Chronological
神のひとり子は天使よりも優れている
1 ずっと昔、神は預言者を通して幾度となく、また、あらゆる方法で私たちの先祖に語りかけた。 2 そして、今では神は自分のひとり子を通して私たちに語ってくれている。神はその息子を通して宇宙を造り、その息子に全てのものを受け継がせたのだ。 3 ひとり子には、神の素晴らしさと神聖な風格があり、彼の風ぼうはそれを全て物語っている。彼は神の性質を完全に、また完璧にコピーされた存在であり、偉大な彼の命令によって全ての物を持ち合わせている。その息子は、人間のおかした過ちをきれいさっぱりとするために必要な道を作り、天にいる偉大で唯一の神の右の座に座っていた。——【右の座とは栄光と権威の象徴を意味する】
4 ひとり子は、天使たちよりも格上で素晴らしく、神はその息子に他のどんなものよりも優れた名前を与えた。
5 神は他の全ての天使たちについて、こんなことを言ったことが未だかつて一度たりともあったであろうか?
「♪ わたしはあなたの父となる
今日わたしは宣言する お前はわたしの息子となる♪」——【詩篇2:7より引用】
また、神は天使に対してこんなことを言ったことは今までにない。
「♪わたしは彼の父となる、
彼はわたしの息子となる♫」——【2サムエル記7:14より引用】
6 こうして、神は長男であるイエスを天の世界にいる天使たちに受け渡すと、こう言った・・・
「♪全ての天使たちよ!彼を讃えよ!♫」——【申命記32:43より引用】
7 また、神は天使たちについてこうも紹介した。
「♪神は天使たちを風に変える。——【風は霊を意味する】
神は自分に仕える者たちを燃える炎に変える♫」——【詩篇104:4より引用】
8 しかし、自分のひとり子については、この様に言った・・・
「♪神よ!あなたの王国は永遠に、ず~っと続く。
あなたは自分の権威を正義のために用いる。
9 あなたは正しさを愛し、間違ったことを嫌う。
そう!神よ、あなたの神よ、神はあなたを選び、
あなたに他の誰よりも多くの喜びと栄光を与える♫」——【詩篇46:6-7より引用】
10 神はまたこうも言った・・・
「♪天地の王!あなたは最初にこの地を造った。
天も、あなたの手によって造られた。
11 これらはみな、いつの日か消え去り、無くなっていくが、あなたは、いつまでも変わらず、そのままである。
これらはみな、古着のようにボロボロになり、無くなっていくだけだ。
12 あなたはそれらをシャツの様に畳み込み、
そして、真新しいものへと代えていく。
しかし、あなたは決して変わらない。
あなたのいのちは決して終わりがないのだ!♫」
13 神は天使に対してこのようなことは一度も言ったことがなかった・・・しかし、息子にはこう言った。
「♪私があなたの敵をあなたのコントロール下に置くまでは、
私の右の座に座っていなさい!♫」
14 全ての天使は神に仕える霊であり、救われる人々を助けるために遣わされるのである。
最高な知らせからそれてはいけない
2 私たちが教わったものを手離さずに従い続けるには、細心の注意が必要だ!徐々に間違った方向に流されてしまわないよう、習った真理から離れていかないようにしなければならない! 2 神が天使たちを通して話した教えは、真理そのものだ。教えから離れた者たちには、それ相当の罰が加えられた。教えに背いた者は、罰を逃れることが出来ないのだ。 3 私たちに与えられた素晴らしい救いから目を離してはいけない。王であるイエスが最初に、私たち人間に教えてくれたことだからだ。もし私たちがそこから目を背けてしまえば、私たちもまた罰を受けることになるだろう。こうして、イエスの声を聞いた者たちが、救いこそ真理であると私たちに証明してくれるだろう。 4 神はまた、その教えを驚くほど色々な奇跡、不思議な神のワザを用いて明らかにしてくれた。そしてまた、神はその教えを自らの方法で、聖霊を通して沢山の贈り物を与えることで人々に示してくれた。
人間を経験したイエス
5 神は新しくやって来る世界を天使たちの手に委ねることはしなかった。新しい世界とは、私たちがずっと話し続けていたその世界のことだ。
6 聖書ではこの様に言っている・・・
「あなたにとってそんなにも人間が大切なのか?
何でそんなに人間に対して気にかけてくれるのか?
何でそんなに良くしてくれるのか?
人の息子をそんなにも、——【息子とは、人の子、またはイエスをも意味する】
彼がそんなに重要なのか?
7 少しの間、その方を、
天使よりも低くして、
栄光、冠、誉 を彼の頭の上に全てのせるのだ。
8 地上にあるものを彼に管理させ、
神の創造物、地上の全てのものを彼に管理を任せるのだ」——【詩篇8:4-6より引用】
もし神が全ての物を彼のコントロール下に置くならば、彼にコントロールできないものは他に何もないはずだ。しかし、私たち人間から見ると、彼が全てを支配している様には見えない。 9 ほんの少しの間、イエスは天使たちよりも低い存在となった。だが、今では彼が栄光と名誉の象徴である冠を頭に付けているのが私たちの目に見える。なぜなら、イエスは苦しみと共に死んだからだ。こうして神の恵みによって、イエスは全ての人のために命を投げ出したのだ。
10 多くの人が神の子供たちとなり、神の栄光をその子供たちと分かち合えることを神は強く望んでいた。そして、神はそれを正しい方法で行い示したのだ。こうすることが出来たのも、彼が全ての万物を創造し、そして今でもそれらを治め、統治しているからである。神はイエスをつくり、イエスを完璧な救い主とした。こうしてイエスが苦しみを通ることで、神の子供たちが救いに導かれるための道を作ることが出来たのだ。
11 人々を聖なる者として造ったイエスと、聖なる者から造られた人々はみな同じ家系から来ている。すなわち、イエスがそのような人々をイエスの兄弟、姉妹だと呼ぶことに何の恥じらいも持たないのだ。
12 イエスは神にこう言った・・・
「神よ!俺はあなたについて自分の兄弟、姉妹たちに語るだろう。
そして、賛美をする全ての人々の前で、あなたに感謝し、賛美の歌を歌うだろう」——【詩篇22:22より引用】
13 そしてまた、イエスはこうも言った・・・
「俺もまた、彼らと同様、神を信じている」——【イザヤ書8:17より引用】
そして、
「俺は今ここにいる。神が与えてくれた子供たちと共に」——【イザヤ書8:18より引用】
14 彼ら子供たちはみな、人間であり肉体を持っている。そこでイエスもまた人間と同じように肉体を持ち、人間が感じて経験することを同じように味わったのだ。こうすることで、イエスは死を迎え、死の力をあやつる者、すなわち悪魔からも打ち勝つことが出来たのだ。
15 イエスが人間の姿となり死ぬことで、生涯ずっと奴隷の様に死の恐れを抱いていた者たちに自由と解放を与えてくれたのだ。 16 これこそまさに、イエスが助ける天使たちのことを言っているのではなく、イエスがアブラハムから受け継がれてきた人々を助けるということを明らかにしてくれたのだ。 17 だからこそ、イエスは私たち人間の様になる必要があった。イエスは私たちの様になることで、優しさと裏切らない絶対的な大祭司として私たちの代表となり、神の前に立ってくれた。こうしてイエスは、人々の間違いを取り除くために犠牲となってくれたのだ。
18 そう!イエスが誘惑を受けて苦しむことで、誘惑を受けて試されている人間をイエス自ら助けることが出来るのである。
モーセより遥かに勝るイエス
3 私の兄弟、姉妹たちよ!あなた達は神の聖なる者として、神によって選ばれたのだ。だから、イエスのことを考えるのだ!イエスこそ神によって私たちを救うために、また私たちの大祭司となるために遣わされた方である。 2 モーセと同じように神に忠実であったからこそ、イエスは大祭司とされた。そして、神の家で神の望むことを全て行ったのだ。 3 ある人が家を建てれば、その家よりも家を建ててくれた職人に感謝を言い表すだろう。そう!イエスもそれとまったく同じことだ。モーセよりも大きな名誉を受けるべき存在、それがイエスなのだ。 4 全ての建物は誰かしらによって建てられた。しかし、神は全ての物を建て上げたのだ。 5 モーセは忠実な人として神の家で仕える者であった。彼は人々に神がこれからすることを伝えていった。 6 もちろん、キリストも忠実な方である。が、それ以上にキリストは息子として神の家を治めているのだ。自分の内にイエスがいるという大きな希望を持ち続け、それに自信を持ってるなら、私たちは間違いなく神の家だということだ。
心を閉ざさず、神に従い続ける
7 そう!だから聖霊の言われる通りだ。
「もし、今日、神の声を聞くならば、
8 荒野で神に試された時の様に、
神に背かず、今までと同じように、
心を閉ざしてはいけない!
9 荒野で40年間にもわたって、あなたの先祖たちは私がしたことを見てきた。
しかし、彼らは私を、私の忍耐力を試したのだ。
10 だから、私は彼らに怒ってこう言った。
『彼らの思いは、いつだってズレている。
間違っているのだ!彼らは決して私のやり方を理解しない!』
11 こうして私は怒ってこう決断した。
『彼らは決して私の安息の場所に足一本入れることはできない』と・・・」——【詩篇95:7-11より引用】
12 だから、兄弟、姉妹たちよ!神のことを疑い、神について行くことを止めるなどという悪の思いにとらわれないように気を付けなさい! 13 そんなことよりも、お互いに毎日励まし合うのだ!今日というその日がまだある内に励まし合うのだ。誰一人として罪に惑わされ、また変えることが不可能だという程に陥らないよう、互いに助け合うのだ。——【今日とは、7節に出てくる「今日」からきている】 14 私たちが初めの頃に抱いたその信仰を終わりの日までずっと持ち続けることが出来るなら、私たちはキリストが持っている全ての物を共有し、味わうという素晴らしい名誉をもらうことが出来る。 15 だから聖霊はこの様に言った。
「もし、今日、神の声を聞くならば、
荒野で神に試された時の様に、
神に背かず、今までと同じように
心を閉ざしてはいけない!」——【詩篇95:7-8より引用】
16 いったい誰が、どんな奴が神の声を聞いたのにも関わらず、神から離れていくのか!?それはモーセがエジプトから率いた全ての人のことだ! 17 いったい誰が!どんな奴が!40年もの間、神を怒らせたのか?神は神に対して間違いをおかした者たちに怒りを持ち、そして彼らの遺体をそのまま砂漠へ置き去りにした。 18 そして、神が「安息の地に入ることはない」と約束されたのは、どのような人々に対してだったのだろうか?・・・それは神に従わなかった人々のことだ! 19 そう!私たちはず~っとその光景を見てきたのだ。神を信じない者たちが、神が約束したあの安息の地に入ることが出来なかったという光景を・・・
安息の地
4 こうして私たちは、神が当時の人々に約束したその約束を、今でもまだ持ち続けているのだ。その約束とは、神の安息の地に入ることが出来ると言った約束だ。だからこそその約束からこぼれ落ちないように、しっかりと気を緩めることなく生活し続ければならないのだ。 2 最高に素晴らしいニュースとは、神が彼らに約束したものと同じ約束が私たちにも与えられているということだ。しかし、彼らはそのメッセージを聞いたのにも関わらず信じようとしなかった。それを真実であると確信するような人々ではなかったのだ。 3 しかし、こうして素直に神の言っていることを信じている人々だけは、神の安息の地へと行ける切符を得ることができるのだ。神はこの様に言った。
「私は怒ってこう決断した。
『彼らは決して私の安息の場所に足一本踏み入れることはできない』と・・・」——【詩篇95:11より引用】
しかし、神の創造の働きは既に終わっている。 4 そう!聖書の中で神は7日間のことについて語っている。神はこう言った。「7日目に神は彼の働きを止め、安息を取った」と・・・ ——【創世記2:2より引用】
5 しかし、さっき話していた聖書個所で神は、
「彼らは決して私の安息の場所に入ることはできない」と・・・
6 要するにこういうことだ!神の安息の地に入って楽しむためのチャンスが、未だなお残されているということだ。しかし、初めにこの素晴らしいニュースを聞いた者たちは、神に従わなかったので入ることが出来なかった。 7 だから神は、神の安息の地に入れるように他の日を設けてくれたのだ。それが今日と呼ばれるこの時なのだ!、その日のことについて、神は長い間ダビデを通してこの様な言葉を引用し、話してくれていた。
「もし、今日、神の声を聞くならば、
神に背向き、頑固になるな!」——【詩篇95:7-8より引用】
8 私たちは知っている。ヨシュアが人々に安息の地を与えたのではなく、神が与え、約束したことを!なぜなら、神は安息の地のための別の日について語ったことがあるからだ。——【ヨシュア:モーセの次にイスラエルのトップとして国を率いた男】
9 だからこそ、これが何を示しているかというと、神の安息が将来、神の人々に訪れるということだ。 10 神は一連の働きを終えると、安息を取られた。こうして神の安息の地に入った全ての人は、神と同様に手を休めて休息を取るのだ。 11 だからこそ是非とも気合いを入れて、私たちも神の安息の地に入れるよう努力しようではないか!一生懸命それに向かって努力することで、私たちの中で誰一人として神に従わない生き方に陥らないよう、迷ってしまわないよう、努力していくべきであろう。
12 神のことばは生きている!そして助けてくれる!神のことばは、この世で最も優れている刀よりも切れ味が鋭く、私たちの内側をズバリと切り裂く力がある。魂と霊が混ざり合うその場所を一気に切り裂く鋭さだ。神のことばは、私たちの関節や骨の髄をスパッと切り分け、私たちの心にある思いや感情を見事に判別してくれる。 13 私たちのものは全て、神から隠すことはできないのだ。神にとって全てがお見通しで、全ては丸裸にされるのだ。全ての物は神の前で公にされ、私たちはそこでどのように生活していたかを説明しなければならないのだ。
私たちの大祭司・イエス
14 私たちには天で神と一緒に過ごした大祭司がいる。その名はイエス。神の息子だ。そう!だからこそ、イエスの中で私たちの信仰を言い表し続けようではないか! 15 大祭司であるイエスは私たちの弱さを知っていて理解してくれる。イエスがこの地上にいた時、彼は様々な方法で誘惑を受けた。私たちが普段受けるその誘惑をイエスもまた味わったのだ。しかし、イエスは決してその誘惑を受け入れ、過ちを犯すことはなかった。 16 私たちは大祭司であるイエスと共に、自由かつ大胆に神の恵みを求め、神の王座に近づくことが出来る。そこで私たちは、私たちが必要なあわれみや優しさを受け取ることが出来るのだ。
イエスとメルキゼデク大祭司
5 大祭司は男たちの中から選ばれる。大祭司には人々を助ける仕事を与えられ、全ては神のために行われなければいけない。その男は神のために供え物と、過ちのための犠牲を捧げなければならない。 2 しかし大祭司もまた自分の弱さを持っている。だから無知のせいで間違いを犯した者たちに、優しさといたわりを与えることが出来るのだ。 3 彼は人々の過ちに対して生贄を捧げるが、一方で自分にも弱さを抱えているため、自分の過ちに対しても生贄を捧げなければならないのだ。
4 大祭司になるということはとても名誉なことである。が、誰一人として自分から挙手をしてその地位を得ることはできない。アロンが神に選ばれた様に、その大祭司もまた神によって選ばれなければならないのだ。 5 キリストもまた同じである。キリストも 大祭司の名誉を受けるために自分で自分を選んだのでない。神がイエスを選んだのだ。そして神はイエスにこう言った。
「 ♪ わたしはあなたの父となる
今日わたしは宣言する お前はわたしの息子となる♪ 」——【詩篇2:7より引用】
6 そして、他の聖書箇所では神はこう言っている。
「あなたは永遠に、ず~と祭司だ。
メルキゼデク大祭司と同じように」——【詩篇110:4より引用】
7 イエスが地上で生活をしている時、イエスは神に祈った。死から自分を救いあげてくれるその方に助けを求めたのだ。イエスは涙ながらに大声で神に祈り、お願いした。するとイエスから敬意を受け取った神は、イエスの祈りを聞いたのだ。 8 イエスは神の息子ではあったが、それでも苦しみを通ることで神が言っている全てのことに従うということを学んだのだ。 9 こうすることで、イエスは完璧な大祭司となり、彼に従う全ての人に対して永遠に救われる道を与えたのだ。 10 そう!神はイエスをメルキゼデクの様な大祭司としたのだ。——【メルキゼデク:旧約聖書の登場人物。聖書に登場する最初の祭司にして王。後にエルサレムとなる都サレムを治めていた。創世記14:17-20より引用】
自立したイエスを信じる者
11 この話題についてもっと多くのことを話すことができるが、これ以上説明してもあなた達の集中力が途切れてしまうのでここで止めておこう。 12 あなた達は既に十分な時間を与えられ、今度は教える立場にあるべき存在だ。しかし、あなた達は再び最初からレッスンを学び直さなければならない。離乳食なんてまだまだだ!まずはミルクの吸い方を学ばなければならない。 13 赤ちゃんの様にミルクを与えられてそれをそのまま飲んでいる人たちというのは、自分で何が正しい生き方なのか理解することはできないだろう。 14 そして固形物の食事は成長している者に与えられる。彼らは彼らの経験を通して学び、正しい事と間違っている事との区別をつけ、見分けることが出来るのだ。
天使とひとり子の格の違い
6 1-2 そろそろキリストについての初歩のレッスンは終わりにし、次に進まなければならない!過去の悪には背を向けて、スタート地点に戻り続けるのではなく、神を信じて新しい人生へと進んで行かなければならないのだ。洗礼式、人々に手を置いて祝福を祈ること、死者の復活、最後の判決、そして今、私たちはもっと深みへと漕ぎ出して成熟した教えを学ぶ必要がある。 3 そう!神がそれを認めるなら、私たちはそうするべきなのだ。
4-6 キリストの道から離れてしまった人々の人生を、再び正しい場所へと戻すことが出来るのだろうか?私が話しているそういう人というのは一度真理を学び、神のギフトを受け取り、また聖霊を受けた人たちのことである。彼らは神の素晴らしいメッセージを聞いて祝福を味わい、イエスの新しい世界で起きた驚くほどの力を見た人たちのことだ。しかし、彼らはそれら全てを捨ててしまった。そういう人が再び返り咲くことは不可能だ。なぜならキリストから去る者は再びキリストを十字架にかけて、人々の前でイエスのことをあざ笑うからだ。
7 ある人は雨水を豊富に含んだ豊かな土地のようだ。その土地では多くの作物が育ち、農家を喜ばせる。そのような土地にこそ神の祝福がある。
8 しかし、その他の人々はまるでトゲのついた植物や雑草だけが生える土地のようだ。とても役に立つような土地ではなく、いずれ神の呪いで焼き滅ぼされる。
9 友よ!私たちが言っていることに勘違いしないでほしい!あなた達がこんな警告を必要としていないことくらい分かっている。あなた達は良くやっていて、救いのために良いことをしていることぐらい十分承知だ。 10 神は公平な方であり、私たちが行った全てのことを覚えてくれている。あなた達が神の人々を助け、神に愛を示していること、人々のケアを続けていることなど神は全てを覚えてくれているのだ。 11 ただただ私たちが願うのは、あなた達一人一人がこれからも、これらのことを人生をかけて本気で続け、愛を示してほしいということだ。そうすることで、あなた達は望むものを確実に受け取ることができる。 12 あなた達には怠け者になってほしくはない。神の約束を心に秘めた者たちの様に、信仰と忍耐を持って生きてほしいのだ。 13 神がアブラハムに約束した時から神より優れている方は他に存在しなかった。そこでアブラハムと約束するために、神は自分の名前を使って契約したのだ。
14 神はアブラハムにこう言った。「私は必ずお前を祝福する。私はお前に多くの子孫を与えよう!」——【創世記22:17より引用】 15 アブラハムは忍耐強く、神の約束が果たされることを待ち望んだ。こうしてアブラハムは、後に神の約束を受け取ることが出来たのだ。
16 人々はよく自分より優れている人の名前を使って契約を結ぶ。その契約は彼らの言っていることが正しいことを証明してくれる。一度契約を結べば、誰もその契約に対して文句を言うことが出来なくなるのだ。 17 神はその約束が真実であることを証明したかった。契約した者たちにこの約束が果たされること、また決して変わることがないことを彼らに示したかったのだ。だから、これから起こすと約束したものをその度に契約へと盛り込んでいったのだ。
18 この2つのことは決して変わることがない。
1、神が言ったことは必ず起きる。
2、神は約束したことに対してウソがない。
この2つの変わらないことは、神に安心を求める私たちの大きな助けとなってくれる。これらのことを握りしめるからこそ、勇気をもらい、希望を見つけることが出来るのだ。 19 この希望は私たちにとって船のいかりの様なものだ。どんな嵐が来ようとも、ビクともしない強さと安心を与えてくれる。この望みは神の神殿にあるカーテンを通り抜け、最も神聖なる場所へと入っていくものだ。——【カーテンとは、神がいる最も神聖な場所を隔てるために用いられていた。エルサレムの神殿は天国を象徴し、カーテンは空の象徴、そして天国とこの世を隔てる全ての象徴であった】
20 何と!イエスは死ぬことで最も神聖なる場所の中へ入り、私たちのためにそこへの道を開いてくれたのだ。イエスはメルキゼデクの様な大祭司として永遠に君臨しているのだ。
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