Add parallel Print Page Options

知恵と愚かな女の勧め

知恵はりっぱな宮殿を建て、
大宴会を開こうと、ぶどう酒を用意し、
娘たちに客を呼びに行かせました。
娘たちは人通りの多い場所で呼びかけました。
「謙遜な人々は、
どうぞおいでください。
知恵が開く宴会で、私が作ったぶどう酒を
お召し上がりください。
どうしたら賢くなれるか、
賢明に生きられるか、よくわかるでしょう。」
7-8 人をさげすむような者に忠告を与えても、
辛辣なことばで言い返されるだけです。
その人のことを思ってしてあげても、
恨まれるだけなので、
もうかかわらないほうがよいのです。
知恵のある人は違います。
忠告すると、前以上にあなたを愛してくれます。
知恵のある人を教えなさい。
その人は、ますます賢くなります。
正しい人を教えなさい。
その人は、さらに多くのことがわかるようになります。
10 知恵の基本は、主を恐れ、大切にすることです。
物事がよくわかるようにしたければ、
まず神を知りなさい。
11 「生きがいのある実り多い人生を
送らせてあげよう」と、知恵は勧めます。
12 知恵は知恵ある人を助けます。
知恵をあざけるなら、自分が傷つくだけです。
13 悪い女はがさつで、みだらで、恥知らずです。
14 自分の家の前や町角で、
15 通りがかりの人や仕事に出かける人を
つかまえては誘惑し、
16 だましやすそうな人を見つけると、
しつこくささやきかけます。
「私の家にいらっしゃい。
17 盗んだ水は甘く、盗んだ食べ物はおいしいのです。」
18 彼らは、この女の客になった者が
今は地獄にいることを知らないのです。