1ヨハネ 3
Japanese Bible: Easy-to-Read Version
これを見ろ!神の子かどうかは一目瞭然
3 目に入れても痛くないほどに、お父さんは私たちのことを愛してくれている。私たちは神の子としてただ呼ばれただけでなく、実際に本当の子供として扱ってくれている。しかし、世の中の人は私たちが神の子だとは思っていない。なぜなら、人々は神の存在を知らないからだ。 2 愛する友よ!私たちはすでに神の子だ!私たちは将来、どのような姿になるのかは知らないが、救い主が戻ってきた時、私たちが救い主のような姿になるのは知っている!イエスの本来の姿を目の当たりにするんだ! 3 そのイエスの姿とは、潔白、純粋そのものだ!そして、そのことを信じる者は誰であれ潔白であり、純粋であり続ける。
4 過ちを犯せば、神の掟を破る。そうだ!過ちを犯す生活習慣は神の掟に反しているということだ。 5 救い主が人間となって来てくれたのは、私たちの犯した過ちを取り除くためであったことをあなた達はよく知っている。そして救い主自身は何の過ちも犯していない。 6 だから、救い主に従って生きるのなら、過ちを犯し続けることはないのだ。そして、もし過ちを犯し続けるなら、その人は救い主を本当の意味で理解できていない上、個人的な関係を築いていないということになる。
7 愛する子供たちよ!曲がった真理をうっかりと信じることがないように!そんな教えについて行ってはいけない!救い主はいつだって正しいことを行った。だから、いつも救い主を模範にし、正しいことを行うのだ。 8 しかし、悪魔は最初からずっと過ちを犯し続けてきた。そう!誰でも過ちをし続ける者は、悪魔と手を組んでいるということなのだ。しかし、この悪魔の働きに終止符を打つために、神のひとり子はこの世にやって来たのだ!
9 神の子であれば過ちを繰り返し行うことはない。なぜなら、その人の中に神が送った新しいいのちが宿っているからだ。そう!もう過ちを犯し続けることができないのだ。それはその人が神の子供になったからだ。 10 だからこそ、神の子たちは誰なのか、悪魔の子たちは誰なのか、そう言ったことはその人を見れば一目瞭然だという訳だ。神の子ではない人々というのは、正しいことをやらず、教会の兄弟、姉妹を愛さず、傷つける人たちのことだ。
神の子は救い主の新たな戒めを守る
11 「互いに愛し合いなさい」これは初めから教わってきたことだろう。 12 カインの様にはなるな!カインは悪魔に属したがゆえに、自分の弟を殺してしまった——【創世記を参照。初めの人間アダムとエバの子供、カインが弟アベルを殺すという人類初の殺人事件】
なぜ弟を殺すはめになったのか?それは、弟アベルは正しい行いをし、兄カインは自己中心的な行いをしたからだ。
13 だから、兄弟、姉妹たちよ!この世の人間に嫌われたからといって驚くんじゃない。 14 私たちは知っている。私たちは死の力から解放され、いのちの力に加わったということだ。私たちは、教会のみんな一人一人を愛しているから、このことを知っている。誰でも他の人を愛さない人は、ずっと霊的な死の力に囚われているのだ。 15 誰でもイエスを信じる仲間たちと交流を深めることを嫌う者は、霊的な殺人者だ。そして、そのような殺人者は永遠のいのちを得ることはできない。
16 イエスが私たちの為に命を捧げたことで、私たちは初めて真の愛を知ることができた。だから、私たちも兄弟、姉妹のために人生を捧げ、死んでも愛そうではないか。 17 もし、生きる上で必要なものを全て持っている神を信じる者が、必要を抱えている人を見ても、何の手助けもしないのなら、その人の中には神の愛がないということがわかる。 18 私の子よ!私たちの愛は、口先だけではなく、本物でなければならない。そうだ、行動で示さない愛に価値などない! 19-20 行動に出て、初めて神の真理に従っていることが分かる。そして、良心に恥じず、神の前に立てるのだ。もし悪いことをしたと、罪悪感を感じたとしても、安心するんだ。何でも知っている神の「心」は計り知れないほど広い。
21 愛する友よ!良心に恥じない生き方をしているなら、神が再び戻ってくる時、胸を張って神のもとへ行ける。 22 そして、私たちが神の心に従うからこそ、求めるものは何でも神から与えられるのだ。 23 神が私たちに願っていることは、ひとり子であるイエス・キリストを信じ、彼の教えどおりに人々と愛し合う事なのだ。 24 この教えに喜んで従う人は、神の中に住み、また神もその人の内に住んでくれる。どうして神が内に住んでくれていると分かるかって?神が与えてくれた聖霊が確信を与えてくれるからだ!
ヨハネの手紙Ⅰ 3
Japanese Living Bible
神の子どもとされた私たち
3 天の父は、どんなに私たちを愛しておられることでしょう。私たちを、ご自分の子どもとして受け入れてくださったほどです。考えてもごらんなさい。神の子どもとされたのです。ところが、神を知らない多くの人は、当然、私たちが神の子どもであることを理解できません。 2 愛する人たち。私たちは、もうすでに神の子どもなのです。これから先のことは想像もつきませんが、ただこの一事だけはわかっています。つまり、キリストが再び来られる時、私たちはキリストに似た者となるということです。その時、キリストのありのままの姿を見るからです。
3 このことをほんとうに信じる人はみな、自分の身を、いつもきよく保とうと心がけます。キリストはきよいお方だからです。
4 罪を犯し続ける人は、神に逆らっているのです。罪はすべて、神のお心に反する行為だからです。 5 あなたがたは、キリストが人間となられたのは、私たちの罪を取り除くためであったことをよく知っています。また、キリストは何の罪も犯さず、どんな時にも、神のお心からそれなかったことも知っているはずです。 6 ですから、もし私たちが、いつもキリストのそば近くにおり、従順に従うなら、罪を犯し続けたりしないですみます。罪を犯す人々は、真の意味でキリストを知らず、キリストのものとなっていないからです。 7 愛する子どもたち。このことで、だれにも惑わされてはいけません。もし、あなたがたがいつも善を行っているなら、キリストと同じように正しく歩んでいるのです。
8 しかし、もし依然として罪を犯し続けるなら、それは悪魔の子になり下がった証拠です。悪魔は、初めの罪以来、ずっと罪を重ねてきました。神の御子は、この悪魔のしわざを打ち破るために来られたのです。 9 神の家族の一員として新しく生まれた人には、神のいのちが宿っているので、もはや罪を犯す習慣はありません。新しいいのちに支配されているので、罪を犯し続けることができないのです。その人は神によってもう一度生まれたのです。
口先ではない真実の愛
10 そこで今、私たちは、神の子どもと悪魔の子どもとを、はっきり見分けることができます。罪の生活を送り、兄弟であるクリスチャンを愛さない者は、自分から神の家族ではないと証明しているようなものです。 11 私たちは初めから、「互いに愛し合いなさい」と教えられてきたからです。 12 カインのようになってはいけません。カインは悪魔の子どもになって、弟を殺しました(創世4章)。弟の正しい生活と比べて、自分の生活があまりにも悪いと自覚していたからです。
13 ですから、皆さん。たとえ全世界があなたがたを憎んでも、驚いてはいけません。 14 ほかの兄弟(信仰を同じくする者)を愛しているなら、自分が霊の死から救われ、いのちを与えられたことを確信できます。そうでない者は、その死にとどまっているのです。 15 だれでも兄弟を憎む者は、心の中で人殺しをしているのです。言うまでもないことですが、人殺しをする者に永遠のいのちはありません。
16 キリストは、私たちのために進んでいのちを捨ててくださいました。そのことによって、私たちは愛を知ったのです。ですから、私たちも兄弟のために、いのちを捨てるべきです。 17 自分ではぜいたくに暮らしていながら、困っている兄弟がいても、見て見ぬふりをするとしたらどうでしょう。どうして、その人に神の愛があると言えるでしょう。 18 子どもたちよ。口先だけで人を愛するのではなく、真実をこめて愛し、実践によって神の愛を示そうではありませんか。
19 そうすれば、自分が神の側に立っていることを強く確信し、主の前に平安があるのです。 20 たとえ心に責められることがあってもです。 21 しかし、愛する人たち。もし私たちの良心が潔白であれば、完全な確信と信頼を持って主の前に出ることができます。 22 また、願い求めるものは何でもいただけるのです。なぜなら、私たちは主に従い、主に喜ばれる行いをしているからです。 23 神の命令には、喜んで従わなければなりません。つまり、御子イエス・キリストの名を信じ、互いに愛し合わなければなりません。 24 神の命令に喜んで従う人は、神と共にいるのです。そして、神もその人のそばにいてくださるのです。これは、神が私たちに与えてくださった聖霊によって教えられることです。
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