パウロの回心

さてパウロは、キリストの弟子たちをせん滅しようと、エルサレムの大祭司のところへやって来ました。 そして、ダマスコの諸会堂あての手紙を書いてくれと頼み込みました。それはダマスコのクリスチャンを、男だろうが女だろうが、見つけしだい縛り上げ、エルサレムに連行するためでした。

パウロがダマスコの近くまで来た時、突然、天からまばゆい光が、さっと彼を照らしました。 そして、地に倒れた彼の耳に、こう語りかける声が響いてきました。「パウロ、パウロ。なぜわたしを迫害するのか。」

パウロが、「あなたはどなたですか」と尋ねると、「わたしは、あなたが迫害しているイエスだ。 さあ立って、町に入り、わたしの命令を待ちなさい」という答えが返ってきました。

同行していた人々は驚き、口もきけずに立ちすくんでいました。彼らには、声は聞こえても、イエスの姿は見えなかったからです。 8-9 ようやくパウロは起き上がりましたが、どうしたことでしょう、目が見えません。手を引いてもらって、やっとダマスコに入り、三日間、目が見えないまま、何も飲み食いせずに過ごしました。

10 さて、ダマスコにはアナニヤというクリスチャンが住んでいました。主は幻の中で、彼に語りかけました。

「アナニヤよ。」「はい。」

11 「『まっすぐ』という名の通りに行き、ユダという人の家を探しなさい。そこにタルソ出身のパウロという人がいて、いま祈っています。 12 わたしは幻の中で、アナニヤという人が来て、彼に手を置くと、もとどおり見えるようになると知らせておいたから。」

13 アナニヤは驚いて叫びました。「主よ、パウロですって! あの男がエルサレムのクリスチャンをどんな目に会わせているか、聞いております。 14 それに、祭司長たちから逮捕状をもらい、このダマスコのクリスチャンを一人残らず捕らえる権限を持っているという、もっぱらのうわさです。」

15 しかし、主は言われました。「さあ、行きなさい。このパウロこそ、わたしの教えをイスラエル人だけでなく、世界中の人々や王たちに伝えるために、わたしが選んだ人です。 16 彼には、わたしのために、どんなに苦しむことになるかを告げるつもりです。」

17 アナニヤは出かけ、パウロを捜し当てました。そして彼に手を置き、「兄弟パウロ。あなたはここへ来る途中、主にお会いしましたね。その主イエス様が私を遣わしました。あなたが聖霊に満たされ、また見えるようになるためです」と言いました。

18 するとたちまち、パウロの目から、うろこのようなものが落ち、目が見えるようになりました。彼は直ちにバプテスマ(洗礼)を受け、 19 食事をとると、すっかり元気を取り戻しました。

パウロはそれから数日の間、ダマスコのクリスチャンといっしょに過ごすと、 20 すぐにも会堂へ行き、「イエスは神の子である」と語り始めました。 21 そのことばを聞いて、人々は耳を疑いました。「この人は、エルサレムでイエスの弟子たちを迫害した張本人じゃないか。ここへ来たのも、クリスチャンたちをみな縛り上げ、祭司長のもとへ引いて行くためだと聞いていたが……。」

22 しかしパウロは、ますます熱心に、イエスこそほんとうのキリスト(救い主)であることを証明したので、ダマスコのユダヤ人たちは動転するばかりでした。

23 しばらくして、ユダヤ人の指導者たちは、パウロ殺害を決議しました。 24 そして、昼も夜も町の門を見張りましたが、いつしか、この陰謀はパウロの耳にも入ってしまいました。 25 そこで、パウロの話を聞いて信者になった人たちが、夜の間に彼をかごに乗せ、町囲いの城壁からつり降ろしました。

26 エルサレムに着いたパウロは、弟子たちの仲間に加わろうとしましたが、だれもパウロを仲間だとは信じられず、恐れるばかりでした。 27 しかし、バルナバは違いました。パウロを使徒たちのところへ連れて行き、一部始終を彼らに説明しました。パウロがダマスコに向かう途中で主にお会いしたこと、また、主がパウロに語られたことばや、ダマスコでパウロが、イエスの名によって力強い説教をしたことなどを。

28 それで使徒たちも、ようやくパウロを受け入れました。それからは、パウロはいつもクリスチャンと行動を共にし、主の名によって大胆に語りました。 29 また、ギリシヤ語を話すユダヤ人と意見を戦わせることもありました。ところが、彼らの中には、パウロのいのちをねらう者たちがいました。 30 それと知った信者たちは、パウロを故郷のタルソへ帰そうということになり、カイザリヤまで同行して見送りました。

31 こうして教会は、ユダヤ、ガリラヤ、サマリヤのすべてで守られ、どんどん増え広がっていきました。そして、心から主を恐れつつ、聖霊に励まされて前進し続けました。

ペテロの奇跡

32 さて、ペテロは、各地にいる信者を訪問する旅の途中、ルダの町にもやって来ました。 33 そこでアイネヤという人に出会いました。話を聞くと、八年間も中風で寝たきりだといいます。

34 ペテロは、「アイネヤよ。イエス・キリストがいやしてくださるのだ。さあ起きて、自分で床を片づけなさい」と言いました。すると、アイネヤの病気は、たちどころに治ってしまいました。 35 ルダとサロン一帯に住む人々はみな、アイネヤが元気に歩き回っている姿を見て、主イエスを信じるようになりました。

36 そのころ、ヨッパの町にタビタ〔ギリシャ語で、ドルカス〕という名の婦人が住んでいました。クリスチャンで、いつも貧しい人たちのことに心を配り、親切にしていました。 37 ところが、このドルカスが病気で死んでしまったのです。友人たちは葬式の準備をし、遺体を二階に安置しました。 38 ちょうどペテロが近くのルダにいるというので、使いを出し、ぜひヨッパまで足を伸ばしてほしいと頼みました。

39 ペテロは快く承諾しました。彼がヨッパに着くやいなや、人々は待ちかねたように、遺体が置かれている二階の部屋まで連れて行きました。そこは、生前ドルカスにめんどうを見てもらった婦人たちでいっぱいでした。みな目に涙を浮かべながら、ドルカスに作ってもらった服などを彼に見せるのです。 40 ペテロは、みんなを部屋から出し、ひざまずいて祈り始めました。それから遺体のほうを向き、「タビタ、起きなさい」と声をかけました。すると、なんということでしょう。彼女が目を開いたのです! ペテロをじっと見、体を起こしたのです! 41 ペテロは、いたわるように手を取って立たせ、一同を呼び入れました。あっけにとられている人々の前に、ドルカスが立っていたのです。

42 この話はまたたく間に町中に広まり、多くの人が主を信じました。 43 ペテロはしばらくヨッパにとどまり、その間、皮なめしのシモンの家に泊まっていました。

扫罗悔改归主(A)

扫罗仍向主的门徒发恐吓凶杀的话。他到大祭司那里, 要求他发公函给大马士革各会堂,如果发现奉行这道的人,准他连男带女缉拿到耶路撒冷。 他快到大马士革的时候,忽然有光从天上向他四面照射。 他仆倒在地,听见有声音对他说:“扫罗,扫罗!你为甚么迫害我?” 他说:“主啊,你是谁?”主说:“我就是你所迫害的耶稣。 起来,进城去!你应当作的事,一定有人告诉你。” 同行的人,听见声音,却看不见人,只是目瞪口呆地站在那里。 扫罗从地上爬起来,睁开眼睛,却甚么也看不见。他们牵着他的手,领他进大马士革。 他三天都不能看见甚么,不吃也不喝。

10 在大马士革,有一个门徒名叫亚拿尼亚,主在异象中对他说:“亚拿尼亚!”他说:“主啊,我在这里。” 11 主说:“起来,到那叫直街的路上去,要在犹大家里找一个大数人,名叫扫罗。你看,他正在祷告, 12 在异象中他看见一个人,名叫亚拿尼亚,进来为他按手,使他可以再看得见。” 13 但亚拿尼亚回答:“主啊,我听见许多人说起这个人,他在耶路撒冷作了许多苦害你圣徒的事; 14 并且他在这里得到祭司长的授权,要捆绑所有求告你名的人。” 15 主对他说:“你去吧!这人是我拣选的器皿,为要把我的名传给外族人、君王和以色列人。 16 我要指示他,为了我的名他必须受许多的苦。” 17 亚拿尼亚就去了,进了那家,为扫罗按手,说:“扫罗弟兄,在你来的路上向你显现的耶稣,就是主,差我来使你可以看见,又被圣灵充满。” 18 立刻有鳞状的东西,从扫罗的眼里掉下来,他就能看见了。于是起来,受了洗, 19 吃过了饭,就有气力了。

扫罗在大马士革传道

他和大马士革的门徒一同住了几天, 20 随即在各会堂传讲耶稣,说他是 神的儿子。 21 听见的人都很惊奇,说:“在耶路撒冷残害求告这名的,不是这个人吗?他来这里不是要缉拿他们交给祭司长吗?” 22 然而扫罗更加有能力,驳倒住在大马士革的犹太人,证明耶稣是基督。

扫罗逃脱犹太人的谋害

23 过了许多日子,犹太人商议要杀掉扫罗; 24 但他们的计谋给扫罗知道了。他们就在各城门日夜把守,要杀掉他。 25 于是他的门徒就趁夜用大篮子把他从城墙上缒下去。

26 扫罗到了耶路撒冷,想要接近门徒,但大家都怕他,不信他是个门徒。 27 只有巴拿巴接待他,带他去见使徒,把他怎样在路上看见主,主向他说话,和他怎样在大马士革奉耶稣的名放胆讲道,都讲了出来。 28 于是扫罗在耶路撒冷和门徒一同出入,奉主的名放胆讲道, 29 并且与讲希腊话的犹太人谈论辩驳,那些人却想下手杀他。 30 弟兄们知道了,就送他到该撒利亚,差他往大数去。

31 那时犹太、加利利、撒玛利亚各处的教会,都得到平安,被建立起来,存着敬畏主的心过生活,并且因着圣灵的激励,人数增多起来。

彼得医好以尼雅

32 彼得周游各地的时候,也到了住在吕大的圣徒那里。 33 他遇见一个人,名叫以尼雅,害了瘫痪病,在床上躺卧了八年。 34 彼得对他说:“以尼雅,耶稣基督医好你了!起来,收好你的褥子!”他就立刻起来。 35 所有住在吕大和沙仑的人,看见了他就归向主。

彼得使多加复活

36 在约帕有一个女门徒,名叫戴比莎,希腊话叫多加;她为人乐善好施。 37 那时,她因病死了;有人把她洗净了,停放在楼上。 38 吕大靠近约帕,门徒听说彼得在那边,就派两个人去求他,说:“请到我们那边去,不要耽延!” 39 彼得就动身,跟他们一同去。到了之后,他们领他上楼。所有寡妇站在彼得旁边哭,把多加和她们在一起的时候所做的内衣外衣拿给他看。 40 彼得叫大家出去之后,就跪下来祷告,然后转过身来对着尸体说:“戴比莎,起来!”她就睁开眼睛,一看见彼得,就坐了起来。 41 彼得伸手扶她起来,叫圣徒们和寡妇都进来,把多加活活地交给他们。 42 这事传遍了约帕,就有很多人信了主。 43 此后,彼得在约帕一个制皮工人西门的家里住了许多日子。

Saulus wird von Jesus zum Apostel berufen (Kapitel 9)

Saulus begegnet Christus

Saulus verfolgte noch immer voller Hass alle, die an den Herrn glaubten, und drohte ihnen an, sie hinrichten zu lassen. Er ging zum Hohenpriester und ließ sich von ihm Empfehlungsschreiben für die jüdische Gemeinde in Damaskus mitgeben. Sie ermächtigten ihn, auch dort die Anhänger der neuen Lehre aufzuspüren und sie – ganz gleich ob Männer oder Frauen – als Gefangene nach Jerusalem zu bringen.

Auf seiner Reise nach Damaskus, kurz vor der Stadt, umgab Saulus plötzlich ein blendendes Licht vom Himmel. Er stürzte zu Boden und hörte eine Stimme: »Saul, Saul, warum verfolgst du mich?« »Wer bist du, Herr?«, fragte Saulus. »Ich bin Jesus, den du verfolgst!«, antwortete die Stimme. »Steh auf und geh in die Stadt. Dort wird man dir sagen, was du tun sollst.« Die Begleiter von Saulus standen sprachlos da, denn sie hatten zwar die Stimme gehört, aber niemanden gesehen. Als Saulus aufstand und die Augen öffnete, konnte er nicht mehr sehen. Da nahmen sie ihn an der Hand und führten ihn nach Damaskus. Drei Tage lang war er blind und wollte weder essen noch trinken.

10 In Damaskus wohnte ein Jünger von Jesus, der Hananias hieß. Dem erschien der Herr in einer Vision. »Hananias«, sagte er zu ihm. »Ja, Herr, hier bin ich«, erwiderte der Mann. 11 Der Herr forderte ihn auf: »Geh zur Geraden Straße in das Haus von Judas und frag dort nach einem Saulus aus Tarsus. Er betet gerade 12 und hat in einer Vision einen Mann gesehen, der Hananias heißt. Dieser kam zu ihm und legte ihm die Hände auf, damit er wieder sehen kann.« 13 »Aber Herr«, wandte Hananias ein, »ich habe schon von so vielen gehört, wie grausam dieser Saulus in Jerusalem die verfolgt hat, die zu dir gehören. 14 Außerdem haben wir erfahren, dass er eine Vollmacht der obersten Priester hat, auch hier alle zu verhaften, die dich anbeten.« 15 Doch der Herr sprach zu Hananias: »Geh nur! Ich habe diesen Mann als mein Werkzeug auserwählt. Er soll mich bei den nichtjüdischen Völkern und ihren Herrschern, aber auch bei den Israeliten bekannt machen. 16 Dabei wird er erfahren, wie viel er um meinetwillen leiden muss.«

17 Hananias gehorchte. Er ging in das Haus von Judas, fand dort Saulus und legte ihm die Hände auf. »Lieber Bruder Saulus«, sagte er, »Jesus, der Herr, der dir unterwegs erschienen ist, hat mich zu dir geschickt, damit du wieder sehen kannst und mit dem Heiligen Geist erfüllt wirst.« 18 Im selben Moment fiel es Saulus wie Schuppen von den Augen, und er konnte wieder sehen. Er stand auf und ließ sich taufen. 19 Nachdem er gegessen hatte, erholte er sich schnell.

Aus dem Verfolger wird ein Verfolgter

Einige Tage blieb Saulus bei der Gemeinde in Damaskus. 20 Gleich nach seiner Taufe begann er, in den Synagogen zu predigen und zu verkünden, dass Jesus der Sohn Gottes ist.

21 Seine Zuhörer waren fassungslos. Ungläubig fragten sie: »Ist das nicht der, von dem alle in Jerusalem, die sich zu Jesus bekennen, so erbarmungslos verfolgt wurden? Und ist er nicht hergekommen, um die Anhänger dieses Mannes auch hier in Damaskus zu verhaften und an die obersten Priester in Jerusalem auszuliefern?« 22 Saulus aber konnte immer überzeugender beweisen, dass Jesus der versprochene Retter ist, so dass die Juden in Damaskus dem schließlich nichts mehr entgegenzusetzen hatten.

23 Deshalb beschlossen sie nach einiger Zeit, Saulus zu töten. 24 Der aber erfuhr von ihren Plänen; Tag und Nacht bewachten sie die Stadttore, damit er ihnen nicht entkam. 25 Da ließen ihn einige aus der Gemeinde, die durch ihn zum Glauben gefunden hatten, nachts in einem großen Korb die Stadtmauer hinunter, und so konnte er fliehen.

Saulus bei der Gemeinde in Jerusalem

26 Nachdem Saulus in Jerusalem angekommen war, versuchte er, sich dort der Gemeinde anzuschließen. Aber alle hatten Angst vor ihm, weil sie nicht glauben konnten, dass er wirklich ein Jünger von Jesus geworden war.

27 Endlich nahm sich Barnabas seiner an. Er brachte ihn zu den Aposteln und berichtete dort, wie Saulus auf der Reise nach Damaskus den Herrn gesehen hatte. Er erzählte, dass Jesus zu Saulus geredet und dieser dann in Damaskus furchtlos im Auftrag von Jesus die rettende Botschaft verkündet hatte.

28 Nun erst wurde Saulus von der Gemeinde in Jerusalem herzlich aufgenommen. Er ging bei ihnen aus und ein und predigte in der Öffentlichkeit unerschrocken im Namen des Herrn. 29 Mit den Griechisch sprechenden Juden führte er Streitgespräche. Bald trachteten auch sie ihm nach dem Leben. 30 Als die anderen Gläubigen davon erfuhren, brachten sie Saulus nach Cäsarea. Von dort reiste er in seine Heimatstadt Tarsus.

31 Die Gemeinde, die sich in Judäa, Galiläa und Samarien weiter ausbreitete, hatte nun Frieden und wuchs beständig. Die Gläubigen lebten in Ehrfurcht vor dem Herrn, und durch das Wirken des Heiligen Geistes schlossen sich immer mehr Menschen der Gemeinde an.

Petrus in Lydda und Joppe

32 Auf einer seiner vielen Reisen durch das ganze Land kam Petrus auch zu der Gemeinde in der Stadt Lydda. 33 Dort traf er Äneas, einen Mann, der schon acht Jahre lang gelähmt im Bett lag. 34 Petrus sagte zu ihm: »Äneas, Jesus Christus heilt dich. Steh auf und mach dein Bett!« Tatsächlich stand der Gelähmte auf und konnte gehen. 35 Als die Einwohner von Lydda und den umliegenden Orten in der Scharon-Ebene den Geheilten sahen, wandten sie sich Jesus, dem Herrn, zu und glaubten an ihn.

36 In der Stadt Joppe lebte eine Jüngerin von Jesus. Sie hieß Tabita. Der Name bedeutet »Gazelle«. Tabita tat viel Gutes und half den Armen, wo immer sie konnte. 37 Als Petrus in Lydda war, wurde sie plötzlich krank und starb. Man wusch die Tote und bahrte sie im oberen Stockwerk ihres Hauses auf. 38 Joppe liegt nicht weit von Lydda. Die Gemeinde in Joppe schickte deshalb zwei Männer mit der dringenden Bitte zu Petrus: »Komm, so schnell du kannst, zu uns nach Joppe!«

39 Petrus ging sofort mit ihnen. Als er angekommen war, führte man ihn in die Kammer, in der die Tote lag. Dort hatten sich viele Witwen eingefunden, denen Tabita in ihrer Not geholfen hatte. Weinend zeigten sie Petrus Kleider und Mäntel, die Tabita ihnen genäht hatte. 40 Doch Petrus schickte sie alle hinaus. Er kniete nieder und betete. Dann wandte er sich der Toten zu und sagte: »Tabita, steh auf!« Sofort öffnete sie die Augen, sah Petrus an und richtete sich auf. 41 Petrus reichte ihr die Hand und half ihr aufzustehen. Dann rief er die Gläubigen und die Witwen herein, die mit eigenen Augen sehen konnten, dass Tabita lebendig vor ihnen stand. 42 Bald wusste ganz Joppe, was geschehen war, und viele fanden zum Glauben an den Herrn. 43 Petrus blieb danach noch längere Zeit in Joppe und wohnte im Haus des Gerbers Simon.