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Book of Common Prayer

Daily Old and New Testament readings based on the Book of Common Prayer.
Duration: 861 days
Japanese Living Bible (JLB)
Version
詩篇 38

38 ああ主よ、お怒りのままに私を罰しないでください。
あなたの矢は深く突き刺さり、
私は容赦なく打たれて、圧倒されました。
3-4 御怒りにふれて病気となり、
罪のために健康を害したのです。
罪は洪水のように頭上を越えました。
もう、自分では負いきれない重荷です。
5-6 傷口はただれ、うみがあふれています。
罪の重さに、身をかがめて苦しみもだえています。
昼も夜も苦痛に満ち、
腰は焼けつくように痛く、
全身が病み疲れているのです。
私は精根尽き果て、絶望してうめくのみです。
主よ。
私がどれほど健康な体に戻りたいと思っているか、
あなたはご存じです。
私のため息は一つ残らずお耳に達したはずです。
10 動悸は激しく、体力は消耗し、
目も見えなくなりつつあります。
11 愛する者や友人たちは、
私の病気を怖がって近寄ってくれず、
家族の者さえ遠巻きにしています。
12 敵は、このいのちをつけねらい、
目覚めている間中、策略を練っているのです。
13-14 しかし私は、
彼らが脅す声を聞かないようにしています。
口がきけない人のように、黙りこんでいます。
15 主に望みを託しているからです。
ああ主よ、早く来て、私を守ってください。
16 それ見ろと言わんばかりに、失意の私を眺める
あの高慢な者どもにとどめを刺してください。
17 いつまで私は危険な崖っぷちに
立っていなければならないのでしょう。
悲しみの原因である罪が、
四六時中、私を見すえています。
18 私は罪を告白します。
どうか、今までの行いを赦してください。
19 しかし、敵は私を憎み、激しく苦しめます。
私には少しも身に覚えがありませんのに。
20 あの者どもは悪をもって善に報い、
正義を掲げる私を憎むのです。
21 ああ主よ、私を置き去りにしないでください。
22 私を救ってくださる主よ、
急いで来てお助けください。

詩篇 119:25-48

25 私は失望のあまり、ちりの中にはいつくばっています。
おことばによって、生き返らせてください。
26 私の考えを申し上げると、
あなたは答えてくださいました。
どうか、指示をお与えください。
27 何をお望みなのか、私に教えてください。
そうすれば、私はあなたの奇跡を見ることができます。
28 私は悲しみのあまり涙を流し、
すっかり滅入ってしまいました。
どうか、あなたのおことばによって
私を勇気づけ、奮い立たせてください。
29-30 どうか、いっさいの過ちから守り、
そのような資格もない者ですが、
私があなたのおきてを守れるよう助けてください。
私はすでに、正しい道を歩もうと決心したからです。
31 私はあなたの戒めを堅く守り、
力を尽くして忠実に従います。
主よ、どうか、さまざまな失敗からお守りください。
32 あなたのお心に従いたいと思うように助けてください。
そうすれば私は、あなたのおきてに
さらに情熱を傾けることができるでしょう。

33-34 主よ、どのように歩めばいいか教えてください。
あなたの教えのとおりにします。
いのちある限り、心を尽くしてお従いします。
35 私に正しい道を歩ませてください。
私は、それがどれほど喜ばしいことか、
よく知っているのです。
36 不正な利益を求めることなく、
従順の道を選び取らせてください。
37 あなたのご計画以外のものに
目を奪われることがないようにしてください。
私の心を奮い立たせ、
ひたすらあなたを慕わせてください。
38 お約束をもう一度保証してください。
私はあなたを信頼し、あがめていますから。
39 なぜ私は、あなたに従うゆえのあざけりを
恐れるのでしょう。
あなたのおきてはみな正しく、良いものばかりです。
40 私はあなたのおきてを守りたいと、
ひたすら願っています。
どうぞ私を生かしてください。

41-42 救いの手を差し伸べてくださることが、
あなたからの約束でした。
どうか私を、あなたの恵みと愛でお救いください。
そうすれば、私をさげすむ者たちに
言い返すことばを持つことができます。
私はあなたの約束を信じているからです。
43 どんなことがあっても、
あなたのおことばを忘れさせないでください。
それこそ、ただ一つの望みなのです。
44-46 私はいつまでも、心から神にお従いします。
あなたのおきての中でこそ、
ほんとうの自由があるからです。
神のおきてを国王に告げれば、
彼らは関心と敬意を持って聞き入るでしょう。
47 私はどれほどあなたのおきてを愛し、
ご命令に従うを喜んでいるでしょう。
48 「さあ、早く来てください」と、
私はおきてを手招きします。
それを愛し、身も心もささげたいと
願っているからです。

イザヤ書 6

イザヤの任命

ウジヤ王の死んだ年に、私は主を見ました。主は高い御座に座っていましたが、神殿は栄光で満ちあふれていました。 神の回りを、三対の翼のあるセラフィム(人間の罪をきよめる天使)が舞っていました。セラフィムは一対の翼で顔を覆い、一対で両足を覆い、残りの一対で飛んでいます。 セラフィムは互いに歌いました。

「聖なる、聖なる、聖なるお方。それは天の軍勢の主。全地は主の栄光で満ちている。」

このすばらしい合唱のために神殿は土台から揺らぎ、聖所はたちまち煙でいっぱいになりました。

私は恐ろしくなって、思わず叫びました。

「もうおしまいだ。
口の汚れた罪深い民に属する口の汚れた私が、
天の軍勢の主である王を見てしまったのだから。」

すると、セラフィムの一人が祭壇へ飛んで行き、燃える炭を火ばさみでつまみ、 その炭を私のくちびるにつけて言いました。

「さあ、これであなたは罪がないと宣言された。
この炭がくちびるに触れたからだ。
あなたの罪はすべて赦された。」

続いて主の声がしました。「だれをわたしの民への使いとしよう。だれが行ってくれるだろうか。」

「主よ、私が行きます。私を使いに出してください。」

「では行って、こう言うのだ。

『おまえたちは、わたしのことばを何度も聞くが、
悟ることがない。わたしが奇跡を行うのを何度見ても、
それが何を意味するのか理解することができない。』
10 彼らの理解力をにぶらせ、耳を閉じ、
目を見えないようにしなさい。
彼らには、見たり聞いたり悟ったり、
また病気を治してもらったりするために、
わたしのもとに戻ってほしくないのだ。」
11 「主よ、人々があなたに聞きたいと思うようになるまで、どのくらいの年月が必要でしょうか」と私が言うと、主は答えました。
「町々が破壊され、住む者もいなくなり、
国中が荒れ果て、
12 すべての者が遠い外国へ奴隷となって連れ去られ、
イスラエル全土が荒野となる時までだ。
13 それでもなお民の十分の一は残る。
イスラエルは何度も侵略され、戦火に見舞われる。
しかし、切り倒されてもなお新芽を出す
切り株のように、必ず立ち直る。」

テサロニケ人への手紙Ⅱ 1

パウロとシルワノとテモテから、私たちの父なる神と主イエス・キリストに守られている、テサロニケの教会の皆さんへ。 どうか、父なる神と主イエス・ キリストが、祝福と平安をあなたがたに与えてくださいますように。

苦しみには意味がある

愛する皆さん。私は、神にたいへん感謝しています。それは、あなたがたの信仰がめざましく成長し、互いがますます深い愛で結ばれているからです。それを思うと、神に対する感謝の思いが自然にわき上がってきます。もちろん、感謝して当然なのです。 激しい迫害と苦難の真っただ中にあるにもかかわらず、あなたがたが忍耐しつつ、神への完全な信仰を守っていることを、私たちは諸教会の間で大いに誇っています。 それは、あなたがたを神の国にふさわしい者と認める、神の裁定が正しいという証拠です。あなたがたは、この神の国のために苦しみを受けているのです。

あなたがたを迫害する者たちには、その報いとして、さばきが下されます。 そういうわけで、苦難のただ中にある、あなたがたに言っておきます。主イエス・キリストが力ある天使たちを従えて、燃え立つ炎の中に天から姿を現される時、神はあなたがたにも私たちにも、休息を与えてくださるのです。 その時、神に目もくれなかった者や、主イエス・キリストによる神の救いの計画を拒んだ者には、恐るべきさばきが下ります。 彼らは永遠の地獄で刑罰を受け、主の前から追放されて、二度と栄光に輝く主を見ることはありません。 10 再び来られた主は、その日、ご自分のものであるクリスチャンたちによって、誉れと賞賛とをお受けになります。そして、私たちが伝えた神のことばを信じ抜いたあなたがたは、主と共に生きる者となるのです。

11 そのためにも、いつも、あなたがたのことを思って祈っています。どうか神が、神の選びにふさわしい者として、あなたがたの信仰を評価してくださいますように。 12 そうすれば、神によって変えられたあなたがたを見て、すべての人が主イエス・キリストの名を賛美するようになるでしょう。そして、あなたがたも、主のものになるという栄光を受けます。神と主イエス・キリストの恵みによって、そうしていただけるのです。

ヨハネの福音書 7:53-8:11

53 こうして、一同は散会し、めいめい家に帰って行きました。

赦された不倫の女

さて、イエスはオリーブ山に戻りましたが、 翌朝早く、また宮にお出かけになりました。たちまち人々が集まって来て、黒山の人だかりです。イエスは腰をおろし、話し始められました。 その最中に、ユダヤ人の指導者やパリサイ人が、寄ってたかって一人の女を引っぱって来ました。彼らは、あっけにとられて見ている人々の前に女を突き出しました。 「先生。この女を見てください。不倫の現場でつかまったのです。 モーセの律法では、こういう不届き者は石で打ち殺すことになっていますが、どうしたものでしょう。」 こう言ったのは、何かイエスのことばじりをとらえて、訴えてやろうという魂胆があったからです。ところがイエスは、体をかがめ、指で地面に何か書いておられるだけでした。 けれども、彼らは引き下がりません。あくまで質問を続けてやめなかったので、イエスはゆっくり体を起こし、「わかりました。この女を石で打ち殺しなさい。ただし、最初に石を投げるのは、今まで一度も罪を犯したことのない者ですよ」と言われました。 そして、すぐにまた体をかがめ、地面に何か書いておられました。 すると、ユダヤ人の指導者もパリサイ人も、ばつが悪そうに、年長者から順に一人去り二人去りして、とうとうイエスと女だけが、群衆の前に取り残されました。 10 イエスは体を起こし、女に言われました。「あなたを訴えた人たちはどこにいますか。罰する者は一人もいなかったのですか。」 11 「はい、先生。」「そうですか。わたしもあなたを罰しません。さあ、行きなさい。もう二度と罪を犯してはいけませんよ。」

Japanese Living Bible (JLB)

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