Book of Common Prayer
28 ああ主よ、どうかお助けください。
あなたは安全を守る私の岩です。
あなたに顔をそむけられたら、
いっさいをあきらめ、死ぬしかありません。
2 主よ。私は両手を差し伸べ、
主が助けてくださることをひたすら願っているのです。
どうか、私の叫びを聞いてください。
3 隣人に愛想をふりまきながら、
心の中ではひそかに相手を殺そうと企む
悪者どもといっしょに、私を罰しないでください。
4 彼らに見合う罰が下りますように。
その悪事の大きさにしたがって罰を重くし、
すべてのしわざに報いてください。
5 彼らは神のことになど無関心で、
神が何をなさろうとおかまいなしです。
ですから、古い建物のように神の手で取りこわされ、
二度と建て直されません。
6 訴えを取り上げてくださった主をほめたたえます。
7 主は私の力、あらゆる危険から身を守る盾です。
私の信頼に答えて、神は助けてくださいました。
心にわき上がる喜びは、賛美の歌となってあふれます。
8 神はご自分の民を守り、
油を注がれた王に勝利をもたらしてくださいます。
9 主よ、あなたの民を守ってください。
主に選ばれた者を守り、祝福してください。
羊飼いとなって、いつまでも彼らを
抱きかかえて運んでください。
30 私は主をほめたたえます。
神は私を敵の手から助け出し、
敵が勝ち誇るのをお許しにならなかったからです。
2 ああ主よ。主は私の願いを聞き入れて、
元の健康な体に戻してくださいました。
3 墓の入口から、連れ戻してくださいました。
おかげで、こうして生きることができます。
4 主を信じる人よ。主を賛美し、
主のきよい御名に感謝しなさい。
5 主の怒りはつかの間ですが、
その恵みは生きる限り続きます。
たとえ、夜通し泣き明かすことがあっても、
朝には喜びが訪れます。
6-7 順境の日に、私は言いました。
「いつまでも今のままだ。
だれも私のじゃまはできない。
主が恵んでくださって、
私をびくともしない山のようにしてくださった。」
ところが、神は顔をそむけて、
祝福の川をからしたのです。
たちまち私は意気消沈し、恐怖におびえました。
8 ああ主よ。私は大声でお願いしました。
9 「主よ、私を殺したって、一文の得にもなりません。
生きていてこそ、友人の前で
あなたをたたえることができるのです。
墓に埋められたら、どうしてあなたの真実を
世間に知らせることができましょう。
10 ああ主よ、どうか私をあわれみ、助けてください。」
11 すると、神は嘆きを喜びに変え、喪服を脱がせて、
きらびやかな晴れ着を着せてくださいました。
12 墓に埋められることなく、
神に喜ばしい賛美の歌声を上げるためです。
ああ神、主よ。
私はいつまでもこの感謝の気持ちを忘れません。
17-18 しかし、エホヤダの死後、ユダの指導者たちはヨアシュ王を悪の道に誘い込みました。王に、父祖の神、主の神殿を捨て、恥ずべき偶像を拝むようにしむけたので、神の怒りが再びユダとエルサレムに下りました。 19 神は、彼らが主に立ち返るように預言者を遣わしましたが、だれも耳を貸そうとしませんでした。 20 その時、神の霊が祭司エホヤダの子ゼカリヤに臨みました。ゼカリヤは民の前に立って言いました。「あなたがたはなぜ主の戒めに背いているのか、神様はそのわけを知りたいと言っておられる。こんなことでは、何をしても失敗に終わるだけだ。あなたがたが主を捨てたので、今度は主があなたがたをお見捨てになる。」
21 ところが、指導者たちはゼカリヤを殺そうと謀り、ヨアシュ王の命令により、神殿の庭でゼカリヤを殺しました。 22 こうしてヨアシュ王は、エホヤダの愛と忠誠に対して、彼の子を殺害するという悪をもって報いたのです。ゼカリヤは死に際し、「主よ、彼らがしていることをごらんになり、彼らの悪に報いてください」と言い残しました。
6 信者の数がどんどん増えるにつれて、内部から不満の声が出るようになりました。信者の中のギリシヤ語を話すユダヤ人たちが、ヘブル語を話すユダヤ人たちに苦情をぶつけたのです。原因は、彼らのうちの未亡人たちが、毎日の食料の配給で差別されていることでした。 2 そこで十二人の使徒は、信者全員を召集し、こう提案しました。「私たち使徒が食料の配給の問題に時間をさくのは、よくありません。何よりも、神のことばを伝えることに専念すべきです。 3 そこで、愛する皆さん。この仕事にふさわしい人、賢明で、聖霊に満たされた人に、いっさいを任せることにしましょう。さあ回りをよく見回して、この人と思う人を七人選んでください。 4 そうすれば私たちは、祈りと説教と教育に打ち込むことができます。」
5 全員がこの提案に賛成し、次の人たちを選びました。ステパノ〔聖霊に満たされた信仰深い人物〕、ピリポ、プロコロ、ニカノル、テモン、パルメナ、アンテオケのニコラオ〔ユダヤ教に改宗していた外国人で、クリスチャンになった人物〕。
6 以上の七名が前に立ったので、使徒たちは彼らのために祈り、彼らに手を置いて祝福しました。
7 こうして、神のことばはますます広まり、エルサレムでは、弟子の数が驚くほど増えていきました。ユダヤ教の祭司たちの中からも、信仰に入る者が数多く出ました。
118 さあ、主に感謝しましょう。
主はあわれみ深く、その恵みはいつまでも尽きません。
2 イスラエルの人々よ、口々に、
「主の恵みは尽きることがありません」と
ほめたたえなさい。
3 アロンの家の祭司よ、
「主の恵みはいつまでも尽きません」と歌いなさい。
4 主を信じるようになった外国人も、
「主の恵みはいつまでも尽きません」と歌いなさい。
5 苦しみの中から祈り求めると、
主は答えて、救い出してくださいました。
6 主は私の味方です。
私には、怖いものなどありません。
ただの人間に何の手出しができましょう。
7 主がそばにいて助けてくださるので、
私を憎む者どもが勝ち誇ることはありません。
8 人をあてにするより、主を信頼したほうがよいのです。
9 力ある王にかくまわれるより、
主の保護を受けるほうがよいのです。
10 たとえ、世界中の国が攻めて来ても、
私は主のあとについて進軍し、敵を全滅させます。
11 敵に包囲され、攻撃をしかけられても、
私は高々と翻る主の旗のもとで、勇気を得て、
彼らをすべて打ち倒します。
12 敵ははちのように群がり、
燃え上がる炎のように襲いかかります。
しかし、私は主の旗のもとで彼らを滅ぼします。
13 敵は私を亡き者にしようと図り、
あらゆる手を打って攻めてきましたが、
主はいつも助けてくださいました。
14 激戦のさなかに、主は私の力となり、
私は主のことを歌いました。
こうして、私は勝利を手にしました。
15-16 私たちの勝利の知らせを聞いて、
主を信じ、従う人々の家には、
喜びの歌がわき起こります。
主はめざましい働きをしてくださいました。
17 私はいのちを落とすことなく、生き長らえて、
主のなさったことを人々に語り伝えましょう。
18 主は私を懲らしめましたが、
死には渡されませんでした。
19 神殿の門よ、開きなさい。
私は中に入って、主に感謝します。
20 主を信じて従う人が、
この門から入って主の前に出るのです。
21 ああ主よ。
祈りに答えて私を救ってくださったことを、
心の底から感謝します。
22 大工の捨てた石が、
今では一番大切な土台石になりました。
23 これこそ主のなさることで、
人の思いをはるかに越えています。
24 今日こそ、主がお造りになった日です。
さあ、この日をぞんぶんに楽しみましょう。
25 ああ主よ、どうかお助けください。お救いください。
私たちがすることを、すべて成功させてください。
26 主がまもなく遣わしてくださる方に、
祝福がありますように。
私たちは神殿であなたがたを祝福します。
27-28 主は私たちの光です。
私はいけにえを祭壇にささげます。
私は主に感謝し、賛美の声を上げます。
29 感謝の祈りをささげましょう。
主はあわれみ深く、
その恵みはいつまでも尽きないからです。
59 石が雨あられと飛んで来る中で、ステパノは祈りました。「主イエスよ。私の霊を迎え入れてください。」 60 そして、ひざまずき、「主よ。どうぞこの罪の責任を、この人たちに負わせないでください!」と大声で叫んだかと思うと、ついに息絶えました。
8 パウロは、ステパノを殺すことに大賛成でした。その日から、激しい迫害の嵐がエルサレムの教会を襲い、使徒たち以外の者はみな、ユダヤやサマリヤへ散らされました。 2 ステパノの遺体は、敬虔なユダヤ人たちの手で、悲しみのうちに埋葬されました。 3 一方、パウロは教会を荒らし回り、家々に押し入っては男女を問わず引きずり出し、留置場にぶち込みました。
ピリポ、サマリヤへ
4 しかし、エルサレムから逃げ出したクリスチャンたちは、どこへ行っても、神のことばを伝えて歩きました。 5 ピリポはサマリヤの町へ行き、人々にキリストのことを話しました。 6 ピリポが奇跡を行ったので、みな彼の話に熱心に耳を傾けたのです。 7 悪霊どもは大声でわめきながら人々から出て行き、中風(脳出血などによる半身不随、手足のまひ等の症状)の人や足の不自由な人たちも、次々に治りました。 8 今や、町中が喜びにわき返り、大騒ぎです。
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