そこへ何人かのパリサイ人たちが来て、イエスに、「あなたは離婚をお認めになりますか」と尋ねました。もちろん、これはわなでした。

「モーセは、離婚について何と言いましたか。」反対に、イエスがお尋ねになりました。

「離婚してもさしつかえないと言いました。ただその時は、男が女に離縁状を書くのが決まりですが。」

「なぜモーセはそう言ったのか、考えてみなさい。あなたがたの心が邪悪で強情だったから、しかたなく認めたのです。 6-7 離婚は神の意思に反します。神は創造の初めから、人を男と女とに造られたのです。ですから、人は両親から離れて、 妻と一体となるのです。もはや二人ではなく一人なのです。 神が一つにしてくださったものを、だれも引き離してはなりません。」

10 イエスが家に戻られると、弟子たちはまた、この問題を持ち出しました。

11 イエスは言われました。「ほかの女と結婚したいばかりに妻を離縁するなら、妻に対して姦淫を犯すのです。 12 また夫と離婚して別の男と再婚する女も同様です。」

13 さて、イエスに祝福していただこうと、人々が子どもたちを連れてやって来ました。ところが弟子たちは、彼らをじゃま者扱いし、追い返そうとしました。

14 それをごらんになったイエスは、憤って弟子たちをおしかりになりました。「子どもたちを自由に来させなさい。神の国は、この子どもたちのような者の国なのです。追い払うなど、とんでもないことです。 15 いいですか。よく言っておきますが、小さな子どものように神の国を受け入れる者でなければ、決してそこに入ることはできません。」

16 それから、子どもたちを抱き上げ、頭に手を置いて、祝福されました。

Read full chapter