れて行ってくれるのだ。 2 イエスこそ、私たちの過ちを取り除く唯一の道であり、全人類の間違いを赦してくれる唯一の方法なのだ。
3 神に従うなら、本当の意味で神を知っているということになる。 4 だが、神を知っていると言いながら、神に従わない人は大ウソつきであり、真理のかけらもない人だ。 5 しかし、私たちが神の教えに従うなら、神の愛は私たちの内側で大いに働き、目に見えてそれが分かる。こうして私たちが神に従っているなら、神に繋がっていることが証明されるのだ。 6 神の中を歩んでいると言うのなら、イエスと同じ生き方をしなければならないのだ。
人を嫌わず、愛する心は光の中
7 愛する友よ!私は何か新しい戒めを教えようとしているわけではない。これは昔からあり、あなた達が以前から聞き馴染んでいる戒めのことだ。 8 だが、私が書いていることは新しい命令でもある。イエスの中で、また自分自身の中でも、それが真理であることが分かるだろう。暗闇は徐々に弱まり、本当の光がすでに輝いている。
9 ある人はこんなことを言い出すだろう・・・「私は光の中を歩んでいる!」しかし、そんなことを言いながら教会の家族たちを嫌うのなら、それは闇の中を歩んでいるということだ。
10 教会の兄弟、姉妹を愛する人の心は、光の中にあり、過ちを犯す習慣が身につくことなどありえない。 11 しかし、教会の兄弟、姉妹を嫌う人は闇に住み、闇の中を歩む。真っ暗闇で何も見えず、どこへ向かっているのか自分でも分からなくなるのだ。
12 愛する子供たちのためにこのことを書く。
それは、あなた達の過ちが救い主によって赦されたからだ。
13 父親たちのためにこのことを書く。
それは、あなた達が世の初めから存在した方を知っているからだ。
若者たちのためにこのことを書く。
それは、あなた達が悪魔に打ち勝ったからだ。
14 子供たちのためにこのことを書く。
それは、あなた達が父を知っているからだ。
父親たちのためにこのことを書く。
それは、あなた達が世の初めから居た方を知っているからだ。
若者たちのためにこのことを書く。
それは、あなた達が力強いからだ。
神のことばがあなた達の中に生きることで、
あなた達は、悪魔に打ち勝った。
15 この世とこの世にあるものに心を奪われないように。世を愛するとは、父である神の愛を受け取っていないということだ。 16 みだらな欲望、私利私欲、人間的な弱さ、そしてプライド。これらはみなこの世から来たものであり、父である神から来たものではない。 17 この世には終わりがあり、この世のものにも終わりがある。しかし、神の意志を受け継いで生きる者は永遠に生きるのだ。
イエスの敵に惑わされるな
18 私の子たちよ、世の終わりは近い!世が終わりを迎える前に起こるとされている一連のことを耳にした通り、たくさんのアンチ・キリストが出現する。いいや、もうすでにたくさんの敵が現れている。それを見るだけで世の終わりが近いことが分かるだろう。 19 しかも、それらキリストの敵は私たちの仲間内に潜んでいたのだ。しかし、彼らは私たちから離れていった。要するに、彼らは誰1人として私たちのグループに繋がっていなかったということだ。
20 しかし、あなた達は違う。イエスから聖霊が与えられ、すでに真理をよく理解している。 21 もしかして、あなた達が真理を知らないから私はこの手紙を書いていると思っているのか?それはない!知っているからこそ書いているのだ。そして真理から嘘が生まれないことも知っている。
22 それでは嘘つきとは誰か?それは、イエスが救い主じゃないと言っている者だ!誰であれ、天の父とそのひとり子イエスに反するものは皆、救い主の敵であるということだ! 23 誰であれ、ひとり子を拒むならお父さんを知らない。しかし、信仰でひとり子を信じる者は、お父さんを得るのだ。
24 だからこそ、初めに習った教えに従い続けるのだ!そうすればいつもお父さんと、そのひとり子イエスと共にいることができる。 25 これこそ、ひとり子イエスが私たちのためにしてくれた約束だ。「永遠のいのち」ということだ!
26 この手紙は、みなさんを間違った道へ引きずり込もうとする者たちについて書いている。 27 あなた達はキリストから聖霊という名の贈りものを受け取り、彼はあなたの胸の内に生きている。だからこそ、これ以上誰かに新しい真理を教えてもらう必要はないのだ。その贈りものが真理の全てを教えてくれるからだ。真理である贈りものがウソをつくことはない。だからこそ、その贈りものが教えた通り、キリストと関係を築く道を生きるのだ!
28 そう!私の子たちよ。いつまでも彼の内に生きようじゃないか!そうすれば、キリストが再び戻る日に、恐れを抱かず堂々としていられる。隠れる必要もなければ、恥を抱く必要もなくなるはずだ。 29 キリストはいつも正しく生きた。だから私たちも口先だけではなく、行動がともなっているのであれば、その人は神の子供であると言えるのだ。
過ちと赦し
(マタイ18:6-7, 21-22; マルコ9:42)
17 イエスは弟子たちにこう言った。「人に過ちを引き起こさせてしまうことも必ずあるだろう。しかしこれは、過ちを犯した人ではなく、引き起こさせた人にとって大きな過ちとなるのだ。 2 そんなに大切ではないと思えるような人もいるかもしれないが、誰かひとりでも過ちの道に導いてしまうのは間違っている。そうなってしまうのであれば自分の首に石臼を結びつけて、海で溺死させたほうがましだろう。 3 だから、気をつけろ!
もし神の家族にいる兄弟や姉妹が何か間違えたことをしたら、警告をしてやるんだ。そして、もし彼らが自分のしたことを反省をするのなら、赦してあげなさい。 4 間違ったことを1日に7回されたとしても、謝ってくる以上は赦してやりなさい!」
あなたの信仰はどのくらい大きい?
5 使徒たちはイエスに、「もっと俺たちに信仰を与えてください」と言った。
6 イエスが言った。「もしお前たちの信仰が、からし種ほど大きければ、この桑の木に向けて『自分を掘り出して、海に自分を植え直せ!』と言えば、木もその通りに従うだろう。
喜んで仕える
7 お前たちの誰かが、畑を耕したり、羊の世話をする召使いを持っていたとする。仕事から戻って来た彼にお前らなら何と言う?『中に入って、ゆっくりご飯でも食べなさい』と言うか? 8 もちろん違う!『私のために食事の準備をしなさい。さっさと準備をして働くんだ。私の食事が終わったらお前も食べて良い』 と言うだろう。
9 命じられたことをしたからといって特別感謝されるわけでもない。彼は自分の主人が言ったことをしているだけだからだ。 10 それはお前たちも同じだ。指示された全てのことを終えた時、お前たちはこう言うべきだ。『私たちは召使いであるだけであって、特別に感謝される価値もありません。私たちはやるべきこと以上には、何もしてはいません』と・・・」
何人かのユダヤ人とサマリア人を癒すイエス
11 イエスはエルサレムに向けて旅をしていた。ガリラヤを離れる時、イエスはサマリアの国境を通った。 12 イエスが小さな町にやって来ると、10人の男たちがそこでイエスに出会った。彼らはみんな皮膚病をわずらっていたので、彼らはみなイエスには近づかなかった。 13 だが、男たちは叫んだ。「イエスさま〰〰!俺たちを助けてくれ〰〰!」
14 イエスはその男たちを見て言った。「行って、自分を祭司に診てもらうんだ!」
10人の男性が祭司たちのもとへ行くと、その途中で彼らは癒された。 15 癒された彼らのうちの1人は、イエスのもとへ戻って行くと、神に大声で賛美をした。 16 彼はイエスの足元で地面に膝をつけながら感謝をした。(彼はサマリア人であった) 17 イエスが言った。「10人の男が癒されたが、他の9人はどこへ行った? 18 この男は私たちの同胞でもない。神を賛美するために戻ったのは、彼だけか?」 19 それからイエスは、その男に言った。「立ち上がれ!もう行ってもいいぞ!お前が癒されたのは、お前が信じたからだ!」
神の王国が来る
(マタイ24:23-28, 37-41)
20 何人かのパリサイ派がイエスに尋ねた。「神の王国は、いつ来るのですか?」
イエスが答えた。「神の王国の訪れは目に見えるものではない。 21 人々は、『神の王国はここにある!』または、『そこにある!』とは言わないだろう。違う!神の王国はあなた達と共にあるのだ」
22 それからイエスは弟子たちに言った。「いつの日か、お前たちが1日でも良いから人の子と一緒にいたいと願っても、それが叶わない日がくるだろう。 23 その時、人々は『あそこにいたぞ!いやいやあっちにいた!』とお前たちに言ってくるだろう。だが、そんな時は、その場に留まるんだ!その人を探しに行くんじゃない。 24 ただ忍耐をするんだ。なぜなら、お前たちには人の子が再び訪れる時が分かるからだ。その日、彼は空を横切るカミナリのように輝く。 25 だがその前に、人の子は多くの苦しみにあわなければならない。この時代の人たちは、彼を受け入れることを拒否するだろう。
26 人の子がもう一度来る時、ノアが生きていた時と同じことになる。 27 ノアが箱舟に乗った日も、人は飲んだり、食べたり、結婚式を挙げたりと普段通りしていた。そんな時、洪水が来て彼ら全員は殺された!
28 ロトの時代、神がソドムを滅ぼした時にも同じことが起きた。そこに住む人たちは、自分のために家を建て、食べたり、飲んだり、買ったり、売ったり、植えたりして過ごしていた。 29 しかし、ロトがソドムを去った日、その日、火と硫黄が空から降り注ぎ、全員が殺された。 30 これはまさに、人の子が戻って来る時に起こるようなことなのだ。
31 その日、屋上にいれば、荷物を取りに戻る暇はない。外出していれば、家に帰る暇もない。 32 ロトの妻に何が起こったかを忘れるんじゃない!——【創世記19:15-17, 26より引用】
33 持っている人生を守ろうとする人は誰であれ、それを失う。しかし、自分の人生をあきらめる者は、それを救う。 34 その夜、2人が1つの部屋で寝ているかもしれない。すると、1人は天に上げられ、もう1人は取り残される。 35 2人の女性が一緒に穀物を挽いていると、1人は天に上げられ、もう1人は取り残される。 36 2人の男が同じ畑にいると、1人は天に引き上げられ、もう1人は残される」——【いくつかのギリシャ語訳では、この36節が付け加えられているものが存在する】
37 弟子たちがイエスに聞いた。「師匠、これはどこで起こるんだい?」
イエスが答えた。「それは、死体を探すようなものだ。お前たちはそこでハゲタカが集まってるのを見るだろう」
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