一行は湖の向こう岸へ渡りましたが、食べ物を持って来るのを忘れていました。

イエスは、「パリサイ人とサドカイ人のパン種に気をつけなさい」と忠告しましたが、 弟子たちはパンを忘れてきたので、自分たちをしかっておられるのだろうと勘違いしました。

それに気づいたイエスは言われました。「ああ、信仰の薄い人たちよ。なぜそんなに、食べ物を持って来なかったことを気に病むのですか。 まだわからないのですか。五つのパンを五千人に食べさせた時、幾かごものパンが余ったではありませんか。 10 また四千人に食べさせた時も、たくさんのパンが余りました。 11 パンのことなど問題ではないことが、どうしてわからないのですか。もう一度、はっきり言いましょう。わたしは、『パリサイ人とサドカイ人のパン種に気をつけなさい』と言ったのです。」

12 それでやっと弟子たちにも、パン種とは、パリサイ人やサドカイ人のまちがった教えのことだとわかったのです。

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