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10 あまりのことばに、王は怒りに身を震わせ、もうたくさんだとばかりに声を荒げて言いました。「いいかげんにしろ! おまえを呼んだのは、やつらをのろわせるためだ。それが口を開けば祝福ばかりだ。それも一度や二度でなく、三度もだ。 11 もうよい、とっとと国へ帰れ。手厚くもてなすつもりだったが、主がじゃまだてするのではどうにもならぬ。」

12-13 「王様、あの時、使いの方に、『たとえ金銀で飾り立てた宮殿を頂いても、神様のおことばには背けません。勝手に自分の考えを言うわけにはまいりません。ただ神様の言われることだけを申し上げましょう』と念を押したはずです。 14 おっしゃるとおり、帰らせていただきます。しかしその前に、お国がこれからどんな目に会うか申し上げましょう。」

15-19 バラムは王に預言しました。

「ベオルの子バラムが知っていることは、こうだ。
私は目のよく見える者。
私は神のことばを聞き、その考えを知り、
そのなさることを見た。
神の前にひれ伏すと、目が見えるようになり、
イスラエルの将来が見通せた。
いつか、ずっと先、
イスラエルから一つの星が輝き出る。
一人の王が起こり、モアブ人を打ち破り、
セツの子孫を滅ぼす。
エドムとセイルの全土は、イスラエルのものとなる。
イスラエルは向かうところ敵なく、
その全地を治め、町々を滅ぼす。」

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