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Book of Common Prayer

Daily Old and New Testament readings based on the Book of Common Prayer.
Duration: 861 days
Japanese Living Bible (JLB)
Version
詩篇 101

101 主よ。あなたがどんなに恵み深く
公正なお方であるかを、ほめ歌います。
私は潔白な道を歩もうと心がけていますが、
神の助けなしには何もできません。
特に、御心にそった歩みをしたいと
せつに願う家庭の中でこそ、
助けていただきたいのです。
卑しいものを退け、あらゆる不正を憎んで、
それにかかわることがないように助けください。
いっさいの自己中心を捨て、
すべての悪から遠ざかります。

陰で隣人を中傷するような人間には容赦をしません。
また、人々のうぬぼれや思い上がりも
黙って見てはいられません。
神を敬う人こそ真の英雄と考えて、
私の家へ招きます。
身も心も潔白な人だけが、
わが家の召使となれるのです。
うそを言ったり裏切ったりする人を
泊めることなどいたしません。
悪人を追い出して神の都を守ることが、
私の日々の務めなのです。

詩篇 109:1-30

109 ああ、すばらしい神よ、
そんなに遠くで黙っていないでください。
悪者どもは私を中傷し、偽りばかり並べ立てています。
理由もないのに私を憎み、
攻めかかって来るのです。
私は彼らを愛し祈っているのに、
私のいのちをつけねらうのです。
善の代わりに悪を、愛の代わりに憎しみを
返してよこします。

私がどんな気持ちでいるか、敵に知らせてください。
彼に、ありもしないうわさが立てられますように。
彼が不公平な裁判官のいる法廷に
引き出されますように。
そして、有罪宣告が下されますように。
彼の祈りさえも、罪とみなされますように。
彼の寿命は縮まり、
彼の仕事はほかの者に奪われますように。
9-10 彼の子どもは父なし子に、妻は未亡人になり、
荒れ果てた家から立ち退きを命じられますように。
11 債権者に全財産を没収され、見も知らぬ者に、
たくわえをみな巻き上げられますように。
12-13 誰ひとり同情せず、残された彼の子どもにも
あわれみをかけてやりませんように。
一家の者が死に絶え、
その家系が一代でとだえますように。
14 両親の罪まで見のがさず、徹底して罰してください。
15 彼のした悪事をかた時も忘れず、
その名を人々の記憶から消し去ってください。
16 彼は人を思いやる気持ちなどみじんも持たず、
困っている人を虐待し、
傷心の者を死に追いやったからです。
17 人をのろうことばかりしていた彼を、
今度は、あなたがのろってください。
一度も人を祝福したことがない彼に、
祝福をお与えにならないでください。
18 彼にとってのろうことは、
水を飲んだり、好きな物を口にしたりするのと同様に、
体にしみついているのです。
19 今度は、そののろいが舞い戻って来て、
彼にからみつきますように。
20 それこそ、私のことでうその証言をし、
殺してやると言って脅した敵への、
主からの刑罰なのです。

21 しかし神である主よ、
私のことは、あなたの子として扱ってください。
どうか、優しいお心をかけてください。
ああ、限りなく恵み深いお方よ、
どうか救い出してください。
22-23 私は、まっさかさまに
谷へ落ちて行くような心境です。
人の腕から払いのけられるいなごのようです。
24 断食のため、ひざが弱くなり始め、
体は骨と皮になりました。
25 まるで失敗の見本でも見るように、
人々は私をあざけります。
26 愛と真実に満ちた神である主よ、
どうかお救いください。
27 人々の目の前で私に救いの手を
差し伸べてくださるなら、
きっとだれもが、
あなたこそ力ある神であることを知るでしょう。
28 彼らは、のろいたいだけのろえばよいのです。
あなたの祝福さえあれば、私は何も気にしません。
私を亡き者にしようとする彼らの努力は水の泡となり、
私は喜びながら出歩けるようになります。
29 彼らは何をしても失敗し、恥じ入りますように。
30 しかし、私は絶えず主に感謝をささげ、
あらゆる人々の前で賛美します。

詩篇 119:121-144

121 どうか、私を敵のなぶりものにしないでください。
私は正しいことを行い、
いつも公平であったからです。
122 私を豊かに祝福してください。
思い上がった者どもの攻撃から、
この身を守ってください。
123 いつあなたがお約束を果たして、
救い出してくださるのかと、
一心に見つめてきた私の目は、
すっかりかすんでしまいました。
124 主よ、優しく私を取り扱い、
このしもべに従順を学ばせてください。
125 どうか、あなたにお仕えする身である私に、
すべての点であなたの規範に照らして考える知恵を、
お授けください。
126 主よ、どうか今、行動を起こしてください。
悪者どもが、あなたのおきてを破りましたから。
127 一方、私は、あなたの戒めを純金より慕っています。
128 あなたのおきては、どれを取っても正しいのです。
この道以外に慕うべき道はありません。

129 あなたのおきてはすばらしく、
私は何のためらいもなくそれを守ります。
130 あなたのご計画が明らかにされると、
それは心の鈍い者にさえ理解できるのです。
131 私は、あなたがどんな戒めを下さるか、
とても期待して待っています。
132 あなたを愛する者にいつもかけてくださるあわれみを、
そばに来て、私にもかけてください。
133 悪に打ち負かされることのないように、
どうか、そのおことばで導いてください。
134 悪者どもの虐待から、救い出してください。
そうすれば、私はあなたにお従いすることができます。
135 愛情のこもったまなざしを注ぎ、
すべてのおきてを教えてください。
136 あなたのおきてが平気で破られる現状に、
私は涙をこぼしています。

137 ああ主よ。あなたは公明正大で、
人を正しくさばいて罰を下されます。
138 あなたの要求はみな正しく、
理にかなっているのです。
139 私は、敵があなたのおきてを軽んじていることに
耐えられません。
140 私はあなたのおことばを
くまなく調べ、吟味しました。
そのうえで、私はそれを愛しているのです。
141 私は取るに足りない存在で、
人からさげすまれていますが、
戒めだけは大事に守っています。
142 あなたの教えは完全なので、
あなたの正義は永遠に朽ちません。
143 あなたの戒めは、
苦しみ悩んでいる私を慰めてくれます。
144 公平そのもののおきてを、真に理解させてください。
そうすれば、私は生きることができます。

サムエル記Ⅰ 7:2-17

その箱は二十年間、そこに置かれたままでした。その間、イスラエルの全家は主に見放されたような悲しみの中にありました。

イスラエルの民を導くサムエル

そのような時、サムエルはイスラエルの民に言いました。「心から主のもとに帰りたいなら、外国の神々やアシュタロテの偶像を取り除きなさい。主おひとりに従う決心をしなさい。そうすれば、ペリシテ人の手から救い出していただけます。」

そこで人々は、バアルやアシュタロテの偶像を取り壊し、主だけを礼拝するようになりました。

それを見て、サムエルは言いました。「全員、ミツパに集合しなさい。あなたがたのために主に祈りましょう。」

人々はミツパに集結し、井戸から水をくみ、主の前に注ぐ大がかりな儀式を執り行い、自らの罪を悔いて、その日一日断食しました。こうしてサムエルは、ミツパでイスラエルの民を導き始めたのです。

ペリシテ人の指導者たちは、ミツパに大群衆が集結したことを知り、兵を動員して攻め寄せて来ました。ペリシテ軍が近づいて来たと聞いて、イスラエル人は恐れおののきました。 「どうぞ、お救いくださるよう、私たちの神、主に嘆願してください。」彼らはサムエルに泣きつきました。

そこでサムエルは、乳離れ前の子羊一頭を取り、焼き尽くすいけにえとして主にささげ、イスラエルを助けてくださるよう主に祈りました。そして、祈りは答えられたのです。 10 ちょうどサムエルがいけにえをささげていた時、ペリシテ人が攻撃して来ましたが、主は天から大きな雷鳴をとどろかせて彼らを大混乱に陥らせました。敵はたちまち総くずれになり、イスラエル人はなお、 11 ミツパからベテ・カルまで追い打ちをかけ、彼らを討ちました。

12 この時サムエルは、一つの石をミツパとシェンの間に置き、「ここまで主が私たちをお助けくださった」と言って、エベン・エゼル(「助けの石」の意)と名づけました。 13 こうしてペリシテ人は制圧され、その時代に再びイスラエルを襲撃することはありませんでした。サムエルが生きている間、主がペリシテ人を見張っていたからです。 14 ペリシテ人の占領下にあったエクロンからガテに至るイスラエルの町々は、晴れてイスラエルに返還されました。イスラエル軍が奪い返したのです。当時、イスラエル人とエモリ人とは友好関係にありました。

15 サムエルは生涯、イスラエルを治めました。 16 彼は毎年、最初はベテル、次はギルガル、その次はミツパと巡回しながらイスラエルのために裁きを行いました。どの町でも、その地域で紛争中の問題がサムエルのもとに持ち込まれました。 17 それからサムエルは、生家のあるラマへ戻り、そこでも種々の訴えを裁きました。彼はまた、ラマに主のために祭壇を築きました。

使徒の働き 6

信者の数がどんどん増えるにつれて、内部から不満の声が出るようになりました。信者の中のギリシヤ語を話すユダヤ人たちが、ヘブル語を話すユダヤ人たちに苦情をぶつけたのです。原因は、彼らのうちの未亡人たちが、毎日の食料の配給で差別されていることでした。 そこで十二人の使徒は、信者全員を召集し、こう提案しました。「私たち使徒が食料の配給の問題に時間をさくのは、よくありません。何よりも、神のことばを伝えることに専念すべきです。 そこで、愛する皆さん。この仕事にふさわしい人、賢明で、聖霊に満たされた人に、いっさいを任せることにしましょう。さあ回りをよく見回して、この人と思う人を七人選んでください。 そうすれば私たちは、祈りと説教と教育に打ち込むことができます。」

全員がこの提案に賛成し、次の人たちを選びました。ステパノ〔聖霊に満たされた信仰深い人物〕、ピリポ、プロコロ、ニカノル、テモン、パルメナ、アンテオケのニコラオ〔ユダヤ教に改宗していた外国人で、クリスチャンになった人物〕。

以上の七名が前に立ったので、使徒たちは彼らのために祈り、彼らに手を置いて祝福しました。

こうして、神のことばはますます広まり、エルサレムでは、弟子の数が驚くほど増えていきました。ユダヤ教の祭司たちの中からも、信仰に入る者が数多く出ました。

さて、ステパノは聖霊の力に満たされた人で、すばらしい奇跡を行っていました。 ところがある日、「自由民」〔リベルテン〕といわれるユダヤ人たちが、ステパノに議論をふっかけました。するとたちまち、クレネやエジプトのアレキサンドリヤ、少アジヤのキリキヤ地方やアジヤ地方から来たユダヤ人たちも仲間に加わり、ステパノと論戦しました。 10 しかしステパノは、聖霊に助けられ、知恵のかぎりを尽くして語ったので、だれもそれに対抗することができませんでした。

11 それで彼らは何人かの者をそそのかして、「彼はモーセや神を汚すことばを語っている」と言わせたのです。

ステパノの逮捕と弁明

12 こうして彼らは、ステパノに対する民衆の怒りをあおり立て、ユダヤ人の指導者たちまで扇動して、とうとうステパノを捕らえ、議会に引いて行きました。 13 偽証する者たちは、でたらめの証言を並べ立てました。「ステパノはいつも、神殿やモーセの律法に逆らうことばかり言っています。 14 確かに彼が、ナザレのイエスはこの神殿を破壊し、モーセの律法をみな無効にしてしまう、と言うのを聞きました。」 15 この時、議会にいた者は、いっせいにステパノに目をやりました。すると、彼の顔は、天使のように輝いていました。

ルカの福音書 22:14-23

最後の晩餐

14 やがて時間になり、一同は、その広間でそろって食卓に着きました。 15 まず口火を切ったのはイエスです。「苦しみの始まる前に、ぜひ、いっしょに過越の食事をしたいと思っていました。 16 あなたがたに言いますが、神の国で過越が実現するまで、わたしは二度と過越の食事をとることはありません。」 17 それから、ぶどう酒の杯を取り、感謝の祈りをささげてから、こう言われました。「これを分け合いなさい。 18 わたしは神の国が来るまで、もうぶどう酒を飲むことはありません。」 19 次にパンを取り、神に感謝してから、それをちぎり、弟子たち一人一人に分け与えながら言われました。「これはあなたがたに与えるわたしの体です。わたしの記念として、これを食べなさい。」 20 食事のあと、杯を弟子たちに渡して言われました。「この杯は、神があなたがたを救ってくださるという新しい契約を保証するものです。つまり、あなたがたのたましいを買い戻すために、わたしが流す血を表します。

21 しかし、この食事の席にいっしょに座っている一人が、わたしを裏切ります。 22 わたしは死ななければなりません。それが神のご計画なのです。しかし裏切り者には、どんな恐ろしいのろいが待ち受けていることでしょうか。」 23 弟子たちは、そんなことをする者はいったいだれだろう、といぶかりました。

Japanese Living Bible (JLB)

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