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焼き尽くすいけにえ

さて主は、幕屋(主がイスラエル人と会う天幕、聖所)からモーセに語りました。 2-3 「イスラエルの民に次のような指示を与えなさい。主にいけにえをささげるときは、自分の群れの牛か羊を使いなさい。雄牛を焼き尽くすいけにえとしてささげるときは、体に傷のないものでなければならない。まず、いけにえ用の雄牛を幕屋の入口へ引いて来る。そこで、祭司がそのささげ物を受け取る。 いけにえをささげる人は、その雄牛の頭に手を置く。そうすることで、身代わりのいけにえと認められる。本人が自分の罪の刑罰として死ぬ代わりにその動物が死ぬことを、わたしは認めよう。 わたしの前で、自ら手を下していけにえを殺しなさい。祭司であるアロンの子たちが、その雄牛の血をわたしにささげる。幕屋の入口で、祭壇の回りに血を振りかけるのだ。 6-7 続いて、皮をはいで四肢に分け、祭司が祭壇に火を置き、たきぎを並べ、 ばらした部分と頭と脂肪を載せる。 そのとき、内臓と足は、いけにえをささげる本人がきれいに洗う。祭司はそれをみな祭壇の上で焼く。これが、主に受け入れられる、焼き尽くすいけにえである。

10 焼き尽くすいけにえにする動物が、羊かやぎの場合は、傷のない雄でなければならない。 11 いけにえをささげる人は、祭壇の北側で、わたしの前でそれを殺す。祭司であるアロンの子らが、その血を祭壇の回りに振りかける。 12 その人は死体を四肢に分け、祭司はそれを頭や脂肪といっしょに祭壇のたきぎに載せる。 13 その前に、内臓と足は、いけにえをささげる人自身が水で洗う。祭司は主へのささげ物として、その動物をみな祭壇で焼く。焼き尽くすいけにえをわたしは喜ぶ。

14 鳥を使う場合は、山鳩か家鳩のひなのどちらかにしなさい。 15-17 祭司はそれを祭壇へ持って行き、首をひねって殺し、血は祭壇の横に絞り出す。餌袋(胃袋)と羽毛は祭壇の東側の灰捨て場に捨てる。このあと翼をつかんで引き裂くが、ばらばらにしてはならない。それを祭壇で焼く。わたしはこのいけにえを喜ぶ。

穀物の供え物

穀物の供え物をするときは、上等の小麦粉にオリーブ油を注ぎ、香料を加えなさい。 そのうちの一つかみを、祭司のところへ持って行き、焼いてもらう。わたしはその香りを喜ぶ。 残った粉は、アロンとその子らの食物となるが、それも神聖な焼き尽くすいけにえとみなされる。

かまどで焼いたパンをささげるときは、細かくひいた粉にオリーブ油を混ぜて焼きなさい。パン種(イースト菌)を入れてはならない。オリーブ油を塗った、パン種の入らない薄焼きパンも、ささげ物に使える。 菓子用の鉄板で焼いたものをささげるときは、細かくひいた粉をオリーブ油でこねて作りなさい。パン種を入れてはならない。 でき上がったものを細かくちぎって油をかける。これが穀物の供え物の形式である。 なべで作る場合も、細かくひいた粉をオリーブ油でこねて作る。 こうして用意ができたら、祭司のところへ持って行き、祭壇でささげてもらう。 祭司が焼くのはその一部だけだが、わたしは全部をささげ物と認める。 10 残りは祭司が取ってかまわない。それは全部、主への神聖なささげ物とみなされる。

11 粉で作るささげ物は、パン種を使ってはならない。主へのささげ物にはパン種やみつの使用は許されない。 12 粉で作るささげ物は最初の収穫を感謝する場合に認められ、焼き尽くすいけにえとしては使ってはならない。

13 ささげ物はすべて塩で味をつける。塩〔契約が真実であることを象徴的に表す〕は神の契約を思い出させるものだからである。

14 最初の収穫をささげるときは、初穂を砕くか焼くかしてささげなさい。 15 それにオリーブ油と香料を加えなさい。これが穀物の供え物である。 16 祭司は主の前で、オリーブ油と穀物を混ぜたささげ物を一つかみと、香料の全部をささげ物として焼く。

和解のいけにえ

和解(主への感謝)のいけにえの場合は、雄牛でも雌牛でも、どこにも傷のないものをささげなければならない。 いけにえをささげる人は、幕屋の入口でその牛の頭に手を置き、ほふる。祭司がその血を祭壇の回りに振りかける。 3-5 次に内臓を覆う脂肪、二つの腎臓とその上を覆う腰の脂肪、胆のうを主の前で焼く。わたしはそのいけにえを喜ぶ。

和解のいけにえに羊かやぎを使うときは、傷のないものであれば、雄でも雌でもかまわない。 7-8 羊の場合は、天幕の入口でその頭に手を置き、殺す。祭司は血を祭壇の回りに振りかけ、 9-11 背骨に沿って取り除いた脂肪、内臓を覆う脂肪、二つの腎臓とその上を覆う腰の脂肪、胆のうを、火によるいけにえとしてささげなさい。 12 そのささげ物がやぎの場合、 13 幕屋の入口でその頭に手を置き、ほふる。祭司は血を祭壇の回りに振りかけ、 14-16 火によるいけにえとして、内臓を覆う脂肪、二つの腎臓とその上を覆う腰の脂肪、胆のうを祭壇にささげなさい。このいけにえをわたしは喜ぶ。脂肪は全部、主のものだから、 17 あなたがたは脂肪も血も食べてはならない。これはイスラエルの永遠のおきてである。」

パウロ、第一回伝道旅行へ

13 アンテオケの教会の預言者や教師たちの中には、次の人たちがいました。バルナバ、シメオン〔別名「黒い人」〕、ルキオ〔クレネ出身〕、マナエン〔ヘロデ王とは乳兄弟〕、それにパウロなどです。 ある日、彼らが礼拝をささげ、断食していると、聖霊が、「バルナバとパウロに、わたしの特別な仕事をさせなさい」と言われました。 それで彼らは、さらに断食して祈ったあと、二人に手を置いて任命し、送り出しました。

二人は聖霊に導かれてセルキヤに行き、そこから、船でキプロス島に向かいました。 その島のサラミスという町に着くと、さっそくユダヤ人の会堂で神のことばを語り始めました。マルコも、助手として同行しました。 6-7 そのあと、町から町へと島中を巡り歩いて教えを語り、最後にパポスという町に来ました。そこで、偽預言者でバルイエスと名乗る魔術師に出会いました。彼は総督のセルギオ・パウロの取り巻きの一人でした。総督自身は物事に明るい、たいへん理解のある人で、かねがね神の教えを聞きたいと思っていたので、バルナバとパウロとを招きました。 ところが、バルイエスは二人に強く反対しました。パウロやバルナバのことばに耳を傾けないようにそそのかし、何としても、総督に主を信じさせまいとしました。

しかし、パウロは聖霊に満たされ、魔術師をきっとにらみつけ、 10 「悪魔の子、ぺてん師め! おまえのように悪事にたけた者は、正義の敵だ。どこまで主に反抗するつもりか。 11 さあ、神のさばきを受けるがいい。おまえはしばらくのあいだ目が見えなくなり、日の光が見えなくなる」と言いました。するとたちまち、かすみと闇が彼をおおったので、彼は、「だれか手を引いてくれ」と叫びながら、手さぐりで歩き回りました。 12 この出来事を目のあたりにした総督は、神を信じ、改めて神の教えに驚嘆しました。

小アジヤでの伝道

13 さて、パウロの一行は小アジヤに向かうため、船でパポスを発ち、ペルガの港に上陸しました。ここまで来たところで、マルコは一行から離れ、一人でエルサレムに帰ってしまいました。 14 しかしバルナバとパウロは、ピシデヤ地方の町、アンテオケに向かいました。安息日(神の定めた休息日)になり、二人は礼拝をするために会堂へ出かけました。 15 いつものとおり、モーセの書と預言者の書からの朗読がすむと、会堂の管理者たちが彼らに言いました。「二人の方。よろしければ、何かお話ししていただけますか。」

16 そこでパウロが立ち上がり、会衆にあいさつしてから話し始めました。「イスラエルの人たち、ならびにここにおられる、神を敬う皆さん、お聞きください。まず、私たちの国の歴史からお話ししましょう。

17 イスラエルの神様は、私たちの先祖をお選びになりました。そして、エジプトで奴隷にされた彼らを、目をみはるような方法で救い出し、名誉を回復してくださったのです。 18 彼らが荒野をさまよい歩いた四十年の間も、ずっと養い続けてくださいました。 19-20 また、カナンの七つの民族を滅ぼし、その土地を相続財産として分配なさいました。こうなるまでに約四百五十年もかかりました。そのあとは、預言者サムエルが現れるまで、さばき人が国の秩序を保っていたのです。

21 やがて人々は、王がほしいと言いだしました。そこで神様は、ベニヤミン族のキスの息子サウロを王とし、四十年間、国を治めさせました。 22 しかし、そのサウロも神に退けられ、代わりにダビデが王になりました。このダビデのことを神様は、『エッサイの息子ダビデこそ、わたしの心にかなう者、わたしの意思に完全に従う者だ』と言われました。 23 このダビデ王の子孫から、約束どおり、イスラエルの救い主イエスを起こしてくださったのです。

24 この方がおいでになる前にバプテスマのヨハネが、イスラエルの全国民が罪を捨て、神に立ち返らなければならないと教えました。 25 そのヨハネが、働きを終える時、こう言ったのです。『あなたがたは、私をだれだと思っているのか。私はメシヤ(救い主)ではない。ほんとうのメシヤはまもなくおいでになる。この方に比べれば、私など全く取るに足りない者だ。』

26 アブラハムの子孫の方々、ならびに、神を敬う外国人の皆さん。この救いは、私たちみんなのものです。 27 エルサレムにいるユダヤ人とその指導者たちは、イエスを処刑することで、皮肉にも、預言を実現させたのです。彼らは安息日ごとに預言者のことばが読まれるのを聞きながら、イエスこそ、その預言されたお方であることを認めようとしませんでした。 28 そして、罰せられる正当な理由は何一つなかったのに、どうしても死刑にするようピラトに要求したのです。 29 こうして、預言どおりにイエスは死なれたのです。そのあと、イエスの遺体は十字架から降ろされ、墓に葬られました。

30 しかし神様は、このイエスを復活させてくださったのです。 31 イエスは幾日もの間、ガリラヤからエルサレムまでずっと行動を共にした人たちに、たびたび姿を現されました。復活のイエスにお会いした人たちは、人々にこのことを証言し続けてきたのです。

32-33 バルナバと私もまた、この喜びの知らせを伝えようと、こうしてやって来ました。その知らせとは、神様がイエスを復活させたことによって、私たちの先祖への約束が今の時代に実現したということです。聖書の詩篇に、『今日、わたしはあなたに、子としての名誉を与えた』とあるとおりです。

34 神様はイエスを復活させ、二度と死なない方となさいました。聖書に、『わたしはダビデに約束したすばらしい祝福を、あなたがたに与える』とあるとおりです。 35 またほかの箇所では、もっとはっきり言われています。『神は、ご自分の聖なる方が朽ち果てるのをお許しにならない。』 36 これは、ダビデのことではありません。ダビデは神の意思に忠実に仕える人生を送り、死んで葬られ、その体は朽ち果てたのです。 37 しかし神が復活させた方は、墓の中で朽ちませんでした。

38 聞いてください、皆さん! このイエスこそ、皆さんの罪を赦してくださるのです。 39 イエスを信じる人はみな、すべての罪から解放され、正しい者と宣言されるのです。これは、モーセの律法ではどうしてもできないことでした。 40 くれぐれも注意してください。預言者たちの次のことばが、皆さんに的中しないように。

41 『見よ。

真理を見下す者どもよ、滅べ。
おまえたちの時代に、一つのことをなそう。
どんなに説明しても、
とうてい信じられないことを。』」ハバクク1・5

42 その日、二人が会堂から出る時、人々は、次の週もまた話してほしいと頼みました。 43 礼拝が終わってからも多くのユダヤ人や熱心な外国人改宗者が、パウロとバルナバについて来ました。二人はその人たちに、神の恵みを受けるようにと教えました。 44 次の週の礼拝には、町中の人がこぞって詰めかけ、二人が神のことばを話すのを聞こうとしました。

45 しかしユダヤ人の指導者たちは、この群衆を見てねたみに駆られ、口ぎたなくののしり、ことごとくパウロに反対しました。

46 そこでパウロとバルナバは、はっきり言いました。「この神のことばは、まずあなたがたユダヤ人に伝えられるはずだった。だが、あなたがたはそれを突っぱね、永遠のいのちを受けるにふさわしくない者であることを、自分から証明したのだ。これからは、このすばらしい知らせは、外国人に伝えよう。 47 主が、『わたしはあなたを外国人の光とした。地の果てからも、人々を救いに導くためである』と命じておられるから。」

48 これを聞いた外国人たちは歓喜し、パウロの話に耳を傾けました。そして永遠のいのちを求める人はみな、信仰に入りました。 49 こうして神のことばは、この地方全体に広まったのです。

50 しかし、ユダヤ人の指導者たちも、おとなしく引き下がってはいません。熱心な婦人たちや町の有力者たちをそそのかし、パウロとバルナバを迫害したあげく、とうとう町から追い出してしまいました。 51 二人は、その町と縁を切るしるしに、足のちりを払い落とし、イコニオムへ向かいました。 52 一方、主を信じた人たちは聖霊に満たされ、喜びにあふれていました。