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Book of Common Prayer

Daily Old and New Testament readings based on the Book of Common Prayer.
Duration: 861 days
Japanese Living Bible (JLB)
Version
詩篇 31

31 主よ。あなただけが頼りです。
どうか敵の横暴から私を守ってください。
いつも正しいことをなさる神よ、
どうか助け出してください。
私が泣き叫ぶとき、すぐに答えてください。
祈りをささやくとき、耳を傾けてください。
大きな岩となって、私を敵から守ってください。
あなたこそ私の岩、私のとりでです。
どうかこの窮地から救い出して、
あなたの御名を広く知れ渡らせてください。
敵がしかけた罠から、抜け出させてください。
あなただけが、そうする力をお持ちなのです。
5-6 私はたましいを御手にゆだねます。
ああ、約束を守られる神、主よ。
私を助け出してくださったあなただけを礼拝します。
神はどれほど、偽りの神である偶像を拝む者どもを
おきらいになることでしょう。
あなたの恵み深さを知って、私の顔は喜びに輝きます。
あなたは私の苦悩を知り、
たましいの苦しみを察してくださいました。
私を敵の手に渡さず、
見通しのきく有利な場所へと移してくださいました。

9-10 ああ主よ、
苦しみもだえるこの身をあわれんでください。
泣き疲れて、目も真っ赤です。
嘆き疲れた体は、悲しみのためにやつれ果てています。
私の歳月は縮まり、力尽きてしまいました。
罪のために、体も弱り果て、
嘆きと恥とでうずくまっています。
11 敵だけでなく、
隣人や友人からも悪しざまにののしられます。
彼らは私に会うのもいやだと言わんばかりに、
すれ違いざま、あきらかに顔をそむけます。
12 私はまるで死人のように、壊れたつぼのように、
忘れられています。
13 絶え間なく、
私についてのうそのうわさや中傷が耳に入り、
どちらを向いても、恐怖ばかりです。
敵は私のいのちをつけねらっているのです。
14-15 しかし主よ。
私はあなたに信頼し、こう申し上げました。
「あなただけが私の神です。
私の時はあなたの手の中にあります。
情け容赦なく追い立てる者の手からお助けください。
16 恵みの光で、もう一度このしもべを照らしてください。
限りなく恵み深いお方よ、どうかお救いください。
17 主よ、助けを叫び求める私を放りっぱなしにして、
恥をかかせないでください。
悪者どもこそ、頼みとするものに裏切られて、
恥をかくようにしてください。
その口を封じ、墓に葬ってください。
18 そのとき、正しい者を非難する、
横柄きわまりない者どものくちびるは、
何も言わなくなるのです。」

19 あなたの助けを信じて公言する者を、
あなたはなんと大きな恵みで
包んでくださることでしょう。
信頼と敬愛を失わない者のために、
あなたはすばらしい祝福をたくわえておられます。
20 愛する者たちをあなたの隠れ家にかくまい、
悪だくみをする者の手から守ってください。
21 ああ、恵み深い主よ。
あなたは変わらない愛を示して、
堅固なとりでの壁のように守ってくださいました。
22 私は「主に見捨てられた」と口走りました。
しかしそれは早合点でした。
確かにあなたは、
私の願いを聞き入れてくださったのですから。
23 主の民よ、こぞって主を愛しなさい。
主は忠誠を尽くす人を守り、
ご自身を退ける者には
厳しい罰をお下しになるからです。
24 さあ、元気を出しなさい。
もし、主に信頼しているなら、
雄々しく立ち上がりなさい。

詩篇 35

35 ああ主よ、私に立ち向かう者に立ち向かい、
私を攻撃する者と戦ってください。
よろいをまとい、盾を取り、
私の前に立ちはだかって守ってください。
槍を高く振りかざしてください。
追っ手がすぐそこまで迫っていますから。
決して敵の手に渡しはしないとおっしゃってください。
私のいのちをつけねらう連中をなぎ倒し、
恥を見せてやってください。
主の使いの起こす風で、
彼らをもみがらのように吹き飛ばしてください。
主の使いに追い立てられた者たちの
逃げ道をすべりやすくし、暗闇で閉ざしてください。
彼らは無実の私にぬれぎぬを着せようと、
罠をしかけ、落とし穴を掘ったのですから。
どうか、自らしかけた網にかかり、
たちまち滅んでしまいますように。
しかし、私は、主が助けてくださると信じて
喜んでいます。
10 心の底から、神への賛美が込み上げてきます。
天にも地にも、主のようなお方はありません。
いったいだれが、身寄りのない弱い者を強い者から守り、
貧しい者を強盗から救い出してくれるでしょうか。

11 これらの悪者どもは、宣誓したその舌で
うその証言をします。
身に覚えのないことで私を告訴します。
12 良いことをしてやっても、悪でそれに報いるのです。
私はもう力尽きてくずおれそうです。
13 彼らが病気の時、
私は彼らを治してやってくださいと
神に泣いてすがりました。
そのために食を断ち、ひたすら祈り続けました。
しかし、神はお聞き入れになりませんでした。
14 私はまるで、
親兄弟や友人が危篤ででもあるかのように、
悲しみに暮れました。
15 ところが、いざ私が困難にぶつかると、
彼らは手を打って喜び、
ひとつになって押しかけて来ては、
絶えず中傷するのです。
中には、私の知らない顔もありました。
16 私をのろわせるのに、
町のならず者まで駆り集めていたからです。
17 主よ、いつまで何もせずに、
立ちつくしていらっしゃるのですか。
どうか助け出してください。
若いライオンが牙をむいて、
私のただ一つのいのちをねらっています。
18 お救いください。
そうすれば、私は強い人々の群れをもものともせず、
感謝の祈りをささげます。

19 理由もなく私を憎む者どもに、
勝ち誇らせないでください。
私が倒れるのを見て、彼らが手をたたくなど、
あってよいものでしょうか。
彼らにこそ、死がふさわしいのです。
20 平和や良い行いについては口をつぐむ彼らも、
善良な市民を陥れる悪だくみとなると、
とたんに能弁になります。
21 彼らは、
この私が悪事を働く現場を目撃したと叫びます。
「確かにこの目で、あいつが悪いことをするのを見た」と
はやし立てます。
22 主よ、あなたはすべてをご存じです。
貝のように口をつぐんで、
私を見捨てることがないようにしてください。
23 ああ主よ、今こそこの身の疑いを晴らしてください。
24 正義の神よ、どうか私の無実を宣告してください。
悩む私の姿を見て、
彼らが喜ぶことのないようにしてください。
25 「全く思いどおりに事が運んだ。
ついに、あいつもおしまいだ」と言って、
喜ぶことがないようにしてください。
26 彼らこそ恥を見ますように。
人の苦しみを喜ぶ者こそ、不幸に見舞われ、
すべてを失いますように。
あらゆるものを取り去って、恥をかかせてください。
27 しかし、私の幸せを願ってくれる者には、
大きな喜びをお与えください。
そして、こう叫ばせてください。
「信じる者を喜んで助けてくださる主はすばらしい。」
28 神がどれほど偉大で正しいお方か、
私は会う人ごとに語りましょう。
一日中、神をほめたたえて過ごしましょう。

ヨブ 記 19:1-7

ヨブのことば

19 ヨブの返答。
「いつまで、あなたたちは私を悩ませ、
いい加減な論法で言いくるめようとするのか。
もう十回も、私が罪人だと決めつけた。
そんなにひどく私を責め立てて、
恥ずかしいと思わないのか。
私が悪いとしても、
あなたがたはまだ、その事実を証明していない。
何もかもお見通しだと思っているようだが、
それなら、私の落度を証明してみるがよい。
いま言えることは、神が私を押し倒し、
網で生け捕りにしたということだ。
必死に助けを求めても、だれも相手にしてくれない。
声を限りに叫んでも、人間扱いさえしてもらえない。

ヨブ 記 19:14-27

14 親族は私を裏切り、友人も私を見捨てた。
15 家の者は、召使でさえ、私を赤の他人のように扱う。
私は神を知らない外国人と同じ扱いを受けている。
16 召使は呼んでも来ない。
こちらが手をついてお願いするしまつだ。
17 妻や兄弟からも、嫌われてしまった。
18 年端もゆかぬ子どもまでがさげすむ。
起き上がって話しかけようとすると、あざけり笑う。
19 親友は私を毛虫のように嫌い、
手塩にかけてきた者たちも背いた。
20 私は骨と皮ばかりになり、かろうじて助かったのだ。
21 友よ、お願いだ。
神の怒りの手で打たれた、私の身にもなってくれ。
22 神といっしょになって、私をいじめないでくれ。
これだけ私の悩みを見れば満足だろう。
23-24 ああ、この訴えを鉄のペンで岩に書きつけ、
いつまでも残せたらよいのに。
25 だが、私は知っている。
私を救うお方は生きておられ、
ついには地上に降り立つのだ。
26 この肉体が朽ち果てたのち、
私は新しい肉体で神を見る。
27 そのとき、
神は私の味方になってくださるはずだ!
そうだ、その時私の目に映る神は、
見も知らぬお方ではなく、
親しい友人であるはずだ!
ああ、何とすばらしい希望だろう。

使徒の働き 13:13-25

小アジヤでの伝道

13 さて、パウロの一行は小アジヤに向かうため、船でパポスを発ち、ペルガの港に上陸しました。ここまで来たところで、マルコは一行から離れ、一人でエルサレムに帰ってしまいました。 14 しかしバルナバとパウロは、ピシデヤ地方の町、アンテオケに向かいました。安息日(神の定めた休息日)になり、二人は礼拝をするために会堂へ出かけました。 15 いつものとおり、モーセの書と預言者の書からの朗読がすむと、会堂の管理者たちが彼らに言いました。「二人の方。よろしければ、何かお話ししていただけますか。」

16 そこでパウロが立ち上がり、会衆にあいさつしてから話し始めました。「イスラエルの人たち、ならびにここにおられる、神を敬う皆さん、お聞きください。まず、私たちの国の歴史からお話ししましょう。

17 イスラエルの神様は、私たちの先祖をお選びになりました。そして、エジプトで奴隷にされた彼らを、目をみはるような方法で救い出し、名誉を回復してくださったのです。 18 彼らが荒野をさまよい歩いた四十年の間も、ずっと養い続けてくださいました。 19-20 また、カナンの七つの民族を滅ぼし、その土地を相続財産として分配なさいました。こうなるまでに約四百五十年もかかりました。そのあとは、預言者サムエルが現れるまで、さばき人が国の秩序を保っていたのです。

21 やがて人々は、王がほしいと言いだしました。そこで神様は、ベニヤミン族のキスの息子サウロを王とし、四十年間、国を治めさせました。 22 しかし、そのサウロも神に退けられ、代わりにダビデが王になりました。このダビデのことを神様は、『エッサイの息子ダビデこそ、わたしの心にかなう者、わたしの意思に完全に従う者だ』と言われました。 23 このダビデ王の子孫から、約束どおり、イスラエルの救い主イエスを起こしてくださったのです。

24 この方がおいでになる前にバプテスマのヨハネが、イスラエルの全国民が罪を捨て、神に立ち返らなければならないと教えました。 25 そのヨハネが、働きを終える時、こう言ったのです。『あなたがたは、私をだれだと思っているのか。私はメシヤ(救い主)ではない。ほんとうのメシヤはまもなくおいでになる。この方に比べれば、私など全く取るに足りない者だ。』

ヨハネの福音書 9:18-41

18 しかし、ユダヤ人の指導者たちは、盲目だった男が見えるようになったことを、どうしても信じようとはしません。とうとう両親まで呼び出し、 19 確かめることにしました。「この男は息子だな。ほんとうに生まれつき目が見えなかったのか。だったら、どうして見えるようになったのだ。」 20 両親は答えました。「はい、確かに息子でございます。この子は生まれつき目が見えませんでした。 21 けれども、どうして見えるようになったのか、どなたがこれの目を開けてくださったのかは、少しも存じません。どうぞ本人からじかに聞いてみてください。もう一人前の大人ですから、自分で説明できるでしょう。」 22-23 こう言ったのは、ユダヤ人の指導者たちがこわかったからです。指導者たちはすでに、イエスをキリストと告白する者は、だれかれの区別なく会堂から追放すると公表していたのです。

24 指導者たちは、男をもう一度呼び寄せ、きつく言い渡しました。「イエスなどではなく、神をあがめなさい。あいつは悪党だ。」 25 「さあ、あの方が善人か悪人かは、私にはわかりません。ただ、これだけははっきりしています。私は今まで目が見えなかったのに、今は見えることです。」 26 「だが、あいつは何をした? どうやっておまえの目を開けた?」 27 男はまたかと腹を立て、大声で言いました。「そのことは、もう話したではありませんか。お聞きにならなかったのですか。もう一度言えとは、どういうことでしょう。あの方の弟子にでもなりたいのですか。」

28 こう言われて、指導者たちは男をののしりました。「おまえこそあいつの弟子のくせに。われわれはモーセの弟子だ。 29 神はまちがいなくモーセにお語りになった。しかし、あいつはどこの馬の骨だかわからない。」

30 「これは驚きました。あの方は盲人の目を開けることができるんですよ。なのに、あの方のことは何も知らないとおっしゃる。 31 神様は悪人の言うことはお聞きになりません。しかし、神様を礼拝し、お心にかなうことを行う者には、耳を傾けてくださるんじゃありませんか。 32 世の初めからこのかた、生まれつきの盲人の目を開けた人など、いたためしがありません。 33 神様から遣わされた方でなければ、こんなことはできないはずです。」 34 こうまで言われて、彼らは怒りを爆発させました。「このろくでなしめ! われわれを教えようというのか!」とどなりつけたあげく、男を外に追い出してしまいました。

35 そのいきさつを伝え聞いたイエスは、男を捜し、見つけ出されると、「あなたはメシヤを信じますか」とお聞きになりました。 36 「先生。どなたがメシヤ様なのでしょうか。教えてください。ぜひ信じたいのです。」 37 「もうその人に会っているのですよ。あなたと話しているわたしがメシヤなのです。」 38 「主よ。信じます。」男はそう言って、イエスを礼拝しました。 39 するとイエスは言われました。「わたしがこの世に来たのは、心の目の見えない人を見えるようにするため、また、見えると思い込んでいる人に、実は盲目だということをわからせるためなのです。」 40 ちょうどその場に居合わせたパリサイ人たちが、けげんな顔で尋ねました。「じゃあ、私たちも盲目だと言うのか。」 41 「もしあなたがたが盲目だったら、罪に問われないですんだでしょう。しかし、何もかもわかっているとあくまで言いはるので、あなたがたの罪はそのまま残るのです。」

Japanese Living Bible (JLB)

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