Chronological
1 📜神に選ばれし、イエス・キリストの使徒パウロからの手紙 ——【ギリシャ語訳では、「港の都エペソにいる」という言葉が入っていない。またこの手紙は港の都エペソ以外の周りの町々にも宛てられたと考えられる】
私は神の願いにそった使徒である。
神を信じ、神に属している神の聖なるエペソの人々へ。
2 私はみなさんに挨拶を送る。恵みと心の安らぎが私たちの父である神、そして、王であるイエス・キリストからあなた達のもとにあるようにと心から祈っている。
救い主にある祝福
3 神と私たちの王であるイエス・キリストが讃えられますように!神が私たちを救い主に繋げてくれたおかげで、救い主は聖霊をとおして天にある全ての良いものを私たちに送り、祝福してくれた。 4 この世界を造る前から、神は救い主に属する私たちを自分のものとして選んでくれていたのだ。なぜなら、神は私たちを愛しているから!そして私たちを神の人々・・・すなわち、神の存在の中に入ることが出来る特権を与えるために選んでくれたのだ。それにより後ろめたい思いなど一切なく、堂々と神の前に立つことが出来る。
5 初めから神はイエスをとおして私たちを養子とし、私たちを神の家族に迎え入れようと決めていた。これは神の望みだったからこそ、神は喜んでそうしてくれたのだ。 6 この事実こそ神を讃える理由に他ならない。この神からの恵みは、私たちに惜しみなく寛大に与えられた。なぜなら私たちは神が愛した息子、すなわちイエスに繋がっている者たちだからだ。
7 イエス・キリストは私たちのために自らのいのちを与えてくれた。血を流してまで私たちを自由にし、過ちを帳消しにしてくれるほど神の愛と恵みは大きいのだ。 8 私たちが生きるために、必要な知恵と知識を手に入れるために、神は豊かな恵みをあふれるほど私たちに注いでくれたというわけだ。 9 神は私たちに秘策を明かしてくれる。それが神の望んでいる事であり、神は救い主を通してそれを行ってくれたのだ。 10 その目的はこうだ・・・機が熟せば救い主を頭とし、救い主が天と地の全てを一つにする。
11 救い主に属する者とされたおかげで、私たちは神の国民となるように選ばれたのだ。それは神がそうしたかったからであり、神は全てを定め、神が望んでいるものと一致するようにと取り組んでいるのである。 12 私たちユダヤ人は初め、救い主に希望を置いた。そして私たちは選ばれし者となり、神の栄光のために神へ感謝し讃えたのだ。 13 それは、あなた達にも言える。救い主が成し遂げてくれたことのおかげで、あなた達も同じように救いを約束する最高な知らせを聞き、救い主を信じるようになった。そして神に属する人々であるという証印を、聖霊によって押してもらったのだ。まさに神が約束していたとおりのことである。 14 私たちの内側にいる聖霊とは、神の子供たちを祝福してくれるという神の約束を果たすための最初の保証としてくれたものだ。それは神に属する人たちが持つ完全な自由を楽しむことを保証するものだ。こうして私たちは神の栄光のために、神を讃えることが出来るのだ。
パウロの祈り
15-16 だからこそ私は、祈りの中でみんなのことを思い起こし、神に感謝している。私はあなた達が持っている王であるイエスへのこの熱い信仰と、全ての神の人々に対して持っている愛の深さに感動し、このことを耳にしてからずっとこうして祈っているのだ。 17 私はいつも栄光なる父、すなわち私たちの王であるイエス・キリストの神に祈っている。あなた達に聖霊が与えられるように・・・そして、その聖霊が神の真理を教え、あなた達にさらなる理解力を増し加えてくれるようにと祈っているのだ。そうすることで、父との関係がさらに親密になるからだ。
18 私はあなた達の心の目が神によって開かれ、真理を見ることができるようにと祈っている。そうすれば、神が私たちを呼んでいる将来がどのようなものかを理解し、希望を持てるはずだ。神より選ばれし人々に約束された祝福は、とんでもなく大きくて、見る者を驚かすほどだ。 19 そして神を信じる私たちにとって、神の力が絶大であることもわかるだろう。 20 その力とはイエス・キリストを死から復活させ、天にある神の右の座につかせた力だ。 21 神はイエス・キリストを全ての支配、権威、権力、権勢の上に置き、この世だけでなく、来たるべき次の世においても全ての上に立つ権力をイエスに与えたのだ。 22 そして神は全てのものを救い主の力の下に置き、教会のために救い主を全てものの上に立つ頭としたのだ。 23 教会は救い主の体であり、その体はイエスで満たされる。救い主の存在感があらゆる方法で満ちあふれる場所、それこそ教会だ。
神の贈り物を受けとって救われた
2 以前のあなた達は自分の犯した過ちや、神に逆らった数々の出来事によって霊的に死んでいた。 2 そう!あなた達の過去は、たくさんの過ちでいっぱいだった。この世で生きる人々と同じ生き方をし、地上にある悪の支配力に飲み込まれていたのだ。そして、今でも同じ悪い霊が神の道を否定する連中の中に存在する。 3 以前の私たちは、みんな彼らと変わらなかった。その生活ぶりは心にある人間的弱さに引きずられ、欲を満たすものだけの人生だった。欲に応じて全ての事を行った。自分の体と魂を満足させるものだけを・・・私たちはまるで、ただ父親からの怒りのお仕置きを待つ子供のようだった。
4 しかし、神はどれだけ情け深い方なのか。こんな私たちでさえ神は本当に愛してくれた。 5 犯した全ての過ちによって私たちは霊的に死んでいた。しかし、神が救い主と共に新しいいのちを与えてくれたのだ。あなた達は神の恵みによって救われたということだ。 6 そう!神はイエス・キリストと一緒に私たちを死から復活させ、天の座に座る救い主と共にいさせてくれたのだ。 7 神がそうしてくれたのは、イエス・キリストに属する私たちにいつだって神の驚くべき豊かな恵みをもってその優しさを示すためだった。
8 要するに、神は恵みによってあなた達を救ってくれたということだ。それが起きたのは、あなた達が神を信頼したからである。自分自身で救ったのではない。全ては神からのプレゼントなのだ。 9 あなたがした行動によって救われたのではない。だからこそ、救いについてあなた達は何1つ自分自身を自慢することは出来ないはずだ。 10 神は私たちをこうして造り、イエス・キリストに属する人々をキリストの中で新しい者として造り変えてくれたのだ。そうすることで私たちは、既に神が用意してくれた素晴らしい計画の中で良い行いをすることが出来るのだ。
平和を生んだ最高な知らせ
11 ユダヤ人として生まれていないあなた達のことを、ユダヤ人は「割礼知らず」と呼んでいる。そんなユダヤ人は自身たちのことを「割礼者」と呼ぶ。しかし、所詮、体の一部を変えただけのことだ。心が変わったわけではない!——【割礼とは、包茎手術のことで男性性器の皮の一部を切り取ること】 12 イエスに出会う前のことを思い出してみなさい・・・あなた達には神の国の国籍は無く、神が彼らイスラエルの人々と交わした約束も知らなかった。神を知らないあなた達に希望などなかったはずだ。 13 しかし今では、イエス・キリストに属する者となっている。かつてあなた達は神から遠く離れていた存在だった。しかし今では、イエス・キリストの血によってイエスの側に引き寄せられたのだ。
14 そう!救い主のおかげで私たちには平安がある。ユダヤ人たちも、またあなた達の様なユダヤ人ではない外国人たちも、神が1つの国民としてくれたのだ。以前はユダヤ人と外国人との間には憎しみの壁が立ちはだかっていた。しかし、イエスがその壁をぶち壊してくれたのだ。イエス・キリストが犠牲になることで・・・ 15 今まで掟にあった沢山の命令やルールに幕を下ろしてくれたのだ。彼の目的はこの2つのグループをイエスに繋げることで1つの人類とすることだった。そうすることで、イエスは彼らの間に平和をもたらしたのだ。 16 イエスの十字架の死によって、キリストはこの2つのグループの対立を終わらせ、1つの体にすることが出来た。そう!イエスは彼ら両者を神の元に戻したいがために自らが犠牲となり、十字架にかかって死んでくれたのだ。 17 イエスはあなた達、すなわち神から遠く離れていた外国人に平和のメッセージを運んできたのだ。そして、神の側にいたユダヤ人たちにもイエスは同じように平和の良い知らせを運んできたのだ。 18 こうしてユダヤ人もユダヤ人でない外国人もみな、救い主を通して同じ聖霊に加わり、父である神のもとに行けるのだ。 19 だから今、あなた達ユダヤ人以外の者たちは、まったく知らぬ人同士でもなければ外国人でもない。それどころか、同じ神の聖なる人々の国民となったのだ。そう!簡単に言えば神の家族の一員であるということだ。 20 あなた達、信じる者たちは、神が所有する建物のようなものだ。建物は使徒たちや預言者たちという土台の上に建てられ、イエス・キリストが建物を支える最も重要な土台である礎石となる。 21 建物全体はイエスと組み合わされて王である神のための聖なる神殿へと成長していくのだ。 22 イエスと組み合わされることで、イエスに繋がった他の人々とも組み合わされるのだ。そしてあなた達は、神の霊をとおして生きる神殿とされるのだ。
差別のないイエスの家族
3 私パウロは、あなた達、外国人のためにイエス・キリストに仕える囚われた身だということだ。 2 確かに、あなた達は知っているだろう。神がこの様な仕事を私にくれたのは、神の恵みがあったからであり、その恵みにより私はあなた達の手助けをすることが出来るのだ。 3 神はこの神の極秘の計画を私に明らかにしてくれた。私は既にこのことについて少し手紙にも書いてきている。 4 もしそれを読んだなら、私が救い主の極秘の真理を知っていることが分かるだろう。 5 神はこの計画を昔の人々には隠していた。しかし今では、聖霊を通して、聖なる者として区別された使徒や預言者たちに、神はそのことを明らかにしてくれたのだ。 6 その極秘の計画とはこうだ・・・最高な知らせを受け入れることで、ユダヤ人ではない外国人もユダヤ人と一緒に神の人々として神からの祝福を頂くことが出来るということだ。外国人も神の教会の体の一部として、神がイエス・キリストを通して行われた約束を共有することが出来るのだ。
7 恵みという神からの特別な能力によって、私は全ての人にこの最高な知らせを伝える働きに任命された。神は自らの力を用いて私に恵みを与えてくれた。 8 私はそんな資格なんて全くない人間だ。考えてもみなさい。私はイエスを信じる仲間たちの中で最もそれを受けるにふさわしくない人間だ。それでもイエスは、この特権を、そしてこの能力を私に与えてくれたのだ。イエス・キリストにある無限の富という最高な知らせをユダヤ人以外の者たちに伝えるという使命をだ!!! 9 神は全ての人に神の極秘の真理を明らかにするようにと、この仕事を私に任せてくれた。この極秘であった神の真理は、一番最初の時からずっと人々には隠されたものだった。そして、神こそが全てを造った方なのだ。 10 神がこの様な方法を取ったのには目的があった。それは天にいる全ての支配者や権力者たちが今、この時に神の知恵を示す方法には多くの方法かあるのだということを知ってもらうためであった。そしてこれは教会を通して知ることが出来る。 11 このことは神が最初から計画していたことであり、王であるイエス・キリストを通して実行された。 12 救い主に属するからこそ、私たちは恐れずに、自由に、神の前に出ることができる。それは自分自身の成果ではなく、救い主の従順さを信じているからこそだ。 13 だからこそ、私の身に起こることを見て失望しないでほしい!私が受ける苦しみは、あなた達のためなのだ。あなた達の名誉と栄光に繋がるはずだ。
底知れぬ神の心の広さ
14 だからこそ、私は父である神の前に膝を付き、頭を下げて祈るのだ。 15 既に天国にいる神の全ての家族、そして地上にいる神の全ての家族、全てが神からの本当の名前をもらい神の家族となる・・・ 16 どうか豊かさと栄光の力を持った父があなた達の霊を、すなわちあなた達自身を力づけてくれるように・・・聖霊を通して、神があなた達に力を与えてくれるように・・・ 17 イエスを信頼することで、救い主が心の内に住むように・・・また神の愛に深く根をのばし、それを土台に人生を建て上げることが出来るように・・・ 18 そして、救い主の愛が実際にどれほど長く、どれほど広く、どれほど深く、どれほど高いかを知り、理解できるように・・・そのように私は祈っている。 19 さらに、それを身をもって経験できるように・・・もっともこの愛はあまりにも大きいので、それを完全に理解することはとても不可能だ。しかし、あなた達がその愛を理解することが出来るように私は祈っている。そうすれば、あなた達は完全に神の存在で満たされるようになるからだ。
20 神を賛美しよう!神の力が私たちの内に働く時、神は私たちが求めるものや考えることを遥かに超えた素晴らしいことを行うことができる。 21 イエス・キリストに属する教会のみんながいつまでも神を讃え、神を称賛するように。アーメン!
各器官の結集ー教会ー
4 そう!王であるイエスの囚人となった私が、あなた達にお願いする。どうか、神の人々として、神が選んだ人々として、それにふさわしい生き方をしてほしい! 2 いつも謙遜な心であふれ、紳士的かつ優しい心を保ってほしい!愛を持って、忍耐を使って、お互いを認め合ってほしいのだ。 3 聖霊によって心を1つにし、平安と共にお互いが結ばれたままでいられるよう、一人一人が最善を尽くすべきだ! 4 体はひとつ、聖霊はひとつ、神に召された希望がひとつだ! 5 王であるイエスは1人、信仰はひとつ、洗礼はひとつ! 6 そしてこれら全ての上に私たちの父である神が1人!神は私たちを通して働き、私たちの中で働いてくれるのだ。
7 救い主は私たち一人一人に特別な贈り物を与えてくれた。イエスの思いのままに全ての人は特別なものを受け取る。 8 だからこそ、聖書ではこの様に言っている。
「♪救い主は最も高い場所へ上った。
彼は、囚人を連れて上がり、
人類に贈り物を降り注いだ」——【詩篇68:18より引用】
9 ここで「救い主が最も高い場所へ上がった」とあるが、これはイエスが地に降りて来たことも同時に意味している。 10 そう!地上に下ってきた方こそイエスであり、また一番高い天まで上がって行った方もイエスだ。こうすることでイエスは全てのものを満たしたのだ。 11 そして、この救い主がこれらの能力を私たちに贈ってくれたのだ。ある人は救い主の代弁者としての使命をもった使徒。ある人は神に与えられたことばを伝える預言者。ある人は最高な知らせを広める伝道者。ある人は教会の人たちを世話する牧師。ある人は教会の人たちを指導する教師。 12 救い主は神の聖なる人々が神の使命に歩めるようにと彼らを整え、トレーニングし、教会である救い主の体をより強いものとするために人々にこの様な神の贈り物を与えたのだ。 13 この働きは私たちが信じることによって、また私たちが神の息子を知ることによって全ての人がイエスの1つの体に上手く繋がり、一つになるまで続けられなければならない。その目的はただ一つ、それは教会のためである。人々が成長し、成熟し、キリストのようになるためである。
14 そうなれば私たちはもう赤ん坊のようではないということだ。海の上に浮かぶ船のように、波や風にもてあそばれ、沈んだり、上がったり、傾いたりすることがなくなるのだ。私たちを混乱させようとする新しい教えにだって私たちは影響を受けず、振り回されることがなくなるのだ。そういう連中は緻密に計画をし、いかなる手を使っても私たちを陥れて間違った教えに従わせようとする。 15 その一方、私たちは愛を持って真理を語ることで成長し、全ての面で救い主のようになることが出来るのだ。イエスは私たちの 頭 であり、 16 体の全てのパーツはイエスが中心なのだ。体全体がみごとに組み合わされ、各器官はそれぞれ特別な方法で他を支え合う。そうすることで体全体が健康になり、成長し、愛の中でより力づけられるのだ。
これこそ、持つべき生き方
17 ここで神があなた達のために語ってくれたいくつかのことを話そう。これはあなた達にとっていくつかの警告だ。もうこれ以上神を信じていない人たちの生活習慣を真似てはいけない!彼らの考えに何の価値もないはずだ! 18 そういう連中は神の教えにいっさい耳を貸さず、人生の目的について何もわかっていない。残念ながら神が与える最高な人生を歩めずにいるのだ。 19 もはや彼らは自分の間違いや行動など気にも留めず、恥も抱かない。不潔な生き方に自身を捧げ、悪だくみと分別のない欲望の虜となり、自制というものを失ってしまっている。 20 その生き方は、あなた達が救い主と関係を始めたときに学んだものとは全く違う。 21 あなた達は救い主について聞いて、救い主のうちで真理を教わった。そう、真理はイエスの中にあると! 22 あなた達は古い自分を捨てるようにと教わった。要するに、以前のような自分中心の生き方をやめるということだ。昔の自分は悪くなる一方だった。人は自己中な欲望にあざむかれるからだ。 23 今や、あなた達の心と、あなた達の考えを全て良い方向へと転換させて新しくされなければならないのだ。 24 神のようになるために、神に喜ばれる本当に正しい人・・・そう!まったく新しい人間へと生まれ変わりなさい! 25 だから今、あなた達がついているその嘘を止めなければならない!「いつでも、お互いに真実を語り合うべきなのだ」。なぜなら、私たちみんな、全て1つの同じ体、イエスに繋がっているからだ。——【ゼカリヤ書8:16より引用】 26 「イライラするような時があっても、その怒りに身を任せ、過ちを犯してはいけない!」——【詩篇4:4より引用】一日中カリカリして怒りにコントロールされてはいけないのだ。 27 怒りを手放せずにいれば、自ら悪魔にボコボコに痛めつけられるその機会を差し出しているようなものだ! 28 誰でも盗みを働いていた者は、直ぐにでも止めなさい!まともに働くのだ!人の役に立つことのためにエネルギーを使いなさい!そうすれば財政的に困っている人を助けることが出来る。
29 人を引き下げるような悪いことを言うのは止めなさい!ただ相手のためになり、相手が引き上げられることだけを口にしなさい。そうして相手にとって祝福となるようなものを彼らに聞かせなさい。 30 聖霊を悲しませることがないように。神はあなた達に神の霊を与えてくれたのだ。それは、あなた達が神に繋がっているということを証明し、神はあなた達を完全に自由にするまであなた達を守ってくれるはずだ。
31 人に対する苦味や怒りを振るい落としなさい。怒りを爆発させるようなことがないように。大声で怒鳴ったり、暴言を吐いたりと他人を傷つけるようなことは避けなさい! 32 相手に対しての心遣いを忘れず、お互いに愛し合いなさい!救い主をとおして、神が私たちを赦してくれたように、私たちもお互いに赦し合うのだ。
悪ではなく正の生き方
5 あなた達は神の大切な子供たちだ!だからこそ、神を模範として生きなくてはならないのだ! 2 愛の人生を生きなさい!救い主が私たちを愛したように、人を愛すのだ。人生を私たちの為に捧げてくれた救い主の愛こそ、神への甘い芳ばしい香りの生贄だったからだ。
3 あなた達の間では性的な過ちなどあってはならない!全ての面で不純と思われる様なことがないように。性欲に溺れたり、物欲に駆られることがないように。神の国民はそんな過ちとは完全に無縁でなければならない。 4 また、みんなと話をする時は、話す内容に悪的な要素が入らないように注意しなさい。バカな話や、下品な会話は避けなさい!これらはあなた達の為ではなく、神の為なのだ。あなた達はその口で神への感謝を与えるというのか!
5 保証しよう!性的な過ちを犯す人、悪いことをする人、自己中で貪欲な人、そのような人のための場所は神と救い主の王国には存在しない!このように欲深い人はそれだけで立派な偶像礼拝をしているからだ。
6 何の意味もない言葉であなた達を騙そうとする連中を野放しにしてはいけない!そんなデタラメを言いふらし神に従わない人々には、神の怒りが下るだろう。 7 そういう連中とのつき合いを止めなさい! 8 あなた達の過去はいたる所が暗闇だった。しかし、今では王であるイエスと繋がり、光に照らされて光に繋がっている子供たちのようにその光の中を歩んでる。 9 この光は全ての良いことはもちろんのこと、正しい人生、そして真理を生み出してくれる。 10 日々の生活の中で、何が王であるイエスに喜ばれるのかを学んでいこう! 11 誰にも見せたくないと影でコソコソするような、そういった暗闇で行うものから縁を切りなさい!むしろ、そういった行いがいかに間違っているのかを人々の前で公表しなさい! 12 本当に恥ずかしい!人前で話すのだけだって恥ずかしいくらいだ・・・彼らがコソコソとひそかに行っていることは・・・うん。 13 しかし!光は明確に示してくれる!それらがどれだけ間違ったことなのかを。 14 そう!全てのものは光によってはっきりと明らかにされる。だからこそ、このように言われている。
「起きろ!目を覚ますんだ!寝ている者たちよ!
死からよみがえろ!
救い主があなたを照らすから」
15 だから、生き方には注意しなさい!賢くあれ!愚かな者の様にではなく! 16 要するに、全ての機会を使って良いことをするのだ。なぜなら、悪いことがはびこる時代だから。 17 だからこそ、軽々しく行動せず、王であるイエスがあなた達にしてほしいことを知って学ぶのだ! 18 酒に呑まれてはいけない!飲みすぎはあなた達の人生を破壊へと導くだけだ。むしろ聖霊に飲まれなさい!聖霊に満たされるのだ! 19 詩篇と賛美、そして霊的な歌をうたってお互いに励まし合いなさい!声に出して歌うのも良し。心の中でメロディーを作って王であるイエスに歌うのも良しだ! 20 いつでも、どんなことに対しても、王であるイエス・キリストの名によって、父である神に感謝するのだ!
夫婦関係
21 救い主への尊敬を表しながらお互いに喜んで仕え合いなさい。
22 妻たちよ!王であるイエスに仕えるのと同じように、自分の夫にも喜んで仕え、支えなさい。 23 教会の頭が救い主であるように、夫は妻の頭であり、リーダーだ。キリストは教会の救い主であり、教会はキリストの体の一部だ。 24 教会が救い主のもとで仕えているように、妻であるあなた達も、どんなことでも喜んで夫に仕えるべきなのだ。
25 夫たちよ!救い主が教会を愛して自分のいのちを犠牲にしたように、自分の妻を愛しなさい。 26 イエスは教会を聖なるものとするために自分のいのちを差し出した。イエスは彼女を水で清めて自分のものだと宣言した。 27 救い主がこの様にしたのは、教会をキレイな花嫁としてキリスト自身に与えるためだった。イエスは教会を完璧かつ聖なるものとしたかったのだ。そこには何の見苦しいところも、欠点も、おかしな部分もない、そんな姿だ。
28 この様に、夫は妻を愛すべきなのだ。自分たちの体を愛する同じ熱量で、自分の妻を愛すのだ。自分の妻を愛しているその様な男は、自分自身もちゃんと愛することが出来ている。 29 なぜなら自分の体を嫌う男はいないからだ。良いものを食べて良くケアをしているはずだ。このように、救い主は教会に愛を注いでいる。 30 だからこそ、私たちはイエスの体の一部なのだ。 31 聖書ではこの様に言っている。「だからこそ、男は自分の父と母のもとを離れ、彼の妻と結ばれるのだ。2人が1つとなるということだ」——【創世記2:24より引用】 32 秘密にされてきたこの真理は、とても重要だ。私がここで言いたいのは、キリストと教会との関係のことだ。 33 しかし、夫と妻の話に戻すと、それぞれの夫が自分自身を愛するように、それぞれの妻を愛すべきだ。そして妻は自分の夫を尊敬すべきなのだ。
イエスに従う子供と両親
6 子供たちよ!
王であるイエスが望んでいるそのやり方で自分たちの両親に従いなさい。これは正しいことだから。 2 神の掟には「あなたの父と母とを敬え」——【出エジプト記20:12; 申命記5:16より引用】
これは神の教えの中で最初の約束とともに綴られたものである。 3 そして、その約束の結果はこうだ。「父と母を敬うなら、物事がうまくいき、長生きする」——【出エジプト記20:12; 申命記5:16より引用】
4 お父さん方よ!
自分の子供を怒らせないように。王であるイエスに教えられ、指導されたとおりに愛と優しさをもって子供を育てなさい。
奴隷と主人
5 奴隷の者たちよ!
この世の奴隷の主人に恐れと尊敬の念を持ちながら従いなさい。与えられた仕事に対して、救い主に仕えるのと同じように誠実に最善を尽くすのだ 6 自分の主人に認められたい一心で、ボスの目を気にしながら一生懸命に働くのはやめなさい!見られていようが、そうでなかろうが、それに関係なく熱心に働くのだ。救い主の奴隷であるからこそ、心から神の望むことを実践しなければならないのだ。 7 喜んで仕事に励みなさい。この世にいる主人のためにと思って働くのではなく、王であるイエスのためにも働いているんだと思いながら心を尽くして働くのだ! 8 これをぜひ覚えてほしい!王であるイエスは、全ての人に対して彼らの行いに合った報いを与えるということだ。奴隷であろうが、そうでなかろうが、とにかく自分がした良いものに対して神は報いを与えてくれる。
9 奴隷の主人たちよ!
同じようにあなたの奴隷たちを正しく扱いなさい。強い言葉で脅すようなことがないように。あなたの主人も彼らの主人も天にいることを忘れずにいなければならない。その主人は全ての人を公平に判定するからだ。
神の鎧
10 最後にもう一つのアドバイスだ!王である神に頼ることで、あなた達が力付けられるように!神の力を信じて、その信仰を神に置くように! 11 神の鎧を全身にまといなさい!そうすれば悪魔のずる賢い戦略に対しても戦うことが出来るからだ! 12 私たちの戦いは世の人々に対してではない!本当の敵はこの世の闇にある力、権力、支配力に対しての戦いだ。そう、この地上の力を超えた霊的な力に対して戦っているのだ。 13 だから、神の鎧を全身にまといなさいと言っているのだ。そうすれば悪魔と戦う日が訪れた時、あなた達は強く立つことが出来る!そして戦いの終わりの日まで、あなた達は堅く立ち続けることが出来るのだ! 14 そう!腰には真理の帯をしめ、立ち上がり、胸には正義の胸当てをつけるのだ。 15 足には平和をもたらす最高な知らせを履いて、 16 悪魔の火矢を消し止める信仰の盾を手に取るのだ! 17 救いの兜をかぶり、神のことばである聖霊の剣を手にして戦いなさい! 18 そして祈るのだ。いつでも霊の中で祈りなさい。聖霊の考えにそって必要なものをひたすら願い求めるのだ。そのために常に準備ができているようにしていなさい。あきらめずに、全ての人々、神の人々のためにいつも祈るのだ。
19 また私のためにも祈ってくれ。私が恐れずに最高な知らせについての秘密の真理を伝え、必要な時に神が必要なことばを与えてくれるようにと。 20 私は最高な知らせを伝える使命があり、今もなお、この牢屋の中でこのニュースを伝えている。これからも怖がらずに伝えられるようにと祈ってくれ。引くわけにはいかないからだ!
協力者テキコ
21 心から愛する同志であり、王であるイエスの忠実な助け手であるテキコをそちらに遣わす。テキコが私の今の状況を一つも残さずあなた達に伝えてくれるだろう。そしたら私の近況を知れるだろう。 22 あなた達にその事を伝えるために、今、テキコをそちらへ送る。私たちの状況を知ることで皆さんの励みになればと・・・
23 父である神と、王であるイエス・キリストが平安と愛と信仰を更にあなた達、教会に与えてくれるようにと私は祈っている。 24 私たちの王であるイエス・キリストを愛している皆さんに、神からの絶え間ない恵みと愛が注がれるようにと心から祈っている。
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