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Read the Bible from start to finish, from Genesis to Revelation.
Duration: 365 days
Japanese Bible: Easy-to-Read Version (JERV)
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ローマ 14-16

他人を批判しないこと!

14 イエスを信じる者のことを疑う人がいたら、快く迎え入れてあげなさい。そして、彼らの異なった考え方に対して、議論をすることがないようにしなさい。 ある人はこんな印象を持っている。イエスを信じる者は、どんな食べ物でも関係なく食べて良いと思ってる。しかし、この分野に対して疑問を持っている人ほど、実はベジタリアンであったりもするのだ。——【ユダヤの教えでは、ユダヤ人以外の人が作った食べ物は多くの場合食べてはいけないということになっている。それらの食べ物は、偶像に供えられていたものではないかと恐れていたからだ。そのため、イエスを信じたら肉を食べることができないのではないかと疑っている人もいたのだ】

どんな食べ物でも口にしてよいと・・・すなわち、肉を食べても良いと思っている人は、肉を食べてはいけないと信じて野菜だけを食べている人を見ても、批判をしたり、自らがより優れているのだとは思ってはいけない。また、野菜だけを食べている人も、全てのものを食べている人に対して間違っているのだ、と決めつけてはいけない。神はみんながどちらを信じていようが、みんなのことを受け入れているのだ。 要するに、他人に仕えている者たちに対しても、勝手に決めつけてはいけないということだ。彼らのことを受け入れるのか受け入れないのかはあなた達ではなく、その主人が決めることだからだ。結局のところ、神は彼らを受け入れるだろう。なぜならば、王である神がこの様なことを意図して起こしているからだ。

また他にも、特定の日が他の日よりも重要であると考えている人もいれば、全ての日が重要な日であると信じている人もいる。だが、一人一人がそれぞれの立場に正しいという確信があれば、たいした問題ではないのだ。 特定の日が他の日よりも重要だと考えている人々も、王である神のことを思ってそう考えているのだ。どんな食べ物を食べても良いのだと考えている人も、王である神に感謝をして食べ物を口にすればそれで良い。野菜だけを食べる人であっても、神に感謝をして野菜を食べればそれで良いのだ。要するに、王である神に感謝をして食事をしようということだ。

私たちは生きるにしても死ぬにしても、自分のためではない。 もし生きるのであれば王である神のために生きなさい!もし死ぬのであればイエスのために死になさい!生きるにしても死ぬにしてもイエスのためにするのだ! キリストは死んだ人と生きている人の王となるために死に、そして復活したのだ! 10 であれば、なぜキリストの兄弟、姉妹を批判するのか?なぜ自分は他より勝っていると思うのか?どうせ全ての人が神に裁かれるのだから批判をするのはやめなさい。 11 聖書にもこうある通りだ。

「私たちの王、神がこう言う!『これがわたしの約束だ!
全ての人は、わたしの前で深々とお辞儀をする。
全ての人は、わたしが神だと言う』」——【イザヤ書45:23より引用】

12 私たち全ての人は、神の前で私たちがしたことを説明しなければいけないのだ。

周りの人を過ちの原因とするな!

13 だから、他人を批判することが決してないように。二度と教会の兄弟、姉妹を悩ませたり、彼らの信仰を傷つけるような真似はしないのだと決断しようじゃないか! 14 私は分かっている・・・どんなものを食べても良いということを。それは王であるイエスがその確信を私にくれたのだ。しかし、もし教会かぞくの中に、口にしてはいけない食べ物があると信じている人がいるのであれば、それを食べることはその人にとっては過ちとなるだろう。

15 何を食べるかであなた達の仲間を傷つけるのならば、あなた達は愛の道を歩めていないと言える。他の人が間違っていると思うことをすることで、彼らと神の関係に亀裂を入れて何の得があるのか?彼らを救おうと死んでくれたキリストの労力を無駄にする気なのか? 16 だから、彼らが間違っていると言うことを、間違っていないと言い張るのはやめなさい! 17 神の王国キングダムとは何を食べるのか、何を飲むのかの話ではない。そうではなく、正しい生き方や平安、喜びについてのことなのだ。要するに、聖霊ホーリースピリットが運んでくる全てのものだ。 18 こうしてどんな人でもキリストに仕えることで神に喜ばれ、人にも尊敬されるのだ。 19 だからできる限りのことをして、互いの平和を保てるように努力しようではないか!互いの神との信頼関係が強く築かれるように助け合おうではないか! 20 何を食べるかの問題で神の働きの邪魔をしてはいけない。何を食べても悪くはないが、そのことで、ある人と神との関係を傷つけるようならばそれは悪いことなのだ。 21 肉であれワインであれ、教会の仲間の信仰を傷つけることは何であれ全て悪なのだ。 22 この様なことに関しては、あなた自身と神との間でのみ留めておくべき話題である。自分のしていることに罪悪感を持たず、正しいことだと思って行動できるということは何と幸せなのだろうか。 23 しかし、正しいことだという確信を持てずに何かを口にしているのであれば、その行為は間違っていると言える。なぜならば、それが正しいことだと信じ切れていないからだ。もし、正しいことだと思えない行為をしているのであれば、それは全て過ちにあたるのだ。

15 力のある人々は神への信頼がまだ薄い人へ忍耐を働かせ、広い心を持つべきである。「自分さえ良ければ全て良し」と自分を喜ばすことだけになってはならない。 それどころか、神への信頼が薄い人たちの助けとなり、力になることをしなさい。私たちは、誰もが神と強い信頼関係を築けるように動くべきなのだ! キリストでさえ、自分を楽しませるために生きることはなかった。聖書にあるとおりだ。 「♪あなたを侮辱ぶじょくする人は、わたしを侮辱ぶじょくしたのだ」——【詩篇69:9より引用】

今まで聖書に記されたことは、全て私たちを教えるために書かれたものだ。そして、これらの聖書箇所は、私たちに忍耐と励ましからくる将来の希望を抱かせてくれる。 全ての忍耐と励ましは神からやって来る。そして、私はこの様に祈っているのだ・・・イエス・キリストの願いの通り、あなた達が神によってお互いが一致団結するように。 こうして、あなた達は、1人1人がみんなと一緒になって繋がりを持つことが出来る。そして、みんなの心が1つになれば、あなた達は全員で王であるイエス・キリストの父である神に感謝をし、栄光を返すことが出来るだろう。 キリストがあなた達を受け入れて迎え入れてくれたように、私たちも周りの人を受け入れていこうではないか!こういった行為こそ、神に敬意を表している姿なのだ。 そう!これこそ私があなた達に伝えたかったことなのだ。キリストはユダヤ人の前に現れて、彼らのために仕えた。それは神が彼らユダヤ人の先祖たちに約束したものを彼らの前で証明するためだった。 また、神がこの様にしてくれたのは、ユダヤ人以外の者たちが神からの優しさを受けて神を讃えることが出来るようにするためだった。聖書にこうある。

「♪だから、私は外国人たちが賛美する中で神に感謝をし、神を讃えるのだ。
あなたの名前を讃え、歌い続ける」——【詩篇18:49より引用】

10 そして、このようにも言っている。

「外国人よ、神の国民イスラエルと共に喜べ!」——【申命記32:43より引用】

11 他にも、

「♪外国人よ、王である神をほめたたえよ!
全人類が神を讃えるべきだ!」——【詩篇117:1より引用】

12 また、預言者イザヤはこう言った。

「ダビデの父エッサイの家系から、ある者が生まれてくる。
その方は国々を支配し、
そして、その国々の国民は彼に希望を置くのだ」——【イザヤ書11:10より引用】

13 私は祈っている・・・神を信じることで、希望を与えてくれるその神があなた達に喜びと平安を注いでくれるように!そして、聖霊ホーリースピリットの力によって胸が期待であふれかえるように!と・・・

パウロの使命

14 私の兄弟、姉妹たちよ。間違いなくあなた達は良いもので満たされ、また必要な知識を与えられるだろう。そして、あなた達は神からもらったものを持ってお互いに励まし合い、良いアドバイスを与え合えるだろう。 15 しかし、どうしても念頭ねんとうに置いておいてほしいこともあったので、ところどころ、思いきって正直に書いたつもりだ。神は私にそういったことが出来るようにと特別な贈り物を与えてくれたのだ。 16 その贈り物とは、私がイエス・キリストへ仕える者となり、外国人のために最高な知らせグッドニュースを伝える祭司のようになって奉仕をすることだ。神はそれをするために必要なものを私に備えてくれた。こうしてユダヤ人以外のあなた達が聖霊ホーリースピリットによって清められ、神に受け入れられる捧げものをすることが出来るのだ。

17 だからイエス・キリストが私を用いて行ってくれた全てのことについて、私が少し誇ったところで何の問題もないだろう。 18 私は自分の力でしたことについては口にしない。ただ、私を通してキリストがユダヤ人以外の者たちを救ったことについてのみ話しているのだ。結局のところ私が言ったことも私がしたことも全て神が私を通して行っているのだ。 19 聖霊ホーリースピリットが奇跡や神の業を行うことによって、私は神殿のみやこエルサレムからイルリコ州に至るまで、キリストについての最高な知らせグッドニュースをくまなく伝えることが出来たのだ。 20 私はいつもこう思う・・・キリストを一度も聞いたことがない人のところで最高な知らせグッドニュースを宣べ伝えたいと。こうしたいのも誰か他の人が既に手を付けている場所を邪魔したくないからだ。誰も伝えたことのない新天地で伝えていきたいのだ。 21 それは、こう聖書にあるからだ。

救い主キリストの名を伝えられていなかった人々の目が開き、
救い主キリストの名を聞いたことのない人は理解する」——【イザヤ書52:15より引用】

ローマへの旅

22 この働きで忙しく動き回っていた私は、あなた達に実際会いに行く計画を立てても幾度となく延期することとなってしまった。

23 ずっと何年も前からあなた達の所に行きたいと願っていた。そしてとうとうそちらに行けそうなのだ。そちらで私の仕事をしっかりと終わらせたい。 24 そう!私は今、スペインに行く予定を立てている。ローマを通ってスペインに行く計画だ。そこであなた達に会って長期間滞在する予定だ。そして、気持ちよく送り出されてからスペインまでの旅を続けたいと思っている。

25 これからエルサレムの教会に行き、彼らを援助しにいく予定だ。 26 エルサレム教会の人々の中で、今、財政難に苦しんでいる人たちがいる。そこでマケドニヤ州とアカヤ州の教会が彼らを助けたいとつどってくれたそのお金を届けに行くところだ。 27 彼らは喜んでエルサレムの教会のためにお金を集めてくれた。神殿のみやこエルサレムのイエスを信じる者に、彼らは大きな借りがあると感じているからだ。なぜなら、エルサレム教会を通して最高な知らせグッドニュースを聞いたからだ。彼らはエルサレム教会から最高な知らせグッドニュースや、素晴らしい贈り物を受けたので、せめてものお返しとして金銭的な贈り物をしようということになったのだ。 28 私が彼らの元に行くのは、財政難で苦しんでいるエルサレムの人々の手に直接このお金が渡されるかどうかを確認するために行くのだ。それが済んだらスペインへと向かい、あなた達の所に行くことが出来る。 29 私が訪問するときには、キリストによってお互い素晴らしい時間を過ごすことが出来ると信じている。

30 教会かぞくのみんな!私の働きについて一緒に祈ってほしい!そして、私がいま直面していることに対して一緒になって戦ってほしい。王であるイエス・キリストを通して、また私たちに愛を注いでくれる聖霊ホーリースピリットを通して、あなた達にこのことをしてほしいのだ。 31 祈ってほしい・・・ユダヤ地方にいる間、最高な知らせグッドニュースに反する人たちから私が守られるようにと。それから、私が持って行くこのお金を、神殿のみやこエルサレムの人々が気持ちよく受け取ってくれるように祈ってほしい。 32 そう!これが神の意志であるならば、笑顔でいっぱいのみなさんのもとを訪ねることができることでしょう。そして、お互いに励まされることでしょう。 33 どうか、心の安らぎを与えてくれるその神が、みなさん一同と共にいてくれるように。アーメン

締めの言葉

16 港町ケンクレヤ出身の愛するみなさん!みなさんに知ってほしい。私たちの姉妹フィベがそのうちみなさんのところを訪れるでしょう。彼女は教会で熱心に働いてきた特別な女性です。ぜひ彼女を信頼してやってください。 彼女を、王であるイエスに属する姉妹として温かい愛で迎え入れてほしいのです。何か必要なものがあれば彼女に差し上げて、全力で彼女を支えてほしいのだ。

プリスカとアクラ夫妻によろしく伝えてほしい。この夫婦は私と一緒にイエス・キリストのために働いてきた同士であり、 彼らは自分たちの命をも惜しまずに体を張って私を守ってくれた。だから彼らには本当に頭が下がる思いでいっぱいなのだ。感謝しているのは私だけではなく、ユダヤ人以外の者たちの教会の人々も彼ら夫婦に感謝をしている。

それから、彼らの家に集まって教会を開いている人々にもくれぐれもよろしく伝えてほしい。アジアで一番最初にイエスを信じる者になった私の親友エパネトにもよろしく伝えてほしい。

それからマリアにも。彼女は本当に私のために尽くしてくれた。

またユダヤ人の仲間である、アンドロニコとユニアスにもよろしく伝えてほしい。彼らは以前、私と一緒に牢屋にいたこともあった。彼らは私がキリストについて行く前からキリストを信じていた者たちだ。彼らは使徒の中でも本当に大切な人たちだ。

王であるイエスの子供の1人として私が愛しているアムプリアトにもよろしく伝えてほしい。 また、私たちと一緒にキリストのために行動を共にしたウルバノと愛するスタキスにもよろしく伝えてほしい。 10 それからアペレにもだ。彼は自分自身で自分が本当にキリストについて行っている者だと証明した男だ。またアリストブロの家族みんなにもよろしく伝えてくれると嬉しい。 11 私の親戚であるヘロデオン、そしてナルキソの家族のみなさん。彼らは王であるイエスに属している家族だ。 12 ツルパナとツルポサにもよろしく頼む。彼女らも本当に王であるイエスに尽くしてくれた。私の友人ペルシスも。彼女も素晴らしかった。

13 おぉ~それからルフィス。彼もまた王であるイエスに選ばれたユダヤ人の同胞どうほうの一人だ。そして彼のお母さんは私の母のような存在だった。

14 アスンクリト、フレゴン、ヘルメス、パトロバ、ヘルマス、また彼らと一緒にいるイエスを信じる者全員にもよろしく伝えてほしい。

15 そしてまたフィロロゴとユリヤ、ネレオとその姉妹、オルンパと一緒にいるイエスを信じる者全員にもだ。

16 それぞれ互いに心を込めた挨拶をお願いしたい。

こちらでキリストに繋がっている全ての教会がみなさんによろしくとのことだ。

17 教会かぞくのみなさん。心を引き締めて欲しい。中にはあなた達が学んだことに反する教えを伝えて、人々の信仰に疑いの種を植えてくる者たちがいます。口論を引き起こそうとする人たちも現れます。そのような人たちからは距離を取りなさい! 18 そういった人たちは私たちの王であるキリストには仕えていない!自分自身に仕えているのだ。自分を喜ばすことだけを考える。彼らは口が上手く、シャレた言葉を使いこなして善悪を理解できない人たちに甘い言葉を話すのだ。

19 私が知っている全ての人が口をそろえてあなた達のことを王であるイエスに忠実で素晴らしい人たちだと言っている。私はそのことについて本当に嬉しく思っている。しかし、同時にあなた達には賢くいてほしいと思っている。悪に対して何の興味も持たず、ただ正しことに対して目を向けてほしいのだ。 20 平和の神がすぐにも悪魔サタンを打ち負かしてあなた達に力を注いでくれる。王であるイエスと共にあなた達に恵みがあるように。

21 私と共に働いてくれたテモテ、また私のユダヤ人の仲間であるルキオ、ヤソン、ソシパテロもみなさんによろしくと言っている。

22 —ここでこの手紙の代筆だいひつを務めた私テルテオも、王であるイエスに属している者としてみなさんにあいさつを申し上げたい。

23 ガイオは私を含め教会全員に彼の家を使わせてくれた人だ。彼もまたあなた達によろしくと挨拶をしている。また、街の財政係であるエラストと私たちの兄弟であるクワルトもみなさんによろしくとのことだ。

24 私たちの神である王・イエスの恵みがともにあるように。アーメン。——【ギリシャ語訳では、24節が加えられている。こうして24節でこの章が締めくくられて25,26節が存在しない。又は、25,26節は14節の後ろに付けられている】

25 神を讃えよう!私がみなさんに教えてきた最高な知らせグッドニュースを用いてあなたの確信を強めることのできる唯一のお方、神を讃えよう!これは神に選ばれしイエス・キリストについて私が話していたことだ。すなわち、皆に知ってもらえるようにと書いている。何年、何十年にも渡って隠され続けてきたことを解き明かすのだ。 26 そして、私たちの目につくことのなかった知らせは、預言者たちによって書き記され、永遠の神の命令としてあり続けている。今では、神に選ばれし王であるイエスに従う人たちへと伝えられていったのだ。

27 さあ!イエス・キリストによって!栄光は永遠に神と共にあれ!アーメン!

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