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正義の若枝

23 神は宣告します。「わたしは、民の羊飼いである指導者に災いを下す。彼らは、世話をしなければならない者を滅ぼし、散らしたからだ。 おまえたちは、群れを安全に導くどころか、置き去りにし、滅びへと追いやった。わたしは、おまえたちが彼らに行った悪のために刑罰を下す。 一方、群れの残りを、わたしが追いやった所から集め、元の牧場に連れ戻す。彼らは再び子を生んで増える。 また彼らの上に、責任感の強い羊飼いを立てる。彼らは二度と怖がる必要はなく、四六時中、守られるようになる。

5-6 やがて、わたしがダビデの王座に、

正義の若枝を置く時がくる。
彼は知恵と正義をもって治める王となり、
地上に正しさが行き渡るようにする。
『主は私たちの正義』が、彼の呼び名だ。
その時、ユダは救われ、
イスラエルは平和のうちに過ごす。

その日、誓いを立てる時、人々は『イスラエルの民をエジプトから救い出した神は生きておられる』ではなく、 『ユダヤ人を、追いやられた国々からイスラエルへ連れ戻した神は生きておられる』と言うようになる。」

うそを語る預言者

うそで固めた偽預言者たちのことを考えると、
心が痛みます。
私は恐ろしくなって目を覚まし、
酔っぱらいのようにふらつきます。
彼らには、恐ろしい運命が待ちかまえているからです。
神は刑罰を下すと宣告なさいました。
10 この国は姦淫する者で満ちているため、
神ののろいがかかっています。
地そのものが嘆き悲しみ、
牧草地は枯れています。
預言者たちは悪に走り、
不正を行うことに力を注いでいます。
11 祭司も預言者同様、神を敬わない悪党ばかりです。
主は言います。
「わたしは神殿の中でさえ
卑劣なことが行われるのを見た。
12 そのため、彼らの道は暗く、すべりやすくなる。
彼らは、暗い危険な小道に追い込まれて倒れる。
わたしは彼らに災いを下し、
時がきたら、罰金を必ず全額支払わせる。
13 わたしは、サマリヤの預言者が
考えられないほど悪いことを知った。
彼らはバアルによって預言し、
わたしの民イスラエルを罪に引きずり込んだからだ。
14 エルサレムの預言者はもっと悪い。
彼らのしていることは、目をそむけたくなるほどで、
姦淫を犯し、不正を愛している。
悪いことをしている者を罪から引き戻すどころか、
反対にほめ、励ましている。
この預言者たちは、ソドムやゴモラの住民のように、
徹底して堕落している。」
15 そのため、天の軍勢の主は宣告します。
「わたしは彼らに苦い物を食べさせ、毒を飲ませる。
彼らがいたばかりに、
この国に悪がはびこるようになったからだ。」
16 これがわたしの民への警告だと、
天の軍勢の主は告げます。
「むなしい希望を与える偽預言者の言うことを
聞いてはならない。
彼らは口から出まかせを言い、
わたしのために語ろうとしない。
17 わたしを侮る反逆者たちに、
『何も心配することはない。何もかもうまくいく』
としきりに言う。
自分勝手な生活をしている者たちには、
『平安があるとの、神のことばがありました』
と言っている。
18 だが、神のことばを聞けるほど近くにいる預言者を、
ただの一人でも挙げることができようか。
彼らのうちの一人でも、
神のことばを聞こうと努力しただろうか。
19 このような悪者どもを吹き飛ばすために、
わたしは激しいつむじ風を送る。
20 わたしの恐ろしい憤りは、
刑罰を余すところなく下すまでは終わらない。
後に、エルサレムが敵の手に落ちたとき、
おまえたちはわたしの言ったことを認めるようになる。
21 わたしが遣わした覚えのない預言者が、
わたしのために語っていると言っている。
わたしは彼らに何も言わなかったのに、
自分たちの預言がわたしのものだと言いはる。
22 もし彼らがわたしの預言者なら、
わたしの民を悪の道から立ち返らせようと
努力しただろうに。
23 わたしはどこか一つの場所にだけいて、
彼のしていることが見えないような神だろうか。
24 人はわたしから姿を隠せるだろうか。
わたしは、天にも地にも、どこにでもいるではないか。

25 『ゆうべ、神からの夢を見た。その話を聞いてほしい』と、彼らは言う。こうして、わたしの名によってうそを並べるのだ。 26 こんなことが、いつまで続くのか。もし彼らが『預言者』だと言うなら、彼らは偽預言者で、自分で考え出したことを語っているのだ。 27 わたしが見せなかった夢を得々と説明して、バアルの偶像礼拝に転向していった先祖のように、わたしの民にわたしを忘れさせようとしている。 28 こんな偽りの預言者は、夢物語にうつつを抜かしていればいい。だがわたしの本物の使者は、わたしのことばを余すところなく忠実に語る。両者には、麦ともみがらほどの差がある。 29 わたしのことばは、火のように燃えないだろうか。それは、岩でさえ粉々に砕く巨大なハンマーではないか。 30-31 わたしは、語ることを互いに教え合っている『預言者』どもに立ち向かう。舌先三寸の預言者どもは、『このことばは神からのものだ』と言う。 32 彼らが知恵をしぼって考え出した夢は、わたしの民を罪へ誘い込む、まことしやかなうそで固まっている。わたしは彼らを遣わさなかったし、彼らには、わたしの民に告げることなど何もない。

偽りの預言

33 民の一人、または『預言者』か祭司の一人が、『エレミヤよ。今日は神からどんな悲しいニュースを聞いたのか』と尋ねたら、こう答えなさい。『どんなニュースを聞きたいのか。おまえたち自身が悲しいニュースそのものではないか。神がおまえたちを捨てたのだから。』 34 『今日の神からの悲しいニュース』などと悪ふざけをする偽預言者、祭司、民がいたら、わたしは彼らとその家族を罰する。

35 『神はどんなことを語りましたか』と真剣に尋ね合うのはよい。 36 だが、『神からの悲しいニュース』と言って悪ふざけをしてはならない。悲しいのは、おまえたち自身のこと、おまえたちが平気でうそをつくことにほかならないからだ。おまえたちはわたしのことばを曲げ、わたしが言いもしない『神のことば』を作り上げている。

37 『神からどんなことばがありましたか。神は何と言われましたか』と、敬意を込めてエレミヤに尋ねるべきだ。 38-39 だが、わたしの警告を無視して、『今日の神からの悲しいニュース』について聞こうとすれば、神であるわたしは、重荷となっているおまえたちを捨てる。おまえたちと、おまえたちの先祖に与えたこの町を、共にわたしの前から放り投げる。 40 わたしはおまえたちの恥をさらすので、おまえたちの名はいつまでも不名誉なものとなる。」

七十年間の捕虜生活

25 ユダのすべての民にあてられた次のことばは、ヨシヤの子でユダ王国のエホヤキム王の治世の第四年に、主がエレミヤに語ったものです。この年に、バビロンのネブカデネザル王が即位しました。

2-3 アモンの子でユダ王国のヨシヤ王の第十三年から今まで、二十三年間にわたって、私に神のことばがありました。私はそのことばを忠実に伝えたのに、あなたがたは聞こうとしませんでした。 神は何度も、ご自分の預言者を遣わしたのに、あなたがたは耳をふさぎました。 神のことばは、いつも次のようなものでした。「悪の道から離れ、悪事から足を洗いなさい。そうすれば、わたしがおまえたちと先祖に与えたこの地に、いつまでも住むことができる。 偶像礼拝という大それたことをして、わたしを怒らせてはならない。わたしに真実を尽くすなら、害は加えない。 だがおまえたちは、わたしのことばを聞こうとしなかった。かえって、まっしぐらに悪の道に進み、偶像のことでわたしを怒らせた。ありとあらゆる災いを受ける結果を、自ら招いた。」

8-9 そして今、天の軍勢の主である神は、こう宣告します。「おまえたちはわたしのことばを聞かなかったので、わたしの代理人に立てたバビロンのネブカデネザル王の率いる北方軍団を呼び、この国と住民、それに周囲の国々を攻めさせる。こうして、おまえたちを徹底的に滅ぼし、永久にさげすみの代名詞とする。 10 喜びと楽しみ、結婚式の喜びを取り除く。事業は失敗し、家庭は暗闇に閉ざされる。 11 国の全土は見渡す限りの荒れ地となるので、全世界の人は、おまえたちに降りかかった災害を知ってショックを受ける。イスラエルと近隣諸国は、七十年間バビロン王に仕える。 12 この奴隷の期間が終わったら、わたしはバビロン王とその国の民を、彼らの罪のために罰する。カルデヤの地を永久に荒れ果てた所とする。 13 この書の中で約束した恐ろしい災害、エレミヤが国々に宣告した刑罰を全部、この地にもたらす。 14 多くの国々と強い王たちは、カルデヤ人がわたしの民を奴隷にしたように、今度はカルデヤ人を奴隷にする。わたしは彼らを、彼らがわたしの民を扱った基準に従って罰する。」

15 主は私に、こう語りました。「わたしの手から、わたしの憤りがなみなみとつがれているぶどう酒の杯を取り、わたしがあなたを遣わす、すべての国々の人に飲ませなさい。 16 彼らは飲んでふらつき、わたしが下す致命的打撃によって錯乱状態になる。」 17 そこで、私は主の手から憤りの杯を取り、遣わされたすべての国々の人に飲ませました。 18 私はエルサレムとユダの町々へ行きました。すると、王と長官はその杯から飲んだので、その日以来、彼らはみじめな状態になり、憎まれ、のろわれるようになりました。 19-20 私はまた、エジプトの王とその家来、指導者とすべての国の民のところへ行きました。彼らもまた、その地に住む外国人ともども、この恐怖の杯から飲みました。ウツの地のすべての王、ペリシテの町々の王、すなわちアシュケロン、ガザ、エクロン、アシュドデの残りの者にも、同じようにしました。 21 私はさらにエドム、モアブ、アモンの国々へ行きました。 22 またツロとシドンのすべての王、海の向こうにある地方の王、 23 デダン、テマ、ブズ、およびそこにいる異教の民、 24 アラビヤのすべての王、荒野の遊牧民のすべての王、 25 ジムリ、エラム、メディヤのすべての王、 26 北方のすべての王を、一人一人訪ね、地上のすべての王国を巡りました。最後に、バビロンの王自身が、神の憤りを盛ったこの杯から飲みました。 27 「あなたは彼らにこう言いなさい。『イスラエルの神である天の軍勢の主は言う。酔っ払って、嘔吐し、二度と立てなくなるまで、わたしの憤りを盛ったこの杯から飲め。おまえたちに恐ろしい戦争を送るからだ。』

28 もし杯を受け取らないなら、こう言いなさい。『天の軍勢の主は、どうしてもこれを飲めと命じている。避けるわけにはいかない。 29 すでに、自分の民さえ罰し始めているからだ。おまえたちだけ無罪放免になるわけがない。どんなにもがいても、刑罰を免れることはできない。わたしは地上の全住民に戦争を呼び寄せる。』

30 だから、彼らに預言して言え。

主は天の聖所から自分の民に呼びかけ、
全世界の民に呼びかける。
『主は、
酒ぶねの中でぶどうの実を踏みつぶす者のように、
大声を張り上げる。
31 このさばきの叫び声は、地の果てまで届く。
神が全世界の人をさばき、すべての悪者を殺すからだ。』
32 天の軍勢の主はこう言う。
『刑罰が国から国へと渡り歩き、
神の憤りの暴風は地の果てまで吹きつける。

33 その日、主に殺される者は地の果てから果てまで及ぶ。だれも彼らのために嘆き悲しんだり、死体を埋葬したりしないので、彼らは地の肥やしとなる。

34 悪い羊飼いよ、泣きわめけ。

民の指導者よ、石に頭を打ちつけよ。
おまえたちが虐殺され、散らされる時がきたからだ。
おまえたちは弱々しい女性のように倒れる。
35 逃げ隠れする場所を探しても、
どこにも見つからない。
36 羊飼いの半狂乱の叫び声、
指導者の絶望まじりの叫び声を聞くがいい。
わたしは彼らの牧場を荒らしたのだ。
37 今まで平穏無事な生活を送ってきた者も、
主の激しい怒りによって切り倒される。
38 神は、獲物を探すライオンのように、
忍び足で出て行った。
主の激しい怒りのために、
彼らの国は侵入してくる軍隊によって荒れ果てた。』」

19 しかたなくピラトは、イエスの背中を鉛のついたむちで打たせました。 そして兵士たちは、いばらで冠を編み、イエスの頭にかぶらせ、王の着る紫色のガウンを着せました。 それから、「ユダヤ人の王様、ばんざーい!」とさんざんからかい、平手でたたいたりしました。 ピラトはもう一度外に出て、ユダヤ人たちに念を押しました。「今、あの男を連れ出す。だがいいか。私の見たところでは、あの男は無罪だ。」 イエスは、いばらの冠に紫色のガウンという姿のまま出て来られました。「よく見ろ。この男だ」と、ピラトが言いました。

「十字架につけろ! 十字架だ!」イエスを見るやいなや、祭司長やユダヤ人の役人たちは、大声で訴えました。ピラトは言いました。「そこまで言うならおまえたちがやれ! 私の調べでは無罪だ。」 「こいつは自分を神の子とぬかしました。私どもの法律では死刑です。」 そのことばを聞くと、ピラトはますますこわくなりました。 もう一度イエスを官邸へ連れ戻し、尋ねました。「おまえはいったい、どこから来たのだ。」しかし、イエスはひとこともお答えになりません。 10 ピラトはさらに問い詰めます。「何も言わないのか。わからんやつだな。私の命令ひとつで、おまえを釈放することも、十字架につけることもできるのだぞ。」 11 イエスは言われました。「神から与えられた権威でなければ、あなたは何も手出しはできません。わたしをあなたに引き渡した者の罪は、もっと大きいのです。」 12 何とかしてイエスを釈放しようと手を尽くすピラトに、ユダヤ人の指導者たちは激しく抵抗しました。「こいつを釈放なさるおつもりですか。そんなことをしたら、あなた様はカイザル(ローマ皇帝)の味方ではありません。だれであろうと、自分を王とする者は謀反人です。」 13 こう言われて、ピラトはまたもやイエスを外に連れ出し、「敷石」〔ヘブル語で、ガバタ〕と呼ばれる場所で裁判の席に着きました。 14 それはちょうど、過越の祭りの前日、正午ごろのことでした。「さあ、おまえたちの王だ。」 15 「殺せ、殺せ。十字架につけろ!」「なに? おまえたちの王をか?」「カイザルのほかに王はない!」祭司長たちは、むきになって叫び返します。 16 これでは、しかたがありません。ついにピラトもあきらめ、十字架につけるため、イエスをユダヤ人に引き渡しました。

十字架につけられ、埋葬されるイエス

17 ついにイエスはユダヤ人たちの手に渡されました。イエスは十字架を背負わされ、エルサレム市外の、「どくろ」〔ヘブル語で、ゴルゴタ〕という場所へ引かれて行きました。 18 人々はそこで、ほかの二人といっしょにイエスを十字架につけました。イエスは真ん中、二人はそれぞれその両側に。 19 ピラトはイエスの頭上に、「ユダヤ人の王、ナザレのイエス」と書いた罪状書きを掲げました。 20 処刑の場所は都に近く、しかも罪状書きはヘブル語、ラテン語、ギリシヤ語で書いてあったので、大ぜいの人が読みました。 21 これを見た祭司長たちは、ピラトに抗議しました。「『ユダヤ人の王』とあるのは納得がいきません。『ユダヤ人の王と自称した』と書き直してください。」 22 「私が書いたことに口出しする気か。そのままにしておけ。」ピラトは聞き入れませんでした。

23 さて、イエスを十字架につけてしまうと、兵士たちははぎ取った着物を四つに分け、一つずつ取りました。下着もそうしようとしましたが、見ると縫い目がありません。 24 「こいつは裂くわけにいかないな。よし、だれが取るか、くじで決めよう」と話がまとまりました。「彼らはわたしの着物を分け合い、下着をくじ引きにした」詩篇22・18という聖書のことばどおりになったのです。 25 兵士たちがこんなやり方をしたのも、聖書のことばが実現するためでした。十字架のそばには、イエスの母マリヤ、おば、クロパの妻マリヤ、マグダラのマリヤが立っていました。 26 イエスに愛された弟子の私(ヨハネ)もいっしょでした。イエスは、私と、私のそばに立ち尽くしているご自分の母親とを見つめ、「お母さん。ほら、そこにあなたの息子がいますよ」と声をかけられました。 27 それから、弟子の私に、「さあ、あなたの母ですよ」とおっしゃいました。その時以来、私は先生のお母さんを家に引き取ったのです。

28 こうして、何もかもすっかり終わったことを知ったイエスは、「わたしは渇く」と言われました。これも聖書のことばどおりの出来事です。 29 そこには、ちょうど酸っぱいぶどう酒のつぼが置いてありました。人々は海綿を浸し、ヒソプの枝の先につけて、イエスの口もとに差し出しました。 30 それをお受けになると、最後に、「すべて成し遂げた」とひとこと叫び、頭を垂れて息を引きとられたのです。

31 翌日は安息日でした。しかも、特別に重要な日でした。ユダヤ人の指導者たちは、どうしても死体を翌日まで十字架にかけたままにしておきたくありませんでした。ピラトに、受刑者たちの足のすねを折って早く死なせるよう取り計らってほしい、と願い出ました。そうすれば十字架から取り降ろせるからです。 32 さっそく兵士たちが来て、イエスといっしょに十字架につけられた二人の男のすねを折りました。 33 最後にイエスのところに来て見上げると、すでに亡くなっていたので、すねを折るのはやめました。 34 ところが、兵士の一人が何を思ったのか、いきなり槍でわき腹を突きました。すると、そこから血と水が流れ出たのです。 35 この一部始終を、私は確かにこの目で見ました。それをありのままに、正確に報告しています。皆さんにも信じていただきたいからです。 36-37 兵士たちがこうしたのは、聖書に、「彼の骨は一つも砕かれない」 詩篇34・20他)、また「彼らは自分たちが突き刺した方を見る」ゼカリヤ12・10とあることが、そのとおり起こるためでした。

38 このあと、弟子でありながら、ユダヤ人の指導者たちを恐れてそれを隠していたアリマタヤのヨセフが、勇気を奮い起こし、ピラトにイエスの死体の引き取りを願い出ました。ピラトの許可を得ると、すぐ刑場に駆けつけ、死体を取り降ろしました。 39 以前に、夜、イエスのところに来たことのあるニコデモも、没薬(天然ゴムの樹脂で、古代の貴重な防腐剤)とアロエでつくった埋葬用の香油を三十キロほど用意して来ました。 40 二人はユダヤ人の埋葬の習慣に従い、香料をしみ込ませた長い亜麻布でイエスの体を包みました。 41 刑場の近くに園があり、そこにはさいわい新しい墓がありました。 42 安息日の前日ですから、急がなければなりません。すぐ近くだったこともあり、イエスをその墓に納めました。