Chronological
パウロの霊的な息子
1 📜イエス・キリストの使徒パウロからの手紙
私は希望を与えてくれる救い主、イエス・キリスト、そして神の指示のもと働く使徒パウロ。
2 テモテへ、私はお前への手紙を書いている。
お前は信仰に溢れた実の息子のようである。
私はお前への挨拶を送る。恵みと優しさ、そして平安が父である神から、また王であるイエス・キリストから与えられるようにと心から祈っている。
曲がった理屈に同情なし
3 テモテよ!私がマケドニヤ州へ出発する時、私はお前にエペソに残ってほしいということをお願いした。それはエペソの地域で誤った教えを説く者がいると聞き、彼らを止めて欲しかったからだ。 4 彼らに教えてやりなさい。偽りを教えるような者たちに時間を割くのではないと・・・彼らはでっち上げの物語と先祖の名前を書いたリストを長々と話している。そんなものはただ口論の原因を作るだけにすぎない。神がくれた忠実に行う働きの助けには全く役に立たないのだ。 5 私がこう命じるのは、純粋さと正しい良心、そして偽りのない神への信頼から湧きでる愛を目標としているからだ。 6 しかし、真理の芯が愛であることを見落とした連中たちは、道を踏み外し続け、誰の助けにもならないようなことを教えている。 7 彼らはただ掟の先生になりたいだけなのだ。しかし、そう言いながら、彼ら自身も自分が何を話しているのか分かっておらず、また自分たちが確かであると言っていることさえも本当には理解していないのだ。
8 私たちだって知っている。掟も正しく用いられるなら、それは良いものだと・・・ 9 掟は良い行いをする人のために建てられたのではないと私たちは知っているのだ。掟は、掟を破り、それに従わない者のために建てられている。罪人、すなわち過ちを犯した者や神に反する者、霊的なものに興味がない者やイエスを信じない者、両親や他の人間を構わず殺す者のために掟が存在するのだ。 10 そう!掟はモラルの無い者、つまり性的な過ちを犯す者、男同士の性的関係にふける者、人を誘拐し奴隷として売り飛ばす者、ウソつきな者、すなわち真実を告げると誓いながら嘘をつく者、神の真の教えにあらゆる方法で反する者のためにある。 11 この教えは私が伝えるべく、最も偉大な神が与えてくれた最高な知らせに含まれている。その中に私たちは神の栄光を見るのだ。
イエスの恵みの深さ
12 王であるイエス・キリストにどう感謝すればよいかわからないほどだ。神はその役割を信頼できる者として私に任せてくれたばかりか、忠実に全うする力をも与えてくれた。 13 過去の私は神を侮辱していた。おごり高く暴力的な男であった私は、キリストの人々を迫害していった。それなのに神は何をしているのか分かっていない、という私の無知な部分だけに目をとめて、私に優しさを示してくれたのだ。そう、私は神を信じる前はこんなことをしていたのだ。 14 しかし、私たちの王であるイエスは、私に対して寛大すぎるまでの恵みを注いでくれた。イエス・キリストと繋がることで、その恵みが信仰と愛を運んできてくれたのだ。
15 このことを一切の疑問を持たずに受け取ってほしい!「イエス・キリストは罪人、すなわち過ちをおかした人々のためにこの地上に来てくれた」そして、私はその中でも最も悪い人間だった。 16 しかし、神は私に大きなあわれみを示してくれたのだ。私のような極悪人でさえ、イエス・キリストによって用いられることを人々に示すことで、イエスの忍耐強さを教えてくれたのだ。そして、永遠のいのちを持つ者になるように、これから神を信じる仲間たちの模範となるようにと、こんな私を選んでくれたのだ。 17 おぉ~!その神・・・世界を永遠におさめる・・・決して終わりのない・・・私たちの目には見えないその神に、敬意と栄光を与えようではないか!この神こそ私たちの神、唯一の神だ!アーメン。
18 私のテモテよ!お前は本当に私の息子のようだ。私がお前にしている指示は、過去にあったお前への預言と一致している。私はお前にお願いしたい。その預言のことばを忘れずに持ち続け、そして正しいことのために良い戦いをしてほしい! 19 神を信頼し続けて正しいことをするのだ!これができずに信頼の道から滑り落ち、谷底で苦しんだ者たちもいる。 20 ヒメナオとアレキサンデルの2人が悪い例だ。彼らには、神に反したことを語るべきでないことを身をもって学んでもらうために、悪魔の手に引き渡すほかなかった。
過ちからの解放
2 まずはテモテ!お前にお願いしたい。全ての人のために祈るように。神が彼らを祝福し、必要が満たされるようにと・・・そして感謝を忘れずに。 2 特に権威と責任を持つ統治者やその他のリーダーたちのために祈るべきだ。そうすることで、私たちが問題の少ない平穏な生活を送ることができ、神をさらに敬うことが出来る! 3 こういったことは、救い主である神が喜ぶ良いことなのだ。 4 神は全ての人が救われ、全ての人が真理を理解することを願っている。 5 私たちの神は唯一の神である。そして、人間と神との架け橋となる仲介役となる方がいる。その仲介役とは人間として現れたイエス・キリストのことだ。 6 何よりも価値ある自らの命を、全人類のために差し出すことで、人間と神との架け橋となってくれた!これぞ正しきタイミングで神が与えてくれた私たちへのメッセージだ! 7 私はこの最高な知らせを伝える使徒として選ばれた。このことは真実であり、ウソではない。ユダヤ人ではない外国人のために真理を信じるようにと伝え、教えるために私は任命されたのだ!
男と女の持つべき姿勢
8 私の望みは全ての男たちが祈ることだ。どこにいようが神を喜ばせるために生きる。怒りを持ち、お互いに敵視し合うのではなく、手を挙げて神に祈る男でなければならない。
9 同じく女性は正しい方法で美を磨くように。派手なヘアスタイルや金や宝石、パールや高価な着物によって人の注意を引こうとはせず、礼儀ある適切な格好を心がけるのだ ——【この当時、女性たちの格好によって、信じる者たちがひどく他からバッシングされることがあった】
10 神を敬い身を捧げるその様な良い行いをする女性として、魅力を発揮するべきである。 11 落ち着いて人の話を聞き、謙虚に従う態度をもつことが大切だ。 12 女性は男性を正したり、命令することなく、静かに聞き入るのだ。——【この当時、その地域の女性が大きな態度をとることがよくあった】
13 神は最初に男であるアダムを造り、その後に女であるエバを造ったからだ。 14 アダムは悪魔にだまされることはなかったが、エバはだまされて神の命令に背いてしまった。 15 だが女性は神を信じ、愛に溢れ、謙虚な生活を送り子孫を繋げていく。すなわち子を出産する務めを全うすることによって救われるのである。——【「子供を産む」とは、必ずしも子供を産むだけの意味ではなく、「良いものを生み出す」という意味も含まれる】
教会のリーダーとしての気質
3 次の言葉は真実である。ある人の目標が教会のリーダーとして仕えることだというのであれば、その人は良い働きを願うだろう。 2 教会のリーダーとは、周りから非難をされることのない人であり、良い人格の持ち主でなければならない。妻に一途であり、自制心がある賢い生き方を選べる人でなければならない。人々から尊敬され、しかも周りの人々を歓迎し、人の力になる準備ができている人でなければならない。そしてまた良い教師であるべきだ。 3 大酒飲みでも、けんか好きでもなく、親切であり、平安をもたらす人であるべきだ。お金を愛するような人ではなく、 4 家の主として、自分の家に住んでいる者全員を上手くリードする者であるべきだ。——【妻、子供、奴隷たち、その家で暮らすもの全員】要するに、彼らの子供たちは、その人の行うマナーや行為を父親として尊敬し、父の指示に従うような親子関係の姿が見られる必要がある。 5 なぜなら自分の家庭すら上手くリード出来ないのに、どうやって神の教会の指揮が務まるというのか。
6 また教会のリーダーはまだ信じて日の浅い人であってはならない。そういった人にリーダーのポジションを与えてしまえば、彼らは天狗になり、悪魔の用意している罰を受ける危険性があるからだ。 7 また、教会に通っていない人々からも尊敬されていなければならない。そうすることで誰からも非難されず、悪魔の罠にはまることもないからだ。
教会リーダーの補佐役としての気質
8 教会のスタッフも、教会のリーダーと同じように尊敬に値する人でなければならない。口だけの人や大酒飲み、お金に執着する人であってはならない。 9 神が明かしてくれた真の信仰に従い、やるべきことを進んでやる人でなければならないのだ。 10 だから正式にスタッフとして任命する前に、その人の人柄や能力をテストする上で教会で何かの役割を任せてみなさい。そして、もしそれを立派にやり遂げるなら、スタッフとして任命するのだ。
11 同じようにスタッフとして指名された女性も陰口をたたかず、自制心があり、不安要素のない信頼に値する人でなければならない。
12 男性のスタッフはちゃんとした結婚をしており、自分の家族である子供やファミリーを上手く養う者であるべきだ。 13 スタッフの務めを優秀に果たす人は、名誉ある立場を築き上げる。そして彼らはイエス・キリストを信頼することが間違いないものだとさらに確信できるのだ。
いのちの秘密
14 あぁ~すぐにでもお前の所に行き、お前に会いたいと思っている。しかし今は、こうして手紙を書いている。 15 だからもしすぐにそちらに行くことができなかったとしても、神の家族の中でみんながどのような態度や行動を持つべきなのか知ることが出来るだろう。家族こそ、神の生きる教会であり、神の教会こそ、真理の土台であり、支えなのだ。 16 そう!神に敬意をもたらす人生の秘密を神は示してくれた。
私たち全員が同意できる真理だ。
人として来た救い主。
その正体は聖霊によって証明され、
天使たちを従わせ、
彼のメッセージは全世界へと広まった。
世界中の人々が彼を信じ、
栄光に輝き、天へと引き上げられた。
教師ヅラする理屈者に要注意⚠
4 聖霊が私たちへ明確に話してくれたのは、後の時代になると何人かの者は私たちが信じているものから離れ、背を向けてしまうということだ。彼らはウソを言うスピリットに騙されて、悪霊の教えに従ってしまうのだ。 2 この様な教えはウソつきで、人を欺く者から作られるものだ。彼らは何が正しく、何が間違っているのかをまるで分かっていない。良心を感じる感覚が麻痺してしまっているのだ。 3 彼らはこんなことも言うだろう・・・結婚をするなんて間違っている!おぉ~こんな食べ物は食べてはいけない!と・・・しかし!考えてみても分かる様に、これらの食糧は全て神が造ってくれたものだ。神は、真実を理解したうえで信じている者たちに、食べ物への感謝を忘れずに楽しんでそれを食べてほしいのだ。 4 神が造ったものは全て良い物である。だから感謝して受けるのであれば、拒否しなくてはいけないものなんて何一つないのだ! 5 神のことばと祈りによってつくられた全ての物は聖くつくられたからだ。
より優れたイエスの戦士になれ
6 このことをそこにいる兄弟、姉妹たちへはっきりと教えられるのなら、お前はイエス・キリストの立派な使者であることが明らかになる。お前が信仰の真理の中できちんとトレーニングされたのか、また良い教えの中で鍛えられたのかが分かるのだ。 7 神の真理から外れたバカげた理屈などを相手にするな。そんな時間があるなら神の名誉のため、さらに神に喜ばれる人間となるために自分を磨きなさい! 8 体を鍛えることもお前の助けに少しはなるだろう。しかし、神を喜ばせるために成長しようとトレーニングするなら、あらゆる面で役に立つだろう!この世にも、あの世にも祝福をもたらすはずだ! 9 このことは誰もが一切疑わず、受け入れるべきである。 10 私たちは全人類の救い主、生ける神に希望を置いている。神は信じる全ての者の救い主なのだ。だからこそ私たちはこの使命のために全力を投じて、もがき苦しんでいるのだ。
11 テモテよ!人々にこれらのことを教え、命じるのだ。 12 お前は若い。しかし、若いからと言って、誰からも下に見られるようなそんな扱いをされるんじゃない!それどころか神を信じている人々に見せてあげればいいのだ。信じる者としての生き方を。何を言うべきか、どう生きるべきか、またお前の愛によって、信仰によって、またピュアな生き方を通して彼らに見せつけてあげなさい。
13 私がお前たちの所に行くまでは、人々のために聖書を読み、彼らを励まし、また彼らに神のことばを教えていくのだ。 14 かつて教会の長老たちがお前に手を置いて祝福した時、神が預言を通して与えてくれた特別な能力を忘れずにしっかり使うんだ! 15 公のため、人々のために生きるんだ!そうすれば全ての人がお前のことを良く思ってくれるだろう。 16 自分の生き方と何を教えるかには、神経を張って気を付けていなさい。正しく生き、正しいことを教える!そうすればお前自身も、お前の言葉を聞く者も救われる!
その人に応じた接し方
5 年配の男性にはイライラしたような口調で話さないように注意しなさい。自分の父親に話しているように話すのだ。 2 また、年配の女性には母親のように接し、若い女性には自分の姉妹のように尊敬の意を持ちながら接しなさい。
夫に先立たれた未亡人の女性の世話について
3 夫に先立たれた未亡人が本当に孤独の中にいるのであれば、気にかけてあげなさい。 4 しかし、そのような未亡人に子供、または孫がいるなら、まず最初にすることがある。それは、その子供や孫たちをまず教育することだ。自分たちの家族に対して敬意を示す教育だ。彼らの父や母、そしておじいちゃん、おばあちゃんに親切にしてあげるということ。そういったことが神を喜ばすことに繋がるからだ。 5 夫に先立たれた未亡人で、身寄りもなく本当に助けが必要な人であれば、その女性は神の約束を信じて昼も夜も祈って神の助けを求める必要がある。 6 しかし、そうではなく自分の欲のままに生きる未亡人であれば、その女性はたとえ生きていても、死んだも同然だ。 7 まずは神を信じている者たちに個々の家族をしっかり治めるよう、指導することだ。そうすれば誰も悪の道に行くものはいないだろう。 8 誰でも一番に優先すべき点は、自分の親族の面倒を見るということだ。そう!一番に家族。もし家族の面倒をみてあげないのであれば、私たちの信じていることを拒んだということになる。イエスを信じていない人ですらそのくらいのことはするはずだ。だから、そういった人たちはそれ以下だということだ。 9 未亡人のリストとして加えられる女性とは、60歳以上の女性で、生前、生きていた自分の旦那に対して忠実であったかどうかが求められる。 10 そして彼女は良い人としての評判がなければならない。子供をしっかり育て上げ、神を信じる旅人を親切に家にもてなし、その疲れた足を洗ってあげたか。また、困難に直面している人に助けの手を差し伸べたかなど・・・すなわち、人生を人のためにささげていたかが問われるのだ。 11 しかし、若い未亡人であれば、その人はその未亡人リストに入れてはいけない。彼女たちは肉体的な欲にかられ、それがキリストから背を向けることに繋がり、最後には再び結婚をしたいと願うからだ。 12 その結果、初めにした約束を破ったこととなり、罪悪感に陥ってしまうからだ。 13 その上、このような若い未亡人たちは怠けることを学び、友人の家々を訪れては無駄に時間を過ごすのだ。そして彼女たちは噂話をし、他人の人生に介入しようと、口から出すべきでない話題をベラベラと話すのだ。 14 だから、こういったことを考慮すると、若い未亡人に限っては再び結婚をすべきだと思うのだ。そして子供を持ち、家庭をやり繰りしていくのだ。そのように幸せな家族を築き上げれば、どんな悪知恵を持った人でも彼らのことを批判することができないだろう。 15 しかし、残念なことにすでに何人かの若い未亡人たちは、神に背を向け悪魔 について行ってしまっている。
16 もう一度念を押して繰り返し言うが、自分の親族たちに未亡人をかかえている男性、または女性がいれば、まずその人がその未亡人を自分たちで支えていくことを考えるのだ。そうすれば教会に余計な負担をかけなくてすむからだ。誰の支えもないそれ以外の未亡人であれば、教会が関わり、彼女らのお世話をするべきだ。
教会を率いる教会のリーダーたちに関して
17 教会を正しくリードしている指導者たちは、2倍の敬意と祝福を受けるべきである。特に神のことばを話して教える者たちはそうである。 18 聖書にはこうある。「穀物の皮を取る脱穀作業をしている牛には、その穀物を食べるのを禁じてはいけない」——【申命記25:4より引用】また他にはこのようなことも言っている。「働く者が報酬をもらうのは当然である」——【ルカ10:7より引用】
19 教会を率いるリーダーたちの不満を訴えている人の声を聞いてはいけない。彼らが間違いをしたという事を証言できる2、3人の証人がいて、初めてその話を聞くべきなのだ。 20 万が一そのような教会リーダーが実際に過ちを犯したのであれば、教会全員の前で非難しなさい。
21 私は、神と王であるイエス・キリストと天使たちの前で本気で命じる。どんな思いであれ、ある者を特別扱いし判決を下すのではなく、偏見やひいきをせず、公平に全ての人が同じように対処されなければならないのだ。
22 誰かに手を置いてリーダーとして任命をするなら、そのことは慎重に行いなさい。他の人の過ちに関わりを持ちたくないはずだ。そのような過ちから離れた所にいなさい。
23 テモテよ!水だけを飲むのはよして、たまには少しワインを口にしなさい。そうすれば、お腹の調子が整えられ、病気になりにくくなるから・・・
24 犯している過ちがすぐに明らかになる人もいれば、最後の判決の日に明らかになる人もいる。どちらにせよ、制裁が下されるのだ。 25 良い行いをしている人もこれと同じだ。人目に付きやすい善行もあれば、今の時点では見えなくとも後になって明らかにされるものもある。いずれにせよ全ては明らかになるのだ。
奴隷への特別な指導
6 奴隷である全ての者は、自分の主人にあらゆる面で尊敬の念を表すべきである。そうすることで、どこからも神の名を、また神の教えを非難する者が現れないはずだ。 2 主人が神を信じる人である場合、主人も奴隷も神の兄弟であることには間違いない。だからと言って主人を軽んじても良いのだろうか?そんなことはない!それどころか主人のために、より尽くすべきなのだ。なぜなら神を信じる者を助け、愛し合うべきだからだ。
これこそが全ての人によく教え、指導すべきことだ。
お金に関すること
3 中には異なる教えを受け入れて王であるイエス・キリストからくる真理にうなずかない者もいる。神を敬い喜ばす教えを拒否し、私たちを引き上げる真理を受け入れないのだ。 4 彼らは自分が知っている知識に誇りを持っているが、まったく何も理解していない。彼らはディベート好きで、口論し合うことが大好きだ。まるで何かの病気にかかっているかのようだ。こうして彼らは嫉妬心、言い争い、侮辱、悪意のある疑いを運んでくる。 5 悪意が入り、乱れた彼らの頭は混乱し、いつも口論を引き起こす。真理の理解を失った彼らは神を敬うふりをするのが豊かになる方法だと思っているのだ。
6 神を敬う生き方は、実際に人々を豊かにする。なぜなら、そういう人は今持っているものに満足して生きるからだ。 7 私たちがオギャーとこの世に生を与えられた時、私たちは何も持たずに産まれてきた。そして死ぬときも同じだ。何も持って行くことはできないのだ。 8 だから食べる物と着る物さえあれば満足なのだ。 9 大金持ちを夢見る人はもうけ話に目がなく、誘惑の罠に引っかかってしまう。愚かなことに自分や周りを傷つけるものを欲しがり、人生をズタボロにするのだ。 10 お金を愛する者は、あらゆる悪の始まりだ。私たちの中にはお金に導かれ、信じる者から引き離されていった人たちもいる。そんな人は、自分の身を刺し通す激しい痛みと悲しみへの第一歩を踏んでいるということなのだ。
重要事項
11 だが、お前は神に属する者だ。だからこれら全てのものから逃れ、正しいこと、良いことに熱心に励むのだ。神を敬い信仰で生き、人を愛して根気強く、人にやさしく大きな心を持つのだ。 12 そして信仰のために戦い続けること。その価値ある戦いに勝つために全力で取り組むのだ。そう!永遠のいのちを手放さず、持ち続けるのだ。お前がイエスに対しての信仰を告白した時、その時にお前は神によって選ばれ、神のものとされた。このことは素晴らしい真実であり、お前が全ての人に包み隠さず話していることだ。 13 ポンテオ・ピラト総督の前で大胆に証したイエス・キリストと、全ての者にいのちを与えてくれた神の前で、私はお前にこう命じる。 14 自分に任されたその行いを失敗せず、怠けずに行いなさい。そうすれば王であるイエス・キリストが再びこの世に現れる時に誰からも非難されずに済むだろう。 15 その時がいつなのかは神が定めている。最も偉く、唯一の統治者。王の王であり、全ての上に立つものである。 16 唯一の神は朽ちることもなく、決して死ぬこともない。彼は光の中に生きていて、その光はまぶしすぎて誰一人として近づくことができないほどだ。誰も彼を見たことがなく、見ることはできない。全ての名誉と力が彼の一部だ。永遠に。アーメン。
17 この世で生きる上で大切なポイントを金持ちたちに命じなさい。傲慢になるな。お金に希望を持つのではなく、神に希望を持ちなさい。お金は信頼できないが、神は私たちを寛大にケアしてくれる。神は私たちを楽しませる全てのものをくれるのだ。 18 また、お金持ちの人には良いことをするようにと教えなさい。良いことでお金を稼ぐように教えるのだ。そして与えることや、一緒に共有することを楽しめるように教育するのだ。 19 そうすれば、自分のために永遠の宝を天にたくわえることになる。これこそ未来に備える、ただ1つの絶対的な安全な投資なのだ。彼らはこれからやって来る時代で真の人生を手にすることができるのだ。
20 テモテよ!神から託された任務を全うしなさい!お前は神からたくさんのものを任されている。だからそれをきちんと守り抜くのだ。神のことばではなく、くだらない話をしている者、お前に知識を用いて口論を仕掛ける者からは離れるのだ。その知識とやらは、まったく知識ではない! 21 深い知識を持っているというやつらの考えは、私たちが信じるものとは完全に違う。
神の恵みがお前にあるように私は祈っている。
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