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Read the Gospels in 40 Days

Read through the four Gospels--Matthew, Mark, Luke, and John--in 40 days.
Duration: 40 days
Japanese Bible: Easy-to-Read Version (JERV)
Version
マタイ 7-9

人への批判!要注意!

ルカ6:37-38, 41-42

他人を決めつけるな!そうすれば神もお前を決めつけ裁かない。 もし人を決めつけるなら、お前も同じ方法で決めつけられる。自分が他人をどう扱うかで、神もお前の扱い方を決めるだろう。

なぜ友人の目にある小さなホコリはよく見えるのに、自分の目にある大きな丸太には気づかない? よくも『その目についたホコリを取ってあげるよ』と言えるものだ。

自分の方が先だ!自分の目に大きなゴミが入っていて他人のゴミなど見えるものか。 人にあれこれ言う前に、自分の目にあるゴミくずを処理するのが筋だろう。

野良犬のらいぬに聖いものをあげたところで、振り向いて噛みつかれ、お前を傷つけるだけだ。ブタに真珠をあげたって踏みつぶされるだけだ。

必要なものを神に求める

ルカ11:9-13

求め続けろ、そうすれば神から与えられる。探し続けろ、そうすれば見つかる。叩き続けろ、そうすればお前のために扉が開く。 そうだ、求め続ける者は与えられ、探し続ける者は導かれ、叩き続ける者の扉は開かれる!

この中に子を持つ者はいるか?子供がパンを食べたいと言ったのに、石を与える奴はいるか? 10 魚が欲しいと言われて、蛇を出すか?そんなことはないはずだ。 11 たとえどんなにお前たちが悪い人であっても、子供に良いものをどうやって与えるのかぐらいは分かっているだろう。ならなおさらだ!天のお父さんが、求める者に良いものを与えないなんてことがあるか!

とても重要なおきて

12 人にしてもらいたいことを人にする。これが、モーセのおきてと預言者たちの教えの意味だ!

いのちへの道を見つけるのは少数

ルカ13:24

13 天国には狭き門を通って初めてたどり着ける。一方、破滅への門は広い。部屋数も多く、その道をたくさんの人が歩むのだ。 14 しかし、本当のいのちへの道の門は狭い。そこに通じる道をたどるのは難しい。それを見つける人は少ししかいないのだ。

行動がその人の人格を表す

ルカ6:43-44; 13:25-27

15 詐欺師には注意しろ!建て前は羊のように優しく振る舞うが、本性はまるでオオカミ。 16 そういう者は行動を見れば分かる。悪い人から良い実は生まれない。イバラからぶどうはらず、毒を持つアザミの花からイチジクがるわけがない。 17 良い木は良い実を、腐った木は腐った実を実らせる。 18 良い木が腐った実を実らせることがなければ、腐った木が良い実を実らせることもない。 19 良い実を実らせない木は切り倒され、まきとして火に放り込まれる。 20 人も、その実によって詐欺師かどうか見極められる。

21 わたしを先生と呼ぶのなら、誰でも神の王国キングダムに入れるかといったらそうではない。天のお父さんの心を運ぶ者だけが入れるのだ。 22 終わりの日、たくさんの人がわたしを王と呼び、こう言う。『あなたの名によって神のことばを語り、悪霊デーモンを追っ払い、奇跡を起こした』と。 23 そんな彼らにわたしはこう答える。『帰れ!過ちを犯し続けた人間なんてわたしは知らん!』

2種類の人間

ルカ6:47-49

24 わたしのことばを聞いて実行する人は、岩を土台にして家を建てた賢い人だ。 25 大雨が降り、洪水や嵐が打ちつけようとも岩を土台にしたおかげで崩れはしない。

26 反対にわたしのことばを聞いても実行しない人は、砂の上に家を建てるような愚か者おろかものだ。 27 大雨が降り、洪水や嵐に打ちつけられると、いとも簡単に崩れ落ちて木端微塵こっぱみじんとなる」

28 イエスが教え終えると・・・人々は、イエスの教えの素晴らしさにあっけに取られていた。 29 おきてを教える学者とは違い、まるで権威を持つ者のように話したからであった。

病人をいやすイエス

マルコ1:40-45; ルカ5:12-16

イエスが丘から降りてきた時、大勢の人が彼についてきた。 すると、重い皮膚病ツァラアトにおかされた男がイエスの前にひざまずいて言った。「お願いです!どうか私の体を元通りに!先生のお気持ちひとつで治るのですから!」

イエスは手を差し伸べて、その男に触れて言った。「あぁ、治したいとも!さあ治れッ!」すぐに男のできものがうそのように消え、やまいが治ったではないか! そして、イエスが彼に言った。「いいか、今起きたことを言いふらすんじゃない。まず、祭司に見てもらい診断してもらうんだ。それが済んだら、おきてどおり神にお礼の供え物を捧げなさい。そうすれば、誰もが完治したことを認める!」こう言ったのは、神が行ったこのいやしをみんなに見せるためであった。

隊長の家来けらいいや

ルカ7:1-10; ヨハネ4:43-54

イエスがカペナウムの町に向かっている時の事、ローマ隊の百人隊長がイエスの前に現れ、必死に助けを求めた。 隊長は言った。「先生!私の家来けらいが病気で寝込み、体が痛くて苦しんでいるんです!」

すると、イエスは隊長に言った。「わたしが治しに行こう!」

「待ってください先生!私は、あなたに来ていただくほどの身分じゃありません。あなたからの命令を一言いただければ、もう私の家来けらいは治ります! これを私が知っているのも、私が権威というものを理解しているからです。私の権威の下にも兵士たちがいて、私に対して権威を持つ人々もいます。私が1人の兵士に『行け』と命じれば行きますし、私がもう1人の兵士に『来い』と命じれば来るはずです。私が家来けらいに『これをしろ』と命じれば、家来けらいは私に従うのです」と隊長はすぐに言い返した。

10 これを聞いたイエスは感心し、共にいた者たちを見てこう言った。「俺はこれ以上の確信を持った人をイスラエルの国民からでさえ見たことがない! 11 たくさんの人が西から、そして東から集まり、わたしたちの先祖アブラハム、イサク、ヤコブと共に神の王国キングダムで食卓を囲む。 12 そして、神の王国キングダムに入るはずだった人たちは投げ出され、闇に放り込まれると、その場所で苦しみから歯ぎしりをして泣き叫ぶ」

13 イエスは、百人隊長のほうに視線を戻すと「さあ帰れ!あなたが信じたとおりになった!」イエスがそう口にした時、家来けらいの病気が治ったのだった。

ペテロの義理の母をいやすイエス

マルコ1:29-34; ルカ4:38-41

14 ゔッ・・・はぁはぁ・・・イエスがペテロの家へ行くと、ペテロの義理の母が高熱にうなされ、ベッドで横になっていた。 15 イエスが彼女の手に触れると、途端に熱が下がり治ったではないか!すると彼女は立ち上がり、イエスたちをもてなし始めた。

他にも多くをいやすイエス

マルコ1:32-34; ルカ4:40-41

16 その夜・・・ヴギャァァァ!町の人がイエスのもとへ多くの悪霊デーモンに取りかれた患者を連れて来た。イエスが口を開きしゃべるだけで、その悪霊デーモンたちは尻尾しっぽを巻いて逃げ出した。イエスはやまいに苦しむ全ての人を治したのだ。 17 こうして預言者イザヤの預言が成し遂げられた。

「彼は人のやまいを取り除き、
それを追い払った」

イエスについて行く

ルカ9:57-62

18 イエスが自分の周りにいる群衆を見ると、弟子たちに湖の向こう岸まで小舟をこぐように指示をした。 19 すると、おきての学者が来てこう言った。「先生!あなたが行くところだったら、どこへでもついて行きます」

20 イエスは彼に言った。「キツネには住みかがあり、鳥には巣がある。しかし、人の子には横になる場所もない」

21 すると、イエスの連れである別の人が言った。「師匠ししょう!私は父親の葬式をあげてからついて行きます」

22 「死んだ人は死んだ人に任せればいい。お前には、神の王国キングダムを伝える義務がある」

イエスが嵐を止める

マルコ4:35-41; ルカ8:22-25

23 いーよっと!イエスは弟子たちと舟に乗りこんだ。 24 浅瀬から大分離れてからのこと・・・ビューーーー「風が強くなってきたな・・・」「あぁ、これは荒れるぞ・・・」風はみるみるうちに強くなり、波が高くなった。バッシャーーンッ!ザッブゥーーン!湖がひどく荒れ狂いだした!「ウ、ウワァ〰!沈没ちんぼつするぞぉ〰〰〰〰!」波が勢いよく小舟を叩きつけるとあっという間に小舟は水びたしになり、沈みかけた。しかしこの緊急事態の中、イエスはというと・・・ん?寝ている?しかも、熟睡中・・・ 25 慌てふためきながらイエスを起こす弟子たち。「し、ししょーーッ!おぼれてじまいまずーーッ!」

26 イエスが答えた。「何が怖い?まだ信用できないのか?」イエスは起き上がると、嵐に命令を下した。スーー!すると、嵐はピタッと静まり、水面は穏やかになった。

27 あ゛、あ゛、あ゛・・・弟子たちは頭を整理できずにいた。「風も水も服従するこの方はいったい・・・」

2人から悪霊デーモンを追い出す

マルコ5:1-20; ルカ8:26-39

28 イエスとその弟子たちが乗った小舟は、ガリラヤ湖の反対岸にあるゲラサ人が住む地についた。この地には悪霊デーモンに取りかれた男が2人いた。墓である洞穴を住処すみかとしており、鬼のように凶暴な彼らのせいで近くの道を通りたくても誰も通れなかった。 29 そんな2人がイエスのもとにやってきて叫んだ。「ヴゥオォォォォ!神ノ子ヨ!イッタイココヘ何ヲシニ来タ?ソノ時ヲ前ニシテ、俺タチヲ懲ラシメニ来タノカ?」

30 少し遠くに目をやると、そこにはえさをむさぼるブタの群れが・・・。 31 そこで悪霊デーモンたちはイエスに頼んだ。「コイツラカラ出テイケト言ウコトデシタラ、アソコニイルブタノ群レニ、取リツカサセテ下サイマセェェェ!」

32 イエスは彼らに言った。「行け」ズォォォ〰〰ドヒューン!イエスの命令どおり、男たちから勢いよく出た悪霊デーモンたちはブタの群れに次々と入って行った。「ッ!ブ、ブヒィィィーー」ドォゴゴゴゴ・・・・・・ザバァン、ザバ、ザバババババーン・・・ブタの群れは気が狂ったかのように泣き叫びながら丘を駆け下り、雪崩なだれのように湖に突っ込んでいっておぼれ沈んでいった。 33 ブタを飼育していた男たちはひどく動揺し、一斉にその場から逃げ出した!町に着くと、住民に何が起きたのか、特にあの墓に住む悪霊デーモンに取りかれた2人の男について見たままを伝えた。 34 すると、町中の人々がイエスを見ようと出てきたのだ。イエスの姿を見るやいなや、彼らの町から出ていくようにとイエスに頼んだ。

麻痺まひした男をいや

マルコ2:1-12; ルカ5:17-26

イエスは小舟に乗り込み、湖をこえて地元カペナウムの町へ戻った。 すると、ある青年たちが体の麻痺まひした男をイエスのもとまで担いできた。「はぁはぁ・・・あ、あそこだッ!」「もうすぐで良くなるぞ!」彼らが持つ確信の強さを見て笑みを浮かべたイエスは、体の麻痺まひした男に言った。「よかったな青年、きみの過ちはゆるされた!」

おきての学者たちはイエスの言ったことを聞き、眉間にしわを寄せながらこう言った・・・「んなッ!今こいつ・・・あやまちは神にしかゆるせないというのに何様だ?神様への冒涜ぼうとくじゃないか!」

彼らの考えをさっしていたイエスはこう言った。「なぜそう悪くとらえる? 言うのは簡単だと思ったか?ゆるされたかどうかなど、外見では分かりっこないからな。それならわたしがこの男に立って歩けと命じたらどうだ? その通りになれば、わたしが人の子としてこの世の過ちをゆるす権利があると認めるしかない!」その後、イエスは麻痺まひした男に言った。「立ち上がれ!布団をたたんだら、自分の足で帰るんだ!」

その瞬間、麻痺まひした男は群衆の前で立ち上がり、布団をたたんで帰って行った。 ウォォォ!これには見ていた人も大騒ぎ、こんなにすごい力を人に与えた神を讃えたのだった。

マタイがイエスについて行く

マルコ2:13-17; ルカ5:27-32

イエスが歩いていると、税務署の前に座っているマタイがいた ——【別名レビ】イエスが彼に言った。「俺についてこい!」税金取りのマタイはすぐに腰をあげ、イエスについて行った。

10 その晩、イエスはマタイの家で食事をしていた。その中にはイエスに近い弟子以外にも多くの税金取りや悪評高い人たちが食卓についていた。 11 イエスがそんな人たちと食事をしたといううわさが広まり、パリサイ派がやって来た。彼らはイエスの弟子に聞いた。「きみ!なぜお前たちの先生は税金取りや罪人たちとご飯を食べる?」

12 彼らがこう言ったのが聞こえて、イエスは彼らに言った。「いいか、医者は健康な人ではなく、病人のためにいる。 13 この聖書箇所の意味が、何を言っているのか勉強してきなさい。『わたしがほしいのは供え物ではなく、人への親切心だ』わたしは全て正しいことをする人のために来たのではなく、間違いを犯しても自分の不完全さを認める人たちのために来たのだ。そして、わたしに加わらないかと聞くために!」

断食だんじきの質問に答えるイエス

マルコ2:18-22; ルカ5:33-39

14 すると、洗礼者バプテスマヨハネの弟子たちがイエスのもとにやって来て、こう言った。「私たちもパリサイ派もよく断食だんじきをしますが、なぜあなたの弟子は私たち同様、断食だんじきをしないのですか?」

15 イエスは答えた。「花婿はなむこを祝う結婚式に招待された友人は、こんなめでたい時に断食だんじきをするか?だが、式も終われば花婿はなむこは友人の元を離れる。その時になれば彼らも涙を流し、断食だんじきをするのだ。

16 古い上着に空いた穴をふさぐ為に新品の上着を切ってふさぐ人はいない。そんなことをしたら、新品の上着が台無しだ。そもそも新しい布と古い布の相性は最悪だろう。 17 また、新しいワインを古い革袋に入れる人もいないはずだ。そんな事をしたら、発酵はっこうした時に発生する圧力に負けて袋が破裂してしまう。もったいない。ワインはこぼれてしまい革袋も台無しだ。ワインの品質を保ち、かつ袋が破れないように新しいワインは新しい革袋に入れる。これは常識だ」

死んだ少女にいのちを与え、病気の女性をいや

マルコ5:21-43; ルカ8:40-56

18 すみません!イエスが話し終わらないうちに、ユダヤ集会所シナゴグの会堂長がやって来て、イエスの足元に土下座して言った。「私の娘・・・娘が先ほど死んでしまいました・・・。先生が触れてくれれば彼女は生き返ります!」

19 イエスと弟子たちは、ユダヤ集会所シナゴグの会堂長の家に向かった。

20 その道中、そこには生理がとまらず、血を流し続ける病気でかれこれ12年間も苦しんでいる女性がいた・・・。その女性はこっそりとイエスの背後にまわり、イエスの着ている服のすそにかすかに触れた。 21 イエスの服に触れることさえできれば病は治る!との思いからだった。

22 女性がイエスに触れるとイエスは振り返り、その女を見て言った。「よかったな。きみが治ると信じていたから治ったぞ!」女の病気は完治していたのだ。

23 イエスは会堂長と歩き続け、ようやく彼の家に到着し、家の中に入っていった。そこでイエスが目にしたのは葬儀そうぎの音楽をかなでる音楽家や大声で泣きわめく人たち・・・。 24 すると、イエスが言った。「帰れ!少女は眠っている。死んじゃいない」イエスの発言に彼らは笑いだした。 25 彼らを家から追い出した後、イエスは少女が寝ている部屋に入り、彼女の手を取った。すると、彼女はスーっと立ち上がったではないか! 26 この事件は、またたく間にこの地方一帯に広まった。

3人の男をいや

27 イエスがその場を後にすると、2人の盲人が彼についてきた。彼らは大きな声でこう叫んだ。「ダビデ王の子よ、憐れみを!」 28 イエスが建物の中に入ると、2人も後に続いた。イエスは彼らに聞いた。「わたしがお前たちの目を開けると思うか?」彼らは答えた。「もちろんですとも先生!」

29 すると、彼らの目に触れながらイエスは言った。「お前たちが信じたから目は開く」 30 ピカッ!2人の目に突然光が飛び込んできた!目が開いたのだ。そして、イエスは彼らに強く忠告して言った。「ここで起きたことは誰にも話してはいけないぞ」 31 しかしその場を去った後、興奮を抑えられなかった彼らは、イエスがしてくれた事をその地域一帯に言いふらしたのだ。

32 その2人が去ると、他の男をイエスの元に連れてきた人たちがいた。この男は悪霊デーモンに操られてしまい、口がきけなかったのだ。 33 イエスが悪霊デーモンを追い出すと、男がペラペラと話し始めたではないか!驚いた人たちは言った。「こんなのイスラエルの歴史上で見たことがない」

34 これを聞いたパリサイ派は言った。「彼はきっと悪霊デーモンから力をもらっているに違いありません。手下の悪霊デーモンたちが彼の言うことを聞くとすれば納得がいくではないか」

人々を気の毒に思ったイエス

35 イエスは町や村をくまなく回り、そのユダヤ集会所シナゴグ神の王国キングダムが来たと最高な知らせグッドニュースを広めた。そして、ありとあらゆる病人を治していった。 36 イエスが人々の群衆を見ると、イエスは彼らを気の毒に思った。なぜなら彼らは羊飼いのいない羊のようで、心配ばかりをしていて無力だったからだ。 37 イエスは弟子たちにこう言った。「たくさんの実が熟しているのに、収穫する働き手があまりにも足りない。 38 収穫の所有者である神に、もっと働き手を送るように頼むべきだ!」

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