Chronological
誰が推薦している?
10 私、パウロは救い主の優しさと、穏やかさが詰まった心からあなた達にお願いする。ある者は私についてこう言うのだ・・「直接会う時はビクビクしているくせに、離れているとでっかい口をたたく」と・・・ 2 そう言っている彼らは、私たちが世の中の価値観で行動していると思っているのだ。しかし、私が彼らの元に行った際には、でっかい口で彼らを𠮟りつけようと思う。どうか、あなた達に対しては彼らと同じような厳しい処罰を私に取らせないでほしい。 3 私たちはこの世に生きているが、この世の戦い方は選ばない。 4 私たちはこの世の武器は使わない。その代わりに、敵の城壁をも打ち滅ぼす神からの力を宿した武器を使う。そして議論を終わらせて、 5 神を知ることの邪魔をするプライドを打ち砕き、全ての考え方を捕らえ、救い主に屈服させる。 6 私たちにはすぐにでも、あなた達の全ての逆らいを正し、罰する準備が出来ている。しかし、まずはあなた達が完全に従う者になってもらいたい。
7 自分の前に置かれたものに目を留めるんだ。もしあなた達が救い主に属していると確信しているなら、その人は思い起しなさい。私たちも同じように救い主に属しているということを。 8 イエスが与えてくれたこの権威を、私たちが自慢し過ぎているように聞こえるかもしれない。しかし、この権威はあなた達を打ちのめすためではなく、建て上げるために与えられたものなんだ。私はそれを恥とは思わない。 9 手紙を書くことでみんなをビビらせようとしているのではない。 10 「パウロの手紙は力強くて、重みがあるが、会ってみると存在感が薄く、スピーチもダサいよなー」と言っているなら、 11 その人たちには分からせてあげるべきだ。離れている時の手紙と同じ重みと力強さで実際にそこにいる時も対処してあげよう。
12 私たちは自分を全面に押し出して、自らを宣伝している人たちと同じ土俵に立つつもりはない!その人たちを基準に自己評価するつもりも全くない!彼らが自分たちという計測器で互いを測り合い、自分たちという天秤で比べ合っているのは、彼らが何も分かっていない証拠だからだ。
13 私たちの誇りは、神が定めた役割の境界線内に私たちを留め、それを越えてまで働き、それを高々と自慢しないことだ。そしてもちろん、その境界線内にはあなた達への働きも含まれている。 14 その境界線があなた達の所まで行き届いていなく、私たちが勝手にその境界線をどしどしと侵略しているのだと思うのか?そうではないだろう。あなた達に救い主の最高な知らせを最初に届けたのは私たちではないか! 15 私たちが誇るのは、自分たちのしたことだけだ。その代わりに私たちは望んでいる・・・あなた達の信じる心が成長し、あなた達の間で私たちの影響が広がってくことをだ! 16 最高な知らせがあなた達の街を越えた先々にまで届くことを期待している。 他人の領域ですでに誰かが行った仕事を自慢するようなことはしたくない。 17 「誇る者は、神だけを誇りなさい」——【エレミヤ書9:24より引用】 18 自分自身のことを見せびらかす言葉に重みはない。重要なのは、イエスが「良くやった!」と言ってくれるかどうかだけだ。
パウロと偽の使徒との違い
11 どうか私のことが少し愚か者のように聞こえたとしても我慢して聞いてほしい。辛抱してくれ・・・ 2 神から来るあなた達への燃える思いが、私の頭から離れない。あなた達は純潔な花嫁であり、救い主はあなた達にとって唯一の夫である。私はあなた達を救い主に捧げ、結び付けることを約束した。 3 エバがヘビに巧みにダマされたように、あなた達の思考も侵されて、真っ直ぐ純粋に救い主について行く歩みから逸れてしまわないかと心配なんだ。 4 あなた達は私たちから聞いたイエスとは違うイエスについて誰かから聞かされても何も言い返していないのではないか・・・!?私たちから受け取った聖霊やメッセージとは違う霊やメッセージを簡単に容認してしまっているではないか・・・!?
5 私と比べてその超使徒と呼ばれる人たちに圧倒される理由などないはずだ! 6 私は訓練を受けたメッセンジャーではないのは本当だが、私には知識がある。このことについては私たちはいつも色んな方法で証明してきたはずだ。
7 私はみんなから何の報酬も受けずに、神の最高な知らせを伝えた。あなた達を引き上げるために自分自身を低くした。それらは、間違いだったのだろうか? 8 私は他の教会から報酬を受け入れた。それは、あなた達に仕えるために彼らからお金をいただいたのだ。 9 あなた達の所で不足があった時も、誰にも負担はかけなかった。マケドニヤ州から来た兄弟たちが必要を全て満たしてくれたからだ。私はあなた達の誰かに負担をかけるようなことはせず、これからも決してそうはしない。 10 アカヤ地方の人は誰一人として私がこのようなことを公に言い放つことを止めることが出来ないだろう。私はこのことをキリストの真理と一緒に言わせてもらう。 11 では、何であなた達に負担をかけないのか?それは、みんなを愛していないからだと思うか?私のあなた達への愛は、神が良く知っている!
12 私がこのやり方を続けていくのは「自分はパウロたちと同じ使命に従っている」と言い張る人たちの根拠を奪うためだ。 13 彼らはニセ使徒、献金泥棒であり、救い主の使徒のコスチュームを着ているだけだ。 14 それもそのはず、悪魔でさえ光の使いのコスチュームを身にまとうのだから。 15 だから、悪魔に仕える者が正義のヒーローぶったとしても、何の不思議なことではないのだ。しかし、彼らにはその行いにふさわしい終わりが待っている。
パウロの誇り
16 繰り返し言うが・・・私を愚か者だとは思わないでくれ。しかし、もしそう思うのなら、愚か者を受け入れているように私を受け入れてほしい。そうすれば、私も少しだけ誇ることができる。 17 イエスのやり方ではなく、愚か者のやり方で自慢しよう。 18 誰もがするこの世の価値観を基準にした自慢話だ。 19 みんなは何て大人なんだ!ニコニコと愚か者たちに我慢をしている! 20 私がこんなことを言うのも、あなた達はとても忍耐強いからだ。ある人が、あなた達を奴隷扱いし、食い尽くし、利用し、虫けら扱いし、侮辱していても、あなた達は耐えられる。 21 恥ずかしながら私たちにそんなことをする強さはない。
しかし、誰かが自慢しようとでもいうのなら、私も愚か者がするように自慢をさせてもらおう。 22 彼らがヘブル人だからどうした?私もだ。イスラエル人だからどうした?私もだ。アブラハムの家系だからどうした?私もだ。 23 救い主に仕えているからどうした?私の方が仕えている。(こんなことは気でも狂わなきゃ言わない・・・)彼らよりも私の方がずっと激しく働き、もっと牢屋に入れられ、もっとむち打ちで痛めつけられ、もっと死に直面してきた。
24 私はユダヤ人からムチ打ち39回の刑を5度、受けた。 25 それから棒でボコボコにされたことが3度、石打ちで殺されかけたことが1度、3度の難船を経験した。その内の1度は一昼夜海上を漂流した。 26 旅路の中で、私は数々の危険を経験した・・・川で、強盗に、同胞に、ユダヤ人以外の人々に、都会で、誰も住んでいない所で、海で、信じる者のふりをしている人たちから身の危険を味わった・・・
27 苦労があり、厳しい困難があり、数々の眠れない夜があり、食べる物にも困って飢え渇く日々があった。また、着る物にも困って寒さに凍える日々を重ねてきたのだ。 28 それからこれらに加えて、私はそれぞれの教会への思いと、心配を日々抱えている。毎日信じる仲間たちが集まるそれぞれのグループのことを考え、心配し、心をすり減らしているんだ。 29 誰かが弱い時、必ず私も弱さを感じる。誰かが過ちにおちいった時、私も深く怒りを覚える。
30 もし自慢しろと言うのなら、私は自分の弱さを誇ろう。 31 嘘ではない。王であるイエスの父であり、いつまでも賛美される神がそのことをよく知っていてくれる。 32 ダマスコでアレタ王に遣わされた総督が、私を捕まえるために町に警戒体制を敷いた。 33 しかし、私の友が私をかごに入れ、かごに入った私は、窓から壁つたいに降ろされて、総督から逃げのびたのだ。
弱い時にこそ私は強い!
12 私は誰の助けにもならない自慢をし続けなければいけない・・・神が見せてくれたビジョンとイエスが明かしてくれた神秘について語ろう。 2 イエスを信じるある1人の男が14年前に天の第3の領域に引き上げられた・・・それが肉体と一緒にだったのか、肉体から離れてだったのかは神だけが知っている。 3-4 それを霊だけで経験したのか、肉体も一緒に経験したのかは神にしか分からない。私が分かっているのは、引き上げられていったその場所が天国であり、この男はそこで言葉では表現しようもないものを耳にしたのだ。さらに、その男は語ることの許されないことを聞いたのだ。 5 私が自慢しているのはこんな男のことだ。しかし、私は自分自身の自慢はしない。私はただ自分の弱さについて自慢しよう。
6 私がもし自慢したとしても、それは愚かなことではない。本当のことを語っているだけだからだ。しかし、もうやめておこう・・・それが理由で、私の振る舞いや私の言葉以上に私自身のことを過大評価してしまう可能性があるからだ。
7 私が言いたいのは・・・私に示してくれた数々の素晴らしい出来事によって、誰一人として私を高く評価してはいけないということだ!だからこそ、私は痛みをともなうような困難を与えられた。悪魔から遣わされた天使は、私を苦しめた。しかしそうすることで、私は誰よりも自分が優れているのだと自分を高ぶらせるようなことをしなくて済んだのだ。 8 この困難が私から取り去られるべきだと、私は3度もイエスに主張した。 9 しかし、彼の答えはこうだった。「お前へのわたしの恵みはもう十分だ。わたしの力は弱さの中で完成されるからだ」だから、救い主の力が私の内に宿ることが出来るよう、私は自分の弱さを喜んで誇ろう。 10 弱さも、侮辱も、困難も、迫害も、問題も、悲劇も、全てが救い主のためなら、私は喜んでそれらを受け入れよう・・・なぜなら、私が弱い時にこそ、私は真の強さを持つからだ。
コリント教会へのパウロの心配
11 私は愚か者のように書いてきたが、そうさせたのはあなた達だ。本来であれば、あなた達が私のことについて良いことを言うべきであろう。私は何者でもなければ、あの超使徒たちは私よりもさらに何者ものでもない! 12 私はみんなの中でめげずに、奇跡と驚くばかりの素晴らしい働き、力溢れる働きを行い続けることで真の使徒であるしるしを残した。 13 だから、あなた達は他の教会が受けている全てのものを受け取っている。1つだけ他の教会と違うことは、私はあなた達に負担をかけなかったということだ。そのことについて赦してほしい。
14 さあ!3回目となるみんなのところへの訪問の準備は出来ている。あなた達には負担をかけない。「あなた達の物」を欲しくて行くのではない。あなた達自身を慕って行くのだから。子供たちが親のために蓄えるのではなく、親が子供たちのために備えてあげるべきなんだ。 15 だから、私はあなた達のためだったら喜んで全てを費やし、使い果たされるために自分を捧げよう。私が愛せば愛するほど、あなた達が持つ愛は冷めるというのか? 16 確かに私はあなた達に何の負担もかけなかった。しかし、恐らくあなた達はこう思っただろう・・・「私が嘘をつきあなた達を騙し、私の見方に取り込んだのだと・・・」 17 私が送った人たちがみんなを利用するようなことがあっただろうか? 18 私はテトスにあなた達のところに行くようにお願いし、もう1人の兄弟も同行させた。そのテトスがあなた達を利用した?そんな訳がないだろう!彼と私は同じ霊で同じ行動を取ったのだ。
19 「自分たちを弁護するために書いているのだ」と読みながらずっと思っていたかもしれない。しかし、私たちは神の前で救い主の代弁者として語っている。そして、その全ては本当に大切なあなた達を築き上げるためなんだ。 20 次に私があなた達に会う時、あなた達の中に争い、嫉妬心、怒り、自己中心、悪口、噂、醜いプライド、無秩序に侵されていて互いに幻滅するようなことがあるのではと心配している。 21 もう1度訪れる時、神が私にあなた達の前で恥ずかしい思いをさせないかを心配しているのだ。前に間違いを犯していた多くの人が、まだ汚れた生き方、性的乱れ、恥ずべき行いをキッパリと断ち切っていないからだ!
パウロの願い
13 みんなのところを訪れるのはこれで3回目になるが、念を押させてもらおう。「どんな訴えも、2人か3人によって証明されなければならない」——【申命記19:15より引用】 2 私は2回目の滞在の時、すでに道を踏み外していた者たちに警告を与えた。今は、あなた達と物理的な距離があるが、再び道を踏み外してしまった者たちにその時と同じ警告を与えておく。今回の訪問では容赦なく彼らに罰を与える。 3 救い主が本当に私を通して語っているんだという証拠をあなた達は要求している。あなた達が求めている証拠は、救い主がみんなの間で弱々しくいるのではなく、力強く働いているということだ。 4 救い主は人という弱さを着たまま十字架の上で死んだ。しかし、今は神の力によって生きている。同じように私たちもその弱さを持っている。しかし、あなた達の前に立つ時、私たちは神の力によって彼と共に生きる。
5 自分を良く見つめ直し、自分が本当に信じて生きているのか試してみなさい。イエス・キリストがあなた達の中で生きていることに気づいていないのか!?そのテストをパスできないなら・・・つまりそれを本当に信じて生きていないのなら・・・救い主はあなた達の中で生きてはいない。 6 私たちはこのテストに合格している姿をあなた達に示せていることを願う。 7 私たちの神への願は、あなた達が過ちを犯さないと言うこと。私たちの心配は、私たちがそのテストに合格していることが、あなた達と一緒にいた時に見せられたかということではない。私たちの本当の心配は、私たちがテストで不合格になったように見えたとしても、あなた達が正しい道を歩むことができるかということだ。 8 私たちは真理に反して何かをすることはできない。ただ真理を見せる事だけだ。 9 あなた達が強いなら、自分たちが弱くても嬉しい。そして、その私たちの祈りは、みんなの人生が修復されて、欠けたところのない完全な正しさに戻ることだ。 10 この手紙をあなた達の所に行く前に書き送っておくのは、そちらへ行った時、イエスから与えられた権威を使って厳しい処罰をしなくて済むようにだ。この権威はあなた達を壊すためではなく、強く建て上げるために与えられたのだからだ。
11 教会のみんな!最後に言わせてくれ・・・喜んでくれ! 歩みを真っ直ぐにして!私がお願いした通りにするんだ!同じ思いで、協調し合って生きるんだ!その時に愛と平和である神は、あなた達の真っただ中にいる。
12 神の人々として真実の愛のこもった挨拶を交わし合うように。こちらにいる神の使命を生きているみんなも、あなた達によろしくと言っている。
13 みんなが、王であるイエス・キリストからの恵みと、神の愛と、聖霊との友情を楽しめるよう、祈っている。
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